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雪虫



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【この小説が収録されている参考書籍】
雪虫
雪虫 (中公文庫)
新装版-雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)

雪虫の評価: 3.24/5点 レビュー 34件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.24pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全15件 1~15 1/1ページ
No.15:
(5pt)

読み終えた後,Googleマップで現場を辿るのも楽しいです

鳴沢了シリーズの1巻です。事件解決までのストーリーも飽きさせませんが,刑事同士の会話が興味深いです。罵りあい,皮肉,からかい,暴言等何でもありです 笑。現実ではどうなのでしょうかね。また,新潟が舞台になっています。新潟には行ったことがありませんが読み終えた後,鳴沢が通った道筋をマップで辿るのも楽しいです。436ページもある小説ですが,どんどん読んでいきました。ぜひ,11巻まで読みたいと思います。
余談ですが,事件の後鳴沢は東京に行くと言っています。シリーズ2巻では東京多摩署の刑事になって活躍します。鳴沢は,新潟県警の職員なので,新潟県の地方公務員です。東京の警察官つまり警視庁には,東京都の試験を再度受けなければ入れません。書類1枚で異動はできません。警察マニアの皆さんはこういうところはとっくにお気づきだと思います。
新装版-雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:新装版-雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)より
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No.14:
(4pt)

警察小説

たまたま書店で見つけたもので、堂場瞬一さんの作品は初めてですが、警察小説ということで購入しました。シリーズで読んでみようと思います。
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No.13:
(4pt)

50年前の事件を愚直なまでに追求

刑事とはこれほどまでに真面目な行動をとるのかと感心させられる。たとえ親族に対しても過去の真相をとことん突き詰める。政治家がいい加減な時代にあってこういう刑事が徹底的に真相を暴いてくれないかと期待してしまう。
新装版-雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)Amazon書評・レビュー:新装版-雪虫-刑事・鳴沢了 (中公文庫)より
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No.12:
(5pt)

人間臭さ

改めて読みましたが、刑事小説の枠に収まらない人間ドラマに心揺さぶられました。
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4122068215
No.11:
(5pt)

この本で、はまりました

偶然駅で列車を待っている間に見つけたこの一冊で著者の虜になりました。湯沢町や県内の箇所が登場するのも嬉しかったです。それからずっと堂場さんの作品を読んでいます。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.10:
(5pt)

よかった

購入前にレビューをいくつかみてみたけれど、評価があまり高くなかった。読んでみて、私は本作品は良かったと思う。
祖父と父に続き自分も刑事という主人公が50年を隔てた事件を追う。父親との確執。祖父の過去。証人として現れた初恋の女性との再会。
新潟の地理も詳しく描写されていて過去この地に住んだことのある私には懐かしく思えた。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.9:
(4pt)

鳴沢了は、何作か読んでから、この第1作を。

私は、レビューを読んで、第4作「孤狼」から入りました。面白かったので、その後も、3作品読んだら、ぜひ第1作が読みたくなりました。多分、第1作から入ったら、鳴沢了と付き合うのは辛い。でも、原点となる第1作は、読むべきです。回り道してから読むと、本当に面白いです。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.8:
(4pt)

SRのコーナリングから始まる刑事物

ストイックなまでの主人公と警察署長の父、そして祖父の思い。3代続く警察官のそれぞれの時代背景をバックに次第に解き明かされる事件の真相。見えそうで見えない犯人像を追い詰め、そして行き着く先に待ち受ける「人間性」とは。冒頭のバイクシーンの共感から手に取った文庫でしたがが、最後までしっかりと読ませてもらいました。硬派な内容でした。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.7:
(4pt)

まあまあ。

堂場氏の文体が好きならば是非読んでください。お勧めです。まあまあ。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.6:
(5pt)

次が楽しみな、まずは入り口

日本には、欧米で言うところの探偵という職業にあたるものは実際にはないから、「推理もの」「探偵もの」「事件もの」のすべては、「警察もの」に集約されると思う。だから、様々な方向から警察と警察官を扱った、サスペンス、ドラマ、謎解きが生まれている。従来型の、ただヒーロ的な警察官が謎、事件を解くだけではなく、切り口が様々な作品がどんどん生まれ、楽しみだと言える。本作の作者堂場瞬一も、その文脈で、新しい警察小説を切りひらこうとしているのだと思う。そして、本作はこれから続く刑事・鳴沢了シリーズの第一作であり、今後を占うすべてのコンテンツが足早に紹介されたものだと考えられる。その意味では、多少ストーリー展開に緩慢なところ、意味の余り感じられない登場人物の現れ方など気になるところもあるかもしれないが、それは今後の布石として、我慢できる。捜査一課という晴れ舞台だけど、その舞台自身は新潟という、これまでの首都圏とは違う、地方警察に置かれているところがおもしろい。一方、新潟を余りに知らないことで、当初不安があったが、その点は主人公が青春を東京で過ごしたとの設定で、うまく新潟を紹介する形をとって、とても自然に溶け込めた。もう一つの特徴は、祖父・父・息子、という男系家族における葛藤、歴史という部分に警察という組織を絡めたところ。これが、ドラマの厚みを増している。スリリングな展開は、ページの厚みを感じさせないおもしろさがあった。今後の展開が期待される作品と思える。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.5:
(4pt)

五十年前の殺人事件と鳴沢了の親子関係

祖父・父を継いで刑事になった、鳴沢了と新米刑事の大西海のコンビが事件を解決する。湯沢で殺された老女はかつて宗教教団の教祖で、五十年前の殺人事件に関わったことを突き止めた。鳴沢了は二つの事件の関連を確信し、祖父に尋ねてみるが結論はどうなるのか?本書は、あまり器用とは思えない鳴沢了の成長物語として読むことが出来るのではないでしょうか。いろいろな人とかかわり、行動することで成長することになるのだろう。そこで、どう祖父や父との関係を修復するのか。そこがポイントとなっていくだろう。今回の相棒である大西海君は、新米刑事として鳴沢了とは全く違う性格であるが、彼と共に仕事をすることでどんどん成長して行く姿をみるのも面白い。本書は内容の割にはちょっと長い(全470ページ)ような感じがしました。長く感じました。それでも、全巻読んでみようとおもいます。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.4:
(4pt)

人生のブレイクスルーが描かれている

田舎町の片隅で老女が殺された。当初は簡単に片が付く事件に見えたが、意外にも捜査は難航する。老女がかつて新興宗教の教祖だったことを突き止めた県警の鳴沢刑事は、所轄の新米刑事と組んで被害者の過去を洗っていく。やがて浮かび上がった事実は、鳴沢自身の人生をじわじわと揺るがしていく。警察小説の主人公というと、何かしら固い信念を持った男臭いキャラというのが定番ですが、この主人公鳴沢刑事はまた随分と極端です。純粋な正義感で突っ走り、杓子定規で全てを測り、測りきれないものは切り捨てるか見下す。しかも見下したことをそのまま言葉で相手にぶつけるという、ちょっとむかつくキャラです。相棒はというと、人柄はいいけど新米で全然使えない。そんな二人が事件を掘り起こしていく序盤は、読んでいて正直少々イライラしました。ところが物語中盤、事件に新たな局面を見せるとともに、主人公達にも変化が表れます。鳴沢は自らの頑ななまでの信念を初めて疑い、そして新米刑事は見よう見まねで少しずつ刑事らしくなっていく。ミステリーの展開と主人公の心理描写が絡み合うストーリーに惹き付けられ、一気に読みました。自分の選んだ道で自信を付けた人間が、そこに留まらずにさらなるレベルを目指すためには、己の限界に気付いて打ち破る必要があります。だれもが経験するであろうそんなブレークスルーの瞬間を刑事の視点で描いた、警察小説というよりは男の成長物語と言える佳作でした。試練を経た主人公のその後は続編で描かれるということで、この1冊では食い足りない感じもあり、また途中までのうんざり感で★四つにしましたが、読んで損のない1冊だと思います。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.3:
(4pt)

ハードボイルド刑事、鳴沢シリーズ序章

ハードボイルドな刑事、鳴沢了をクールな文章で書いたかっこいい小説です。祖父から続く三代目刑事としての苦悩、仕事をとるか恋愛をとるかという苦悩、正義とは何かという苦悩…一見すると完璧な刑事に見える鳴沢の心の葛藤、祖父・父との微妙な関係、さらには戦後間もなくして登場する新興宗教、田舎町特有の閉鎖性などの書き方が巧みで非常に読み応えのある作品だと思います。鳴沢のパートナーとなった新米刑事大西の成長や鳴沢の恋人(?)喜美恵のおちゃめっぷりがひたすらマジメな鳴沢を描く時のいいアクセントになってて面白いです♪ただ、ラストの犯人を追い詰める部分の描写がもうちょっとほしかった気がします。これからの鳴沢と作者自身の成長に期待して☆4つです。(上から目線ですいません)
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.2:
(4pt)

新しい警察小説の登場

まるで映画「ブリット」を連想させる、新しい警察小説の登場。しかしそのテイストはあくまで新潟という日本的な背景の中でうまく生かされている。そして日本のこの手の小説にありがちな、よくいえば背伸びした、悪くいえば自己愛的な登場人物はここには一人も出てこない。欧米の警察小説で登場する親子三代にわたる警察官一家の確執とか、コメディリリーフの役を受け持つ新米刑事の成長とか、映画「ブリット」でいえばジャクリーヌ・ビセットを連想させる主人公の恋人の危機とその別れとか、風景自体は新潟の秋から冬にかけてでちょっと暗めだが、ストーリー自体はそんなに重くない。ちょっとご都合主義じゃない?と思うところもあるが、まぁいいです。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159
No.1:
(4pt)

刑事として生まれてきたんだ

刑事になったのではない。刑事になるために生まれてきたんだ。そんな自負をもつ「私」、鳴沢了。祖父、父と三代続く県警捜査一課の刑事だ。事件を追うことにすべてを費やす生き方、妥協を潔しとしない姿勢が、ハードボイルド的な魅力を醸し出す。老女殺しに端を発する事件を追及する「私」が、出会う私をめぐる事件の数々。父と子、祖父と孫、男と女、現在と過去、さまざまな対比を横糸に、緊張感をもって結末まで一気に読ませる佳作。
雪虫Amazon書評・レビュー:雪虫より
4120032159

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