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中原の虹



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中原の虹の評価: 4.35/5点 レビュー 127件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全127件 41~60 3/7ページ
No.87:
(5pt)

泣ける

男の優しさに
自分も頑張ろうと思える
ストレスは溜めてはいけないな
続きを読まずにはいられない
中原の虹 第一巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第一巻より
4062136066
No.86:
(5pt)

蒼穹の昴の何倍も中原の虹のほうが面白い

蒼穹の昴は、貧乏人が成り上がっていく話だが
中原の虹は、貧乏人が貧乏人のまま立場が変わっていく話
私としては「張作霖」の描き方のみでもこの中原の虹のほうが数段面白かったです。

ただ、ここまで広げた風呂敷を一体どのように仕上げるのか・・・
そのことが読者のくせに心配になっていたが
あっさりとした終わらせ方にもかかわらずあらゆる面を押さえた綺麗な終わり方。
是非ともこの続編を・・・と期待してしまうのは私だけではなかろう。

我が勲は民の平安
という言葉は覚えましたね。

非常に面白いのは、女真族の王たちの当て字の中で「ル」と発音するものに爾という字を当て
その満州東北を平らげ更に新しい国を作ろうとしたのが石原莞爾。
もちろんただの漢字の偶然なのだが、この中国近代史のあれこれは本当に面白い。
なんとなく学校で習っただけの名前が、感情を持って動き出す。
凄い力量だと思いますね。
中原の虹 (4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.85:
(5pt)

これであと一巻で終えることができるのか

あれほどまでに魅力的だった張作霖のキャラクターが3巻に入ると一気にトーンダウンする。
独特の馬賊の習慣を背景にした生き様を語る場面が少なくなったからなのか、妙に漫画的な大立ち回りのみが描写が目立つようになってしまった。

とはいえ、
死の迎えがきた百戦錬磨の竜騎馬に
「かわいそうに かわいそうに」
と涙を流すシーンには号泣させられた・・・本当にいい場面でした。

清の建国時の流れと、張作霖率いる馬賊の流れ
東北にとどまるか、長城を超えて中原の覇者となるか
が重なっていく。

廃王が紫禁城のそばで暗躍する部分も描かれており、いまだ大きく風呂敷は広げられたまま。
これがあと一巻でどのような回収を見せるのか。
楽しみです。
4/30
中原の虹 (3) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.84:
(5pt)

張作霖の描き方に鳥肌が立つ

本作での張作霖の描写は、大袈裟ではなく司馬遼太郎が描いた坂本龍馬のようにまさにその人物像が本物なんだとイメージさせてしまう力がある。
そして、司馬遼太郎の描いた坂本龍馬像は「憧れ」の対象として光り輝いているが、本作の張作霖は個人的に「自分に似ている」という意味において個人史的に光り輝いている。
同調出来る人は限りなく少ないだろうが、この死生観や考え方が浅田次郎という作家の中にいると思うと、作家という存在の凄味まで感じてしまう。

相変わらずミセスチャンが絡んでくると芝居がかった軽薄さが漂って嫌だ。

それでも北洋軍と対峙した際の馬賊の振る舞いを描いた場面は白眉の名シーンだろう。

とうとう西太后が崩じて三巻へと続く。
その過程の緻密な葛藤の描き方も素晴らしい。
中原の虹 (2) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.83:
(5pt)

紫禁城から舞台は広大な満州へ

このシリーズを蹟かずに楽しむ為にはクリアせねばならない事が2つある。
1つは、占いババァの予言者としての戯言
もう1つは、龍玉という天下人に転がり込むとされる石
この2つの「抽象的な戯言にして真実」をしっかり飲み込めないことにはこのシリーズは楽しめない。
リアリストの私にはこの2つの壁はかなり高いはずなのだがそこは吞み下す事が出来た。

せせこましい紫禁城から舞台は広大にして寒々しい満州の地へと移る。

よくもまぁここまでしっかり各々のストーリーと関係性を保ちながらここまでこぎつけたものだと感心する。

蒼穹の昴で紡いだ物語と背景が見事に本作の奥行きを照らし、さらに大きな荒々しい世界を情感豊かに描くことに成功している。

特筆すべきは馬賊の頭目たる張作霖の人物像だろう。
蒼穹の昴における文秀も春雲も魅力的ではあれど惚れる事はなかったが、この張作霖の容赦ない残忍さと容赦ない内面のえぐりだし方に心底惚れ惚れし、更にその男と春雷の対比は見事としか言いようがない。

そして女真族馬賊そのものの生き方を、死生観とともに如実に語らせることに成功している。
そして、貧乏、というバックボーンが何を意味するのかも…

明らかに蒼穹の昴から数段スケールアップしている素晴らしい作品。
中原の虹 第一巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第一巻より
4062136066
No.82:
(5pt)

張作霖は、馬賊から始まった。

中国の歴史は1949年以降のことと思い込んでいた。
こうやって 中国の近代史を 浮かび上がらせる
浅田次郎の筆力に ただただ感心する。
満州 というのが万里の長城の 北側にあり
満族によって 支配されていた。
中原の虹を求めて 万里の長城を 越える。
張作霖が まさか 馬賊 から 始まったとは
知らなかったが、じつに いいオトコである。
その 素直で一途で 非常さがなんともいえぬ。
張作霖の 言葉がきらきらしている。
中原の虹 第一巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第一巻より
4062136066
No.81:
(5pt)

西太后のすざましいばかりの執念。

西太后のすざましいばかりの執念。
清という国が 滅びようとも、外国の植民地ではなく 
中国人の国であってほしいと 願う姿の 壮絶さ。
悪女 と呼ばれようと 堂々としている。
春児の献身的な仕事ぶり。
いずれ 春雷に会えるかもしれない 不思議な縁。
清から 時代は 大きく変わっていく。
張作霖は まだまだ 東北王 をめざしている。
中原の虹 (2) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.80:
(5pt)

中国を外国の植民地にしないという決意。

中原の虹 1,2を読み、
日本から買ってきてもらった 中原の虹 3,4。
待ち遠しいほどに待った本だった。

中国を外国の植民地にしないという西太后の決意。
明治維新のような 禅譲。
中国の大きさから 一筋縄では まとめられぬ。
清が滅び 新たな時代が どう確立するのか。
それにしても 清が 漢族の王朝でないことが 新鮮だった。
中原の虹 (3) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.79:
(5pt)

わが勲しは民の平安。

明から李自成。そして清となる。満族による漢民族の支配。
『わが勲しは民の平安』をとなえ、野人の紳士たる満族のリーダーたち。
父を殺し、兄を殺して天命に従う。その運命は、いかばかりのことぞ。
清が滅亡し 共和制の時代がやってくるとき、袁世凱 張作霖。
始まりと終わりを描写する中で 中原の覇者とは、
を物語で 構成する力は 浅田次郎のすごさですね。
日本の明治維新に関して 司馬遼太郎の果たした役割は大きい。
中国において 辛亥革命は重要な意味を持つが
それよりも 1949年の毛 沢東革命のほうがクローズアップされすぎている。
すくなくとも 辛亥革命の果たした群像に もっとスポットライト
当ててもいい感じがする。その中で 日本留学生の果たした役割は大きい。
中国の歴史は学生のころ少し勉強した。
こうやって読んでいるとまったく知らない中国が、垣間見えてあぁ。
中国という国のダイナミズムを痛感する。
清朝が、滅びてしまった大きな要因は西太后にあるのかもしれない。
時代の大きな流れの中で日本の明治維新を十分に学びとれなかったのだろう。
徳川幕府と朝廷を併せ持ったような 清朝。
結局は 徳川幕府のような終末を迎える。
辛亥革命を調べると その広がりの大きさに驚く。
孫文はなぜ 退き、袁世凱に託したのかよくわからない。
袁世凱の機を見て、時代の流れに乗るうまさは格別だ。
洋を排斥する動きとあわせて、満族も排斥する動きが底流にある。
孫文は はじめは その立場であるが 変わっていく。
浅田次郎 おそるべし。
その巧みな エンターテイメント。
春雷 春児 柳川婦人。この3人の物語が 凝縮しているし、
それが きちんと感情を抑えていることがすばらしい。
中原の虹 (4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.78:
(5pt)

別世界

中国を愛している浅田次郎の本を読むと無性に中国を旅したく
なります。
中原の虹 (3) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.77:
(4pt)

あえての五黄殺(全四巻)。

天の定めし運命など、人の力でいくらでも変えうる。 どうにもならないと思ったが最後、何もかも消え失せる。

どうしようもないことを、なんとかするのが、正当なる努力。 “努力は必ず報われる”(元・AKB総監督:高橋みなみ)。

占い(四柱推明)に翻弄されたりせず、後天運を拓くのは自分なり。 天命は我にあり。
中原の虹 第一巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第一巻より
4062136066
No.76:
(5pt)

読みやすい

蒼穹の昴を読んだ後だったので、登場する人物像が頭に入っていたため理解しやすかったです。他の筆者の中国の歴史小説に比し、浅田氏のは
とても分かりやすく、読みやすいと思います。
中原の虹 (2) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.75:
(5pt)

歴史小説の醍醐味を教えてくれる

国内ものはよく読んでいたが、中国の歴史小説はあまり読んでいなかった私が、すっかり虜になってしまった小説。まさに読み始めたら止まらない、浅田ワールドの真骨頂ともいうべき作品だ。主人公の張作霖の魅力、筆の巧みさ、展開の面白さ、物語全体の世界観、どれをとっても素晴らしい。浅田氏には元気で頑張ってもらって、もっともっと面白い歴史小説をたくさん書き続けて欲しい。
中原の虹 第四巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第四巻より
4062143933
No.74:
(4pt)

良くも悪くも浅田次郎

短編やエッセイが軽妙洒脱な浅田次郎の小説を読んでみた。張作霖という世界史の教科書の一行に『日本軍に列車もろとも爆破された』という記述しかなかった男を主人公にしたことは浅田次郎の面目躍如だろう。ただ、浅田次郎のエッセイなどに紹介されていることが、あちこちに散りばめられていて、随分とお手軽に金儲けに走っているな、という白けた気分にさせられたのも事実。浅田次郎好きには面白い本だが、そうでない者は批判も多かろう。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.73:
(3pt)

歴史小説は苦手

本はよく読むのですがそのうち歴史小説はごくわずか。 小説の背景となる史実の知識やその国の地域性の理解などが乏しく、物語を読み進めていても上滑りしてしまい、なんだか消化不良になってしまうからです。 この本もそう。 ただ、登場人物が魅力的であるため、歴史小説を読みなれた方であれば、すらすらと読めて十分面白い小説だと思われます。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.72:
(3pt)

一巻より面白い

西太后崩御。 その生き様も凄かったが死にゆく姿もまた素晴らしい。 超極太の人生の終わり。 歴史の大転換。 3巻目が気になる。 本筋とは離れるが心に響いた言葉をメモ。 「愛されることが幸せではない。 愛することだけが人の幸せだった」by蘭琴。 良い言葉に出会えるのも小説を読む醍醐味。
中原の虹 (2) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.71:
(4pt)

面白い

民族による、思考の差について、そっか、こういう背景があったんだ、って理解できます。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.70:
(3pt)

ケレン味たっぷり

さすがの筆力です。稀代のストーリーテラーですから、読ませます。
張作霖を中心とした、でもそれだけでなく次巻以降ではむしろ西大后や袁世凱が主役となって進んでいきます。そしてそれらの周辺で、春児やその兄弟が彩を添えていくという。
いいんだけど、おもしろいんだけど、やっぱりくどいというか、ボリューミーというか、なかなか話が先に進まない。繰り返すけど、それぞれのエピソードは面白いんだけど、でもやっぱり途中で飽きてきちゃいました。頑張って読み終えた、という感じ。うますぎる作家が、ちょっと筆に酔っていないかな。
もう少し、コンパクトというか、シャープにまとめてもらったほうが、印象も強かったかもしれません。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.69:
(4pt)

中原の虹

第一巻の出だしは面白いですね。
春雷との出会いの部分です。
この部分は人心掌握術として読むと面白い。
張作霖が浪人市場で一部隊が買えるほどの金額で
春雷一人を買う、これは宣伝効果がある。
そして後日春雷が武功をたてれば。
張作霖の人を見る目と武人をぐうする度量が
浪人市場を通して口コミで広がるでしょう?

では春雷を作者が大活躍させる必要がありますね。
春雷は主要キャラクターの地位が保障された。
そして春雷は清朝末期を題材にした連作で宦官となり頂点へ
登りつめた春児(春雲「蒼穹の昴」)は弟で妹も・・・・。
貧農の春家の一大抒情詩の完結?
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.68:
(5pt)

何べん読んでも面白い!

いままでは、本で読んでいましたが、この度は、kindleで読みました。何回も、繰り返して読んでます。読むたびに新しい感動を受けます。
中原の虹 (4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805

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