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ストーン・シティ
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ストーン・シティの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.88pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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暴力や同性愛など、かなりきわどい内容が、張り詰めた描写で描かれる。面白い題材なんだろうけど、とにかく刑務所の中というのは余裕がなさすぎる。その特殊な環境の中で生き抜くこと、のし上がることには、才覚と運が必要なんだけど、暴力と切り離せないことが、人物造詣の多彩さを損なわせていることはまちがいない。つまらなくはない。確かに一気読みに近い形で上巻を読破したことは事実。しかし作品のタッチや世界観が自分の好みに合っていたのか、下巻まで読むのか、読む必要があるのかどうかは思案中。 | ||||
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’93年、「このミステリーがすごい!」海外編第1位に輝いた問題作。 舞台は、約2000人の凶悪犯が収容された、ひとつの街ほどの規模を持つ巨大な重警備刑務所。ストーリーは、飲酒運転で少女を轢き逃げし、実刑を食らった大学教授バウマンが、刑務所内で起こった連続殺人事件の捜査を強制的にさせられるというもの。バウマンは、殺人の被害者と親しかったゲイの青年の助けを借り、事件の関係者を洗うのだが・・・。 <暴走族クラブ>、<終身刑囚クラブ>、<白人同盟>、<黒い国士軍>の各グループを始め、メキシコ人グループやインディアングループが、それぞれ覇権を争い、それに看守や警察・検察がからんで捜査は一筋縄では行かない。 しかし本書は、とおりいっぺんの犯罪捜査小説ではない。スミスはむしろ刑務所の内部実態を生々しく描くことを主眼においているように思える。バウマンにしても青白い学者としてではなく、『ダイ・ハード』のようなタフな主人公として描かれる。 キーワードはまさに暴力と汚物だろう。本書で詳細に、「これでもか」と容赦なく描かれる刑務所内部はまさに地獄か魔界。悲劇的な幕切れと共に、桁外れの凄まじさが読む者を圧倒する。 | ||||
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