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中原の虹
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【この小説が収録されている参考書籍】
中原の虹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全127件 21~40 2/7ページ
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西太后は悪女と思っていたが、浅田史観によれば、どうもそうではないようだ。満州を含む国土と四億の中国の民を西欧列強、並びに、ロシアや日本の植民地にさせないという「大目的」の為に、深謀遠慮の限りを尽くしたのが彼女だということになる。 日本が(偽)満州帝国なるものを設立、経営したの人物に、「ニキサンスケ」の5人がいたという。東條英機、星野直樹、松岡洋右、鮎川義介、岸信介のことである。この5人の人物は、官立大学(東京帝国大学、陸軍大学等)を優等の成績で出たものだが、どいつもこいつも、本作品に登場する馬賊の親分達の一人にも及ばない。そして、A級戦犯で絞首刑となった板垣征四郎と日蓮狂いの石原莞爾は、張作霖を謀殺する程度の智恵しかない。その結果、二発の原爆を落とされ、日本は滅んだ。 本作品を読み、日本の指導者の馬鹿さ加減に呆れ返るばかりだ。 | ||||
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産業革命、文明の進歩を人殺しの兵器の進歩と捉え、進歩に非ず退行と断じ否定し、断固と拒否した西太后。 中華思想を作者なりに新解釈?を加えて西太后を描いた力量には三拝九叩頭しつつも、美化し過ぎの感も一寸するけど、其は其れで、此の作品の面白さを一ミリも損なわせるものでは無いと云うのが読んだ直後の偽り無き感想。天晴れ‼️ | ||||
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此の作品を読むのは二度目、前はいつ頃だったか忘れてしまった。漠然と「蒼天の昴」より面白いと思った事だけは憶えている。張作霖、歴史の教科書で名前しか知らなかったけど・・・。兎に角物語に集中したい。 | ||||
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中古としては、きれいで、問題なし | ||||
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80過ぎの母のリクエストで購入しました 活字ホリックな母には大好評でした 私は読めません | ||||
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浅田次郎は、「蒼穹の昴」で直木賞受賞を目指していたところ、審査員の一部による反対のため機会を逸することになる。氏はその後「ぽっぽや」で受賞となるが、力作「蒼穹の昴」への思いをたどる本書は愛読者にはたまらない一冊なのではないだろうか。保存状態もよく、とても良い買い物だと思います。 | ||||
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中原の覇王の徽・龍玉を手にした馬賊張作霖は東三省の大頭目にのし上がる。狂気を装う幽閉中の光緒帝は列強の侵略を防ぐため袁世凱の裏切りを許し後事を託す。宮廷ドラマは一転して荒々しい展開に。 | ||||
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西太后は溺愛する光緒帝を清の滅びの淵から救うため自らの手で弑し、身代わりに未だ人格定まらぬ3歳の溥儀を指名。著者が描く西太后の この“残酷さ”は、歴史を優に凌駕する。龍玉は張学良の手中に。 | ||||
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第3巻冒頭、著者は清国建国時の帝権の移譲に強い疑念を呈する。その力と陰謀の交錯は、いま間近に迫った清国崩壊を暗示する。宣統帝退位を受けて袁世凱は革命派から権力を奪い臨時大総統の地位に。 | ||||
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民国大総統位を巡り孫文・宋教仁・袁世凱が熾烈な三つ巴の駆け引きを演じる中、著者は袁世凱の評価を“回天のヒーロー”へと一転、西太后の相似形として描く。趙爾巽、王永江ら脇役の描写も面白い | ||||
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言わずもがなな、傑作。 | ||||
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新たなるヒーローが張作霖! | ||||
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泣く子も黙る馬賊張作霖が主人公の物語。ストーリーが面白い。ついつい長読みしてしまう。面白い理由はもう一つ。歴史上の人物の言動が史実に基づいているのかどうかは不明だが、清朝末期の時代の流れが手に取る様に分かること。人物は、張作霖・李春雷・リンリン・西太后・光緒帝・袁世凱・徐世昌などなどで、蒼穹の昴と部分的につながっている。この本を読んで私があらためて驚いたのは、皇帝でもない皇太后が光緒帝を十年間も幽閉するなど、想像の範囲を超える権力を持っていたとだ。他の国では有り得ないと思う。 | ||||
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中国近代ものは変化に富んでいて面白い。ご存知の通り、蒼穹の昴の続編で張作霖を主人公にした小説。この時代は西太后から光緒帝、孫文、袁世凱、張作霖、溥儀、孫文と続いて、小説でなくとも非常に興味が湧く。小説であるが故、内容すべてが事実かどうかは別として、上述の人物が年号を覚えなくても同じ時代を生きたことがよく分かるし忘れない。個人的意見だが、それにしても日本とはスケールが違いすぎると思う。星を4とした理由は、蒼穹の昴のように登場人物のメモを付けて欲しかったこと。 | ||||
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栞ひもがあると良かった。 | ||||
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〇4巻まとめてコメントする。娯楽的な歴史冒険小説。主役は西太后と張作霖。浅田が前提としている事実はこうだ(真実かどうかはわからない)。第一に、西太后は稀代の悪女ではなく、高い志をもった政治化であった。行政実務と政治に力をふるって力を失った(皇帝となった夫、息子が無能)清王朝の命脈を50年永らえさせた。第二に、四億の中国の民を列強の支配から守るため、自身が悪役に徹することにより国内勢力による革命の対象となり、結果的に中国人による統治を継続させようとした。 〇これに対して、張作霖は稀代の英雄として描かれる。自身の野望や野心はなく、貧しさに苦しむ四億の人々を救うために、あえて本拠地の満州から中原に進出しようとした。 〇実際の西太后と張作霖がこのような人物であったかどうかはわからない(確実に、全然違っているのではないかと思う。そうでなけれは面白すぎる)。そうは思いながらも、これまでほとんど興味がなかった清王朝について、少なくともその末期は面白そうだと考え始めている。歴史小説の面白さであり危うさである。 | ||||
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著者本人の写真がやたらと多い。 たとえ著者のファンであったとしても、そんなにこの著者を見たい人がいるだろうか? もっと、宮殿内部や歴史上の人物の写真が見たかった。 | ||||
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西太后・孫文の見方については一石を投じている。人や事件についての史実と歴史的意味とは別物として読むべきだろう。そのうえで読むならば、筆力ある作家のさすがの作品である。時代の空気や人の思いについては生き生きと描かれており、面白く一気に読める。 | ||||
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中原の虹を読了しました。 清末の雰囲気に浸れるが、全体的に嘘臭すぎてイマイチ乗れませんでした。 張作霖親子、西太后、光緒帝、ヌルハチの息子たちを美化しすぎてキモチワルイ領域に達しています。 しかも、物語の中でそこまで美化する必然性もないと感じました。 幽霊も都合よく出てくるし、龍玉にこだわる理由も??、結局そんなもん関係ないやんという。 しかし、袁世凱や徐世昌、趙爾巽、宋教仁、清朝の皇族達などには少し馴染めた感じがしました。 | ||||
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大いなる目的、大義の前には常識はなく、自分の考えと行動が必要だと気づかされます。また、自分の風評を気にするものは小者であることがよくわかります。 | ||||
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