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雪虫
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雪虫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.24pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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刑事としては優秀だが人間として未熟な部分を持つ主人公が、 五十年前の殺人を発端とした事件を調査するうちに様々な思惑に巻き込まれ……と 大筋は悪くないのだが、捻った展開があるわけでもないのに全体的に冗長で、 退屈とまではいかなかったが、さすがにもう少し意外性が欲しかった ラストの展開もただインパクトのあるシーンを作りたかったかのように思え、正直微妙 どちらの選択肢を取るにしても、どうしてそちらを選んだのか納得いくような 流れを作ってくれていれば良いシーンになったのではないだろうかとやや残念 読めない本ではないが、色々と足りない部分も多い一冊だろう | ||||
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新潟が登場する物語ということで購入した。出来栄えはまあまあかな。 | ||||
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警察小説が好きです!ということで、またまた阿比留さんのブログで紹介されていた作家さんの小説を読んでみました。主人公は、祖父から三代つづく刑事一家の29歳、鳴沢了。新潟県警捜査一課の刑事さんです。雪が降り始める直前の秋深い頃、温泉町の湯沢で起きた一人暮らしの老婆の刺殺事件から始まります。捜査を進めるうちに、事件は戦後まもない50年前のとある宗教団体で起きた事件につながり、そのナゾを紐解くうちに、鳴沢刑事は父と祖父の秘密を知ることに! ・・・と、佐々木譲さんの「制服捜査」とは異なり、こちらは、ややリアリティに欠けるかな?ということが気になるぐらい、29歳の鳴沢刑事が大活躍します。上司に生意気な口を利き、署長の捜査方針にはまっこうから反論する。捜査方針に対する不満を隠そうともしないし、「聞き込みは二人一組で」というルールにも不服顔でしぶしぶ応じるといったところ。 踊る大捜査線とか、あぶない刑事(笑)とまでは、そりゃいかないけれど、ちょっと鳴沢くん、派手すぎるかな〜というのはひっかかりましたが、でも、そのぶん、事件解決へのスピード感にあふれ、50年前のナゾが解けた箇所ではカタルシスがありました。たぶん、これがこの小説(シリーズ)の醍醐味でしょうね。 もうひとつ気に入ったのは、鳴沢くんの「こだわり」についての描写が細かく今後に期待できそうなこと。 ・休日は、愛車のSRで海岸線(だけかどうかはわからないが)を飛ばす。 ・帰宅後には靴箱にある靴すべてを丁寧に磨くことを自分に課している。 ・24時間365日呼び出しに駆けつけられるようお酒を断った。 ・刑事の商売は人から話を聞くことだから好印象を与えるためにスーツ、シャツ、ネクタイ、靴は常に清潔でセンスのいい上等なものを身につける。後輩の新人刑事の「ウォーキングシューズ」だって許さない。 などなど、鳴沢くんが考える「理想の刑事」(それは、悪いやつをつかまえる刑事だ)像にふさわしい自分であるためのこだわりが随所に出てくるのです。私はこの手の細かいこだわり描写がダイスキ。刑事・鳴沢了シリーズは、この後、ずいぶんと続くようなので、初作に登場したこういった「こだわり描写」が今後どのように生きてくるかがとても楽しみ。次回作も期待できます。 さて、新しい作家さんを探す旅はまだまだ続きます。 今のところ、はずれなしですね。 でも、一昨日NHKで年末のスペシャル大河「坂の上の雲」のメイキングをやっているのを見て、「坂の上の雲」再読欲求と、買ったはいいが1巻の途中で止まっている「菜の花の沖」読了欲求がむくむくと・・・。むむむ。どうするかな。 | ||||
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堂場瞬一の「刑事鳴沢了 雪虫」を読んだ。長い間、新堂冬樹と堂場瞬一とを混同していて(堂しか合ってないんだけど)、あのブラック新堂が、警察ものを書くのかと思っていた。(ホワイト新堂の純愛小説はいい。) 刑事鳴沢了のシリーズは、結構人気があって、よく図書館の予約本の棚でよく見かけたので、面白いのだろうと思っていたが、今回初めて読んだ。 作者初めてのミステリーだった「雪虫」は、おそらく、単発の作品で終わらせるつもりだったんだろうと伺わせる。鳴沢了がすごくストイックで描かれているが、鮫島(新宿鮫)や禿富(禿鷹シリーズ)たいにアウトローでなく、かと言って安積(ベイエリア分署シリーズ)みいなチームワークの人物ではない。相棒をおちょくる厭味な人間だ。人物設定に中途半端に加え、ストーリーの結末もちょっとありえないかなという感じ。 親子三代の警察官を描きなからも、佐々木譲の「警官の系譜」」には遠く及ばない。 著者の「失踪人課・高城賢吾」は読んではないが、ドラマで見た。こちらの方が、まだ魅力的に感じる。 | ||||
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物語そのものより、なぜか後味がパッとしなかった。私なりに理由を考えてみたところ、どうも主人公が生意気な感じがして・・。もっと人間臭く滑稽な部分も見せた方が読者としては微笑ましく思った。この一話を読見終えて、次作の破弾を読み始めたばかりであり、まだまだ主人公の人となりを評価するのは早いのであるが、次作に出てくる女性刑事も今のところ可愛げがない。もう少し読み進めてから最終判断しようと思っている。 | ||||
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人気シリーズの第一作目としては静かなスタートです。比較的読みやすく話に入り込みやすい分、多少の物足りなさを感じました。(殺人事件の内容もいまひとつでしたし。)警察小説やハードボイルド系を読み漁っている人はやはり、満足感が得られないかもしれません。ただ、主人公である鳴沢了が案外不器用な男で、読み進めていくとひそやかに母性本能が目覚め、彼の持つ魅力が二作目へと続きます。(まだ、未読ですが二作目購入してしまいました)事件や謎解きというよりも、刑事、鳴沢了の成長物語としてなら文章は巧い作家さんですので存分に楽しめるのではないでしょうか?もうひとつ、この作品は女性のほうがファンが多いかもしれません。なんせ、鳴沢了ほっとけない魅力です。 | ||||
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大沢在昌、横山秀夫を読み込んでくると、この作品はどうかなと思います。プロットにかなり無理があり、テンポが非常に遅くていらいらしました。2作目も読みましたがどうも恋愛の描き方が中途半端でこんなのありか?と思えてしまいます。祖父が自殺にいたるところも医学的な観点からするととんでもないことが起こっており、現在の病院ではまずありえない状況です。こんなことが起こったらまず医療サイドが捜査対象になってしまいます。(笑)人気シリーズとのことで期待しながら読みましたが、結末も暗く正直期待はずれでした。以降の作品群に期待したいところです。 | ||||
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この内容なら、こんなにページ数いらないんじゃないのというのが、正直な感想。一杯一杯手を広げて、どれもが落ちどころに落ちずに、中途半端に終わったっていう感じ。ハードボイルドというには、ちょっと足りず、純然たる警察小説というには、警察内部の人間関係の描き方が物足りない。横山秀夫で、目が肥えてる読者が多いのでこのジャンルは大変だろう。きびしめのレビューだが、期待の裏返しととって欲しい。鳴沢がどう成長していくのかには、興味があるし。(実社会でも、29歳で本庁(社)勤務だと、たいした実力もないくせに、なんか勘違いしている奴が多く、ほとんど年の違わない支社の人間に説教たれる奴が多い)星も4つにしてもよかったのだが、帯が大げさな分減点した。著者は、スポーツものも書いてるとのことだが、結構面白うそうなものが多いので、今度は、スポーツモノを読んでみたい。本当の評価はそれからかな。 | ||||
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新潟を舞台にした刑事小説シリーズの第1作です(2作目以降は諸事情により舞台が変わります)。敏腕刑事だった祖父、父に続いて3代目の警察官となった主人公・鳴沢了の物語。 雰囲気的には、横山秀夫とかあの辺りに少し感じが似ている気がします。ただし、主人公が29歳と比較的若いので、目線は全然違いますが。 ストーリー的にはしっかりしていて良いと思いますが、主人公もヒロイン役の女性も考えが古風で封建的すぎる気がしてあまり共感できず、感情移入できなかった点が今ひとつでした。そのため、星3つとします。 | ||||
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