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中原の虹



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中原の虹の評価: 4.35/5点 レビュー 127件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全12件 1~12 1/1ページ
No.12:
(3pt)

歴史小説は苦手

本はよく読むのですがそのうち歴史小説はごくわずか。 小説の背景となる史実の知識やその国の地域性の理解などが乏しく、物語を読み進めていても上滑りしてしまい、なんだか消化不良になってしまうからです。 この本もそう。 ただ、登場人物が魅力的であるため、歴史小説を読みなれた方であれば、すらすらと読めて十分面白い小説だと思われます。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.11:
(3pt)

一巻より面白い

西太后崩御。 その生き様も凄かったが死にゆく姿もまた素晴らしい。 超極太の人生の終わり。 歴史の大転換。 3巻目が気になる。 本筋とは離れるが心に響いた言葉をメモ。 「愛されることが幸せではない。 愛することだけが人の幸せだった」by蘭琴。 良い言葉に出会えるのも小説を読む醍醐味。
中原の虹 (2) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (2) (講談社文庫)より
4062767422
No.10:
(3pt)

ケレン味たっぷり

さすがの筆力です。稀代のストーリーテラーですから、読ませます。
張作霖を中心とした、でもそれだけでなく次巻以降ではむしろ西大后や袁世凱が主役となって進んでいきます。そしてそれらの周辺で、春児やその兄弟が彩を添えていくという。
いいんだけど、おもしろいんだけど、やっぱりくどいというか、ボリューミーというか、なかなか話が先に進まない。繰り返すけど、それぞれのエピソードは面白いんだけど、でもやっぱり途中で飽きてきちゃいました。頑張って読み終えた、という感じ。うますぎる作家が、ちょっと筆に酔っていないかな。
もう少し、コンパクトというか、シャープにまとめてもらったほうが、印象も強かったかもしれません。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.9:
(3pt)

蒼穹の昴から読み続けています。

蒼穹の昴の続編と言うことで期待していました。この巻では正直期待はずれという感じもします。でも、引き続き読み続けます。
中原の虹 第一巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第一巻より
4062136066
No.8:
(3pt)

少し面白くなってきました。

ヒーローもののような感じて、楽しんで読めます。今後の展開に期待と言うところです。
中原の虹 第二巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第二巻より
4062137399
No.7:
(3pt)

しつこいかな

「蒼穹の昴」、「珍妃の井戸」ときてここにたどり着きました。
張作霖は誰でもない、張作霖なのだ
何度も書かなくても良いかな、
何でもできて、だれよりも強いとずっと描いてきて
まだ何度も言われると しつこくて 嫌だな。
「マンチュリアンレポート」は続編とは言えないし
もうちょっとすっきり終わって欲しかった・・・
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.6:
(3pt)

失速

2巻末で西太后が亡くなった後、物語の勢いが一気に失速したように感じられました。思えばここまで彼女=西太后がこの物語をひっぱっていたのかもしれない・・・。誰がこの後の物語をひっぱっていくのか、登場人物は乱立しているものの、がっちりつかんでくる人に出会えず、いまいち盛り上がりに欠けた3巻でした。この先の4巻が少し不安です。
中原の虹 (3) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (3) (講談社文庫)より
4062767791
No.5:
(3pt)

浅田次郎さん大好きなんですが。

大好きな作家なんですが、この本は苦手でした。。。登場人物が中国の名前なので、ややこしくて混乱して、ストーリーに没頭したくても、なかなか没頭できなかった。やはり、慣れていない人名が沢山でてくると、小説の面白さ以前に疲労が勝ってしまって、、、大ファンなのに自分が情けないです。すみません。
中原の虹 (1) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (1) (講談社文庫)より
4062767414
No.4:
(3pt)

『中原の虹』 大河小説の顛末はいかに

浅田次郎は、『中原の虹』をどこに着地させるのか、ということを考えながら、第3巻を読み通しました。『蒼穹の昴』に感激し、浅田次郎のサイン会にも赴き、ほとんどの著作物を読んできたファンですが、この第3巻は最後まで感情移入が出来なかったという珍しい作品になってしまいました。第1巻の波乱万丈の展開、第2巻の『蒼穹の昴』の続編ともいうべき流れの中で、ファン心理は十二分に満たされましたが、老仏爺・西太后が逝去し、魅力的な李春雲(春児)も少ししか登場せず、第1巻で中心的な役割を果たした李春雷もはるか脇役に追いやられ、という展開は予期せぬものでした。張作霖は主人公ですから存在感のある動きをしますが、張学良はまだ幼いため、第3巻では存在すら消えている有様でした。結局科挙に失敗した袁世凱が支配するという過程が描かれ、次作に描かれる辛亥革命前夜のような展開で、全4巻の中継ぎ的な役割を果たしているのでしょう。梁文秀と蒋介石との出会いは、中国の次の世の展開を示唆するような含蓄のあるものでしたが、6歳の宣統帝溥儀の独白は芝居じみていて、興味深い内容ではありましたが、その演出が読者を物語から遠ざけてしまうのではと危惧します。浅田次郎がこの小説に入れ込んでいるのはよく分かります。虚実をうまくはめ込み、架空の人物に物語を語らせ、次なる時代へといざなうという手法ですが、読者が納得するような小説になっているのかどうか、全て第4巻にかかってくるようです。
中原の虹 第三巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第三巻より
4062140713
No.3:
(3pt)

『蒼穹の昴』の続編で期待しすぎた感も…

この『中原の虹』という作品。同作者の『蒼穹の昴』という作品の続編になります。なので、登場人物はもちろんのこと、起こった出来事まであたりまえの様に引き継いで描かれています。前作を読んでないとちょっと意味不明な部分もあります。さて、おおまかなストーリーとしては、辺境の貧乏な少年が、長城を越え中原の覇者となる大将軍になるというお話。清国、革命軍、そして主人公率いる奉天軍の三つ巴、さしずめ三国志のようです。しかしながら残念なことには、主人公達の行動がほとんど描かれずに対立する民国の描写が大半で、さらには前作に出ていたキャラクターのエピソードが多いためか主人公の軍の中にいる個性ある新しい登場人物が薄ーく感じます。また、主人公が実際の歴史上の人物で正史に即している部分が大きく、それに物語のつじつまを合わせるようにと都合の良い人物が次々と出てくる。なので、頑張った感あまり感じられませんでした…。主人公・張作霖の軍が描かれないことと相まって、「なんか知らない間に軍がデカクなってる」みたいな感覚になります。もっと言うならば、日露戦争の部分を飛ばしているので、貧乏だった描写から急に大物になった張作霖が描かれ、もはや武力も知力も無敵状態。あんまり感情移入ができませんでした。仁義に燃える、「好漢」を描くのが上手な浅田次郎氏なんですから、もっとシンプルに軍隊の男臭さと、戦争にまつわる非情な正義などをメインで書いてあったらなぁ。と思ってしまう作品でした。
中原の虹 (4) (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:中原の虹 (4) (講談社文庫)より
4062767805
No.2:
(3pt)

西太后亡き後の世界

清朝は、内憂外患・・の言葉どおり、 海外の列強各国からは蚕食され続け、 国内は、軍閥のよる分断された地方支配・・。 東北三省を握るのは、馬賊の頭領、張作霖。  中央の政界は、いったん皇族内閣が袁世凱を引退に追い込んだものの 軍を統制できないため、各地に起こる革命軍の蜂起を抑えることができず、 再度、袁世凱が復活する。 中国民衆にとっては不幸な時代でした。 ところで、 この巻、感情移入すべき主人公が不在のため、 小説としては、散漫な印象になってしまっていたのが残念でした。
中原の虹 第三巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第三巻より
4062140713
No.1:
(3pt)

「彼女」の不在を思いながら

前巻で愛する者とともに堂々とこの世と別れを告げた西大后。彼女亡きあとの混乱する清の貴族たち、張作霖を得て力を広げていく馬賊たち。この栄枯盛衰のすれ違いみたいな描写が交互に丁寧になされていて相変わらずの濃厚な読みごたえはさすがである。春児とその兄の生き方のそれぞれのせつなさも陰影があって心惹かれる。馬賊の男の筋の通し方、貴族の悲しい体面の重んじ方、どちらも真摯で胸にせまる迫力。だけど、西大后が去ってしまった物語世界は、なんだか淡いグレーに染まってしまったようで少し物足りないのだ。「蒼穹の昴」からヒロインとして君臨し続けてきた彼女の不在が物足りなかった。もしかしたら、彼女亡き後の中華世界も、こういう感じでぽっかり風穴が開いてしまったようだったのかも、と思いながら。
中原の虹 第三巻Amazon書評・レビュー:中原の虹 第三巻より
4062140713

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