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紫のアリス
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紫のアリスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「書店員が選んだもう一度読みたい文庫 イッキ読み部門第1位」の触れ込みにつられ購入。 幻惑的な雰囲気と、見え隠れする不思議の国のアリスの世界に引き込まれた。 しかし後半、内容紹介にもある「十重二十重のトリックにがんじがらめ」とやらが過剰に感じた。 人物像が書き込まれていない、トリックのための登場人物の人数を増やされても、パズルゲームをしていうるのではないし、小説としてはいまいち楽しめない。 | ||||
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まあまあ。ところどころ言葉の使い方や物語の細かい設定が古臭いところがあるものの、混濁した記憶を持つ主人公を中心に不思議の国のアリスの登場人物たちが登場しつつ、不倫やら横領やら老人ホームやら自殺やら不慮の死やら、ドロドロした人間関係と不穏な事件が取り巻くどす黒い雰囲気は嫌いじゃない。ただ、こうしたサイコ系の話にありがちなように、最後の最後でいまいち話の結論がわかりにくく、読者に解釈をゆだねる部分があるのはちょっと肌に合わない。あと、真相はミステリをそこそこ読む人なら見通せる展開ではある。 | ||||
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書店で見かけ、店頭のPOPや、帯にあった「書店員による推薦文」を真に受けて買ってしまった。 結末が気になり、確かに一気には読みました。 でも、イヤミスならイヤミスとPOPや帯にどうして書いておいてくれないのか。このアマゾンの商品説明にははっきりイヤミスであると書いてあるのに。 後味が悪く、読んだことを後悔しています。早く忘れたい。知らない書店員の推薦文だけをもとに読んでみようかなと読み始めてしまった(そして最後まで読んでしまった)自分が情けなく泣きたい気持ちです。私はイヤミスは読みたくないので、ちゃんと調べてから読むかどうか決めるべきでした。 | ||||
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白ウサギと三月ウサギ、トランプの庭師と兵士がごっちゃになっているのが気になったけれど、これって「信用できない記憶」の象徴なのかな。 主人公の物忘れが半端じゃなく半端なので、思い出したつもりのことも信用していいものかどうか。 あるいはタイトルの「紫のアリス」が指し示している人物が本当の主人公で、その行動や考えについて想像させるのが一番の目的なのかな。 『姑獲鳥の夏』と『巷説百物語』をちょっと思い出しました。って、アリスは妖怪じゃないけど。 | ||||
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紗季の前に次々にあらわれる『不思議の国のアリス』の登場人物たち。彼らはなにが言いたいんだろう?私は狙われているのか?と恐怖をつのらせていく紗季。 会社を辞めたあとに購入したマンションの住人たち。バイクで轢かれそうになったときに知り合った新田という男性。途中で、な~んかうさんくさいなあこの人たち、と感じてしまう。なんとなくこうなんじゃないか、と先が読めてしまうところがちょっと物足りない。 そして私にとって大事なのは読後感です。どんな結末であれ、あ~おもしろかった!と理屈抜きに思えるのがいい作品だと思っているのですが、なんとなく奥歯に物が挟まったような感覚といいましょうか、すっきりしないんですよね。。。たぶん、設定に無理があるんでしょう。 柴田よしき氏の作品は、他の作家との短編集で読んだことがあるのみで、長篇を読んだのはこれがはじめてなのですが。。。他の作品も読んでみないと評価のほどはわからないですね。 | ||||
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