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悪人



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪人
悪人(上) (朝日文庫)
悪人(下) (朝日文庫)

悪人の評価: 4.01/5点 レビュー 407件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.01pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 61~64 4/4ページ
No.4:
(3pt)

惜しい作品

吉田さんの作品は、はじめてだったのですが、前半は、何かを期待させるものでした。社会の理不尽さと個人の孤独感との対比をうまく描写する方向や著者が何を言わんとするかも理解できました。最近のブームにのっかった薄っぺらい作品でないことは評価します。それだけに残念な作品でもあります。後半から失速して、小奇麗にまとめた感じの終わり方。群衆劇にしながら、すべての登場人物の心情が描ききれていない。すべてにおいて、あと一歩足りない。あと一歩踏み込めば、文句なく傑作の予感がする作品でした。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.3:
(3pt)

悪人になりきれないときもある・・・

保険の外交員をしていた石橋佳乃が殺された。犯人は出会い系サイトで知り合った男だった。ひとつの事件が、さまざまな人たちに波紋を広げていく。苦悩を抱える加害者や被害者の家族。殺人犯となった男を慕い続ける女性・・・。「悪人」の真の意味とは? なぜ事件は起こったのか?佳乃が出会い系サイトを利用しなければよかったのか?その男と実際に会わなければよかったのか?それとも?考えれば考えるほど複雑な思いがする。本当の「悪人」とは?殺人を犯した男、清水祐一なのか?だが、佳乃自身の言動にも、事件の引き金となる要素がたくさんある。いろいろなことが重なり合い起こってしまった殺人。そこに至るまでの人間関係が、むなしくもあり恐ろしくもあった。被害者の家族や加害者の家族のおかれた状況も、悲惨というほかに言葉が見つからない。最後に祐一がとった行動は・・・。人は、悪人になりたくてもなれないときもあるのだ。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.2:
(3pt)

リアリティー

事件の渦中にいる者達ですら、分からない真相。真実は1つなのか、あるいは、それぞれの目から見たもの、体験したものが全てであり、1つではないのか。殺人と言う、はっきりとした「悪」が行われた過程とその後の状況が、複数の目を通じて語られた長編作。フィクションとしての、作りこまれた物語の面白さまでが消されてしまうほど、現実的である点に、好みが分かれると思う。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X
No.1:
(3pt)

期待させます

登場人物各人が語っていくという手法で、物語はスピーディーに展開していきます。そうしたなかで容疑者はMからSへと移っていきます。このままでは終らないぞ。これは期待が持てるぞ、とんでもない展開が待っているぞ。十分な伏線。最後には大どんでん返しがあることを期待させます。いいぞいいぞと読み進みますが、読者をびっくりさせるような急展開はありませんでした。残念といえば残念でしたが、読んでいて楽しかったです。
悪人Amazon書評・レビュー:悪人より
402250272X

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