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われらのゲーム
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われらのゲームの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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上記のとおり。 | ||||
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80年代末のソ連邦崩壊に伴う東西冷戦の終結は、ルカレにとっても今までの英国諜報部対ソ連情報部の死闘という大きなテー マに一区切りを付ける機会となったに違いない。巻末の訳者の解説には、ルカレは93年夏にロシアを訪問、この著書の主要な登 場人物となる何人かの人間と出会い、そこで大国ロシアに虐げられてきた南ロシアの少数民族の悲劇を知ることになるとあ る。本書の後に続く「ナイロビの蜂」、「サラマンダーは炎のなかに」「誰よりも狙われた男」等々、ルカレがその後大きなテーマと して取り上げていくのは「虐げられし者たち」への同情と、大国や国際的大企業、冷徹な官僚などへの抵抗である。私 にとってこの「われらのゲーム」は20年来の再読となるが、この20年間の国際情勢の変化と、ルカレの取り組んだテーマを考え ると初読時に比べるとより良く理解しながら読むことが出来たと思う。ルカレの作品を読むときには、読者自身もそれなり の緊張感をもって読み続けることが肝要だ。知的すぎる会話、あまりにも詳細に描かれる情景や人物の内省、そして何 度も現在と過去がスイッチバックされる煩雑さ、そういったものを乗り超えながら読むことが必要とされる。本書もそうだ。 決してスパイ小説やスリラーという分野に限定されるものではなく、主役の英国情報部の現場指揮者であるクランマーだけでなく、 多くの登場人物の魂の葛藤を深く描いていく。最近は知らないが、以前ルカレは良くノーベル文化賞の候補に挙がっていた。 それほど純度の高い高品質の作品をルカレは常に書いてきた。そして、本書「われらのゲーム」もそのような高い品格の作品 であることを再認識することができた。 | ||||
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もう一度読みたくて、自分の本棚に置きたくて、でも本屋さんには無くて、古本屋にも無くて…アマゾンにあってよかったです。「ナイロビの蜂」に流れてるルカレ的恋愛小説です。そこに諜報技術があふれています。好きな一冊です。 | ||||
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