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白い家の殺人
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白い家の殺人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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歌野氏の2作目。家シリーズは3作あるが、他の家が長い家と動く家ということでタイトルになっている家の構造がトリックと綿密に絡んでいるのですが、本作の白い家は家が白いということが全く事件と関係ありません。 単に舞台となる館が白かったというだけです・・・。その意味ではオーソドックスな館ものの本格推理に仕上がっています。 島田荘司氏の影響が最も顕著な作品ではないでしょうか。 人間関係が実は・・・・でしたパターンがやや強引な感じがするし、話の運びもなんかギクシャクしていて、現在の歌野氏からすると何とも稚拙な印象を受けてしまうが、館殺人ものとしてのツボは押さえた展開なのでミステリーファンには最後まで退屈せずに楽しめるだろう。 | ||||
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家シリーズ2作目。 猪狩家の別荘で少女の逆さ吊り死体が発見される。しかも密室。 そこで呼び出されたのが探偵・信濃譲二であった。 相変わらずプロローグが全てを物語ってます。 前回に引き続き市之瀬徹が出演していて、読者の視点で疑問や体験による推理材料を詳らかに提示してくれる。徹は臨時の家庭教師としてやってきたのだが、やっぱ運のないことに殺人に出くわしてしまう。逆さ吊り殺人の時点で信濃に依頼をするが、彼が到着するまでになんと第2の殺人が発生するのであった・・。 今回も凄まじい話だった。 最後の最後まで犯人の動機を知ることができなかった信濃。 そして事件の幕が下りたあと知らされるその忌わしき動機には、一人の人間の醜さと愚かしさ、そして悲しみを綴った日記帳を読むことで明かされる。ゾッとしましたよこの日記帳には(笑)。それにしても読後感はまさに「ポッカリ穴が空いた感じ」でした。 私はこのシリーズおよび信濃譲二が好きな理由は以下3点。 1、きれいごと抜きにして人間の容赦のない本能を描いている。 2、信濃譲二の妥協せず同情もせず飄々とするそのキャラクター。 3、どんな最低な人間だったとしてもその命を他人が終わらす権利はないという観念。 | ||||
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「長い家の殺人」から1年にして、驚くような成長をしています。綾辻や我孫子を彷彿とさせる密室の作り方などは、作者の技量が大きく上がっています。今、確実に評価するのは難しいとは思いますが、「葉桜の季節に君を想うということ」で注目したのであれば、読んでみては? | ||||
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