■スポンサードリンク
(短編集)
縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
縛り首の塔の館 シャルル・ベルトランの事件簿の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
古き良き時代の正統派本格ミステリーの復興を目指した故・加賀美雅之氏の惜しくも最後の作品となってしまった短編集である。 魅力的かつ怪奇な不可能犯罪に大掛かりな物理トリックと全てが最後に論理的に解決がつく形式のけれん味溢れるミステリー作品が5編収録されている。 この作品に犯人がすぐ分かる、トリックに現実性がない、展開が古臭いなどと揶揄するのはお門違いである。基本的に犯人当ての趣向もあるがフーダニット要素はあくまでオマケで徹底的にハウダニットに拘った趣向だ。 まさにトリックを堪能する作品集である。 いずれの作品にも犯行現場の見取り図と昭和っぽいイラストが挿入されて気分を盛り上げる。 最近の変則ミステリーに真っ向から挑戦した王道本格推理作品集として非常によく出来た作品である。 あとがきではこの次の作品集も書かれるような感じだが、作者の死去により不可能となってしまったのが惜しまれる。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!