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中原の虹
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【この小説が収録されている参考書籍】
中原の虹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 61~80 4/7ページ
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内容については大変満足しております。映画を見ているようなストーリーでした。ただ、人名がすぐに頭に入ってきませんでした。 | ||||
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「終わらざる夏」で、美しい文章、すばらしい小説を初めて読んだように感じたので、評価の高い「蒼穹の昴」に進みました。「西太后はいい人だった」という設定に疑問を感じながらも読み終わり、そして本作に・・・やっぱり、「西太后はいい人だった」というのは無理があるのでは・・・私は楽しむことが出来ませんでした。なんでも白太太、白太太では単調すぎて・・・ドラゴンボールの設定も納得できません。 | ||||
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最終巻。 袁世凱は、民主共和制はふさわしくないとして王朝をひらくことを決意。軍に内密の動員令を出し、議会の承認も得ずに外国の銀行団から塩税等を担保にして借金する。孫文らは激怒。李烈鈞が袁世凱追討の兵を挙げると、袁世凱はこれを鎮圧。外国も金を貸した以上は袁世凱の味方。袁世凱は、御用政党をつくり、国民党を解散させ、国会も解散させ、独裁体制を確立。 溥儀は不満なのだが、西太后の霊があらわれ、袁世凱は救国済民のために国家をまとめるために帝政を復活させたのだと諭す。袁世凱は気弱だが、孫文なんかよりはマシであり、袁世凱は公明正大である、というのが西太后の袁世凱評。 だが、袁世凱の中華帝国は、それまで従順だった「国民」に非難され、わずか100日足らずで帝政取り消しとなっている。 ・・という歴史の流れが中心で、ストーリーとしてはふくらみもない。第1巻はおもしろかったがそのあとはクオリティがどんどん落ちていった。 | ||||
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古本屋で探しており、なかなか手に入りませんでしたが、 価格も程度も満足できました。 | ||||
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古本屋で探していましたが、良いものが無く、 今回、購入したものは程度も良くとても満足しています。 | ||||
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西太后亡き後、孫文の革命勢力が伸びてくる。孫文は袁世凱とは戦わない、むしろ、袁世凱を取り込んで国を造ろうとする、と読んだ袁世凱の盟友である徐世昌は、すでに清の滅亡を織り込んでいる。袁世凱は光緒帝に内々に選ばれたことに自信を得て、龍玉を手に入れて、皇帝になろうとするが、徐世昌は怒り、袁世凱は天子の器ではない、袁世凱の役割は大清帝国を滅ぼすことだと諭す。 あいかわらず、清建国時代のエピソードもときどき挟まってくる。中原を望まぬヌルハチと中原制覇を進言するその子のチュエンは対立する。ヌルハチの子であるダイシャンは、ヌルハチから死を賜ったチュエンの遺志を胸に秘めつつ、弟のヘカンをハーンに推挙してこれを支える。しかし、肝心のへカンも中原を望まない。ダイシャンはヘカンを殺し、へカンの子である6歳の順治帝を立てる。そして、ダイシャンとその弟のドルゴンは順治帝を支えて念願の中原に雪崩れ込む。 清は皇室が生活上の優待をうけることを条件として静かに幕を引く。政治的実績のない孫文を指導者として疑問視する意見もあり、袁世凱は臨時大総統となる。 張作霖は、東北地方を平定し、東北王となるが、春雷は張作霖は長城を越えて中原に雪崩れ込むことはなく、もしかしたら張作霖の子の張学良のときに長城を越えるのではないかと夢見る。張作霖の葛藤と、ヌルハチたちの葛藤が重ね合わされている。 第3巻になると、小説としては躍動感がますますなくなってしまい、淡々と話が進んでいく。張作霖も李春雷もあまりキャラが立っていない。 | ||||
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第1巻は張作霖が主人公っぽかったが第2巻になると張作霖はすっかり影が薄い。西太后が死に、最後の皇帝である溥儀が指名されるという宮廷政治が中心。 太祖ヌルハチの時代の物語も挟まれている。天地の隔たりを作ったのが盤古という巨人で、死んだ盤古の心臓が金剛石となったのが天命の証・龍玉(ロンユイ)である、と語られている。ヌルハチは中原を望まないが、ヌルハチの長子チュエンは、中原に侵攻して龍玉を奪うことを進言し、父・ヌルハチに疎まれる。チュエン以下の兄弟たちは、読み書きのできるヘカンを後継者として支持する。チュエンの弟・ダイシャンは、父の命令でチュエンに毒杯を与えるが、ダイシャンはヘカンたちとともにいつか中原に向かうことをチュエンに約束する。 日本軍人で満州に来ている吉永の母・ちさは、日本に亡命した梁文秀の妻・りんと近所づきあいしているのだが、りんは、李春雷や李春雲の妹でもある、という話のつながり方をしている。 西太后は、自分が死ねば光緒帝が復権し、西洋人たちに祭り上げられ(主権をもつことはできず)、結局、光緒帝が苦しむことになると心配する。天命なきこの国(清朝)がふたたび栄えることはないのだから、絶望に光緒帝を委ねるくらいなら、自分(西太后)がこの国を滅ぼす、とあるがこのあたりのロジックはやや不明瞭。光緒帝は毒杯を賜り、西太后も崩じる。 なお、狩猟民族の満州族はいとこ、はとこという概念がなく、一族の同世代はすべて族長の子とみなされ、ゆえにどれほど血縁が薄くなっても同世代であるかぎりは「兄弟」なのだそうである。 | ||||
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主人公は張作霖。馬賊とは村の自警団で、満州では壮丁が武装して村を守り、あるいは、有力者の雇った壮士がその任務につくという風習があり、武器をもった彼らは時に他の村を襲って掠奪もするようになる。馬賊は、自警団でもあるのだが、そのうち掠奪と復讐と縄張り争いを繰り返す無頼の集団と化していく。若き張作霖は、この馬賊の大頭目として頭角をあらわす。張作霖に見込まれて一千元で買われたのが李春雷(傭兵みたいなもの)。張作霖は、春雷を連れて、ヌルハチの墓に侵入し、天下の主のしるしである「龍玉」を手に入れる。この龍玉は、張作霖の子である張学良にわたされる。春雷は「蒼穹の昴」で出てきた李春雲の兄であり、春雷の長兄は梁文秀の親友という設定である。 張作霖は、一応は官軍に服属している。官軍の命令(要請)で、張作霖はロシア軍くずれを奇襲する場面がある。奇襲には成功するものの、ロシア軍に捨てられ、食うために悪さをせざるをえなかった彼らを、貧乏人の自分たちが殺してしまうことに仁義を踏み外したような不満足感・罪悪感を感じている。張作霖には東北に楽土をつくろうという大望があり、義侠心もある。 東北総督の徐世昌は、インテリでおだやかであり、袁世凱の友でもある。徐世昌は西太后に謁見した時、西太后は袁世凱はまだ信用できないと本音をもらす。一方、狂人のふりをして幽閉される光緒帝は、戊戌の政変で自分を裏切った袁世凱と面会した時、袁世凱の天下万民に対する仁慈の心を今一度信用してみるから、龍玉を探せという。 本書のクライマックスは、張作霖の部下の馬占山が、かつて別れ、女盗賊になっていた妻を馬賊の掟にしたがって撃ち殺す場面である。 蒼穹の昴と同じく、張作霖の物語でありながら、その昔のヌルハチのエピソードを挟むような現在と過去が交錯するような構成となっている。 | ||||
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蒼穹の昴とともに浅田先生の最高傑作のひとつだと思います。 彼の感動的な文章力と、その時代背景の魅力に圧倒されました。 | ||||
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蒼穹の昴とともに浅田先生の最高傑作のひとつだと思います。 彼の感動的な文章力と、その時代背景の魅力に圧倒されました。 | ||||
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蒼穹の昴とともに浅田先生の最高傑作のひとつだと思います。 彼の感動的な文章力と、その時代背景の魅力に圧倒されました。 | ||||
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途中でやめてしまいました。なぜだ。浅田次郎は好きな作家なのですが。 | ||||
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浅田次郎の中国シリーズにはまって、その舞台である中国の写真を見えると思って購入。北京は紫禁城をはじめとして比較的多くの写真が載せられていて良い(浅田氏の解説文もボリュームあり)が、奉天や満州となるとしょぼい。どうせなら天津や山海関まで取材して欲しいかったものだ。これでは無料の宣伝パンフとあまり変わらない(実際、奉天(瀋陽)は宣伝用スティル撮影が目的だったようだ)。 もう一つ興ざめしたのは、登場人物は実在の人物もいるが、大幅に脚色されているのに、架空の人物と並んで、本人の写真とともに小説での経歴が書かれていること。なかには、小説とはずいぶん違う実生涯を送った人もいるのに、歴史上の事実と信じてしまいかねない。 ということで、編集手抜きの売らんかなの、お手軽本なので、避けたほうが良い。北京については、むしろ、「ラストエンペラー」のDVDを見ることをお勧めする(この映画のイメージは、一部は浅田の小説に反映されているように思える)。 | ||||
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初めて中古本をネットで購入したので不安だったのですが、 とてもよい状態のものだったので驚きました。 また利用させていただきます。 | ||||
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「蒼穹の昴」の続編です。 今度も登場人物のキャラが明確に描かれていて、読みやすい。動きがあって面白い。 「蒼穹の昴」では大きな役割を占めていた西大后がフェイドアウトして、現実味が増すかと思ったら、やはりお伽話しっぽいところがあります。 最大の理由は、中心人物である張作霖の魅力がわかりにくいこと。 他の登場人物が活きいきしているのに、張作霖はあまり人間っぽくありません。 著者が張作霖をヒーローにしようとして、都合の悪いところはとことん省略していることも、無理があると思います。 特に張作霖がロシア、そして次に日本のスパイ活動をしていたことが完全に省略され(まあ、仕方がなかったのでしょうが)、日本の軍人である吉永が彼を尊敬するに至る背景などがこじつけっぽいのです。 ただ、おとぎ話っぽいところが浅田作品の魅力なので、これを欠点とは言えないでしょう。 実在しない人物も数多く書かれており、それが面白さを倍増しているので、歴史を描いたものとは思わず、あくまでフィクションとして読めば、とことん楽しめると思います。 張作霖以外の男性は比較的よく描かれています。特に袁世凱と、その盟友の徐世昌の関係は「確かにこういう人間関係、あるよね」と納得しながら読みました。袁世凱は俗物かもしれませんが、もっとも人間臭く、リアリティがありました。 おおむね男性は張作霖を除いてリアルで、現代の日本にもいるかもという感じではあるのですが、女性の描き方が???という感じは否めません。 出てくる女性がほとんど例外なく自己犠牲的なのですが(西大后も含め)、元来女というのは男より精神面ではたくましいものですし、特に戦乱のさ中であればその強さが倍増します。 また女にも男と同じく俗物がおり、俗物であっても魅力的な女性も多く存在します。 肉体的にだけでなく、精神的にも男を必要とする女を外見や振る舞いを少し変えるだけで複数登場させているため、女性の魅力という意味では前作に続いて平板な感じがします。 作者が男らしい男性であることの、限界とも言えましょうか・・・ | ||||
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4部作の3作品目ですが、嵌っています。しっかり商品管理ができています。 | ||||
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蒼穹の昴の続編と言うことで期待していました。この巻では正直期待はずれという感じもします。でも、引き続き読み続けます。 | ||||
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ヒーローもののような感じて、楽しんで読めます。今後の展開に期待と言うところです。 | ||||
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学校で習う歴史は、大体わかっているつもりだったが、ストーリー展開が思わぬ方向に行ってしまい・・・。純粋にヒーローものとして楽しんだ方がよいと思います。 | ||||
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第四巻に来て、蒼穹の昴ばりの涙腺を刺激するストーリー展開となりました。歴史物でありながら歴史書では出てこない人物を主人公にして、有名な歴史上の人物を脇役にしてしまうという手法には恐れ入りました。 | ||||
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