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(短編集)
MISSING
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MISSINGの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全66件 41~60 3/4ページ
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自分はこの作品集の中では「瑠璃」という作品が一番来ました。ぐはぁ、いいなぁ、切ねぇなぁ、辛いよなぁという感じで。何ともいえないんですけど、人間くさい小説。何か、本当の意味での「リアル(現実的)」ではない「リアル(存在感)」を感じた本でした。三回くらい読み返してますけど、やっぱ好きですね。 | ||||
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読み終わって「?」という感じ。とくに何も残らなかったです。面白くなかった。再度読もうとも思いません。もういいや。内容がない気がして…(-_-) 買うんじゃなくて、図書館でかりて読めばよかったな~。「切ない」というレビューがありましたが、そうかなぁ~。なんか、中途半端にフェイクな感じ。 | ||||
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短編集なので、もっと読みたいな~「本多さんの本!」って思いました。 初めて本多さんの作品を読み、感じたことはすごく読みやすく、スーッと入ってくる文章が先を読みたい気持ちにさせてあっという間に読み終えるという感じでした。 ストーリーは全話とも、寂しい背中をしている人が多いな~と思っちゃいましたが・・・本多作品制覇に向けて本屋さんに行こうと思いました!!! | ||||
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第16回小説推理新人賞受賞作「眠りの海」を含む短編集で、「このミステリーがすごい!2000年版」の第10位。短編ということもあってか、文体はとてもシンプルで、描写も決して細かいものでは無いものの、登場人物どうしの自然な会話や、心憎い言いまわしなどが散りばめられており、読者の想像力を喚起させてくれます。各編どれをとっても質が高いのですが、中でも好きなのが「瑠璃」という、主人公の”僕”と、その四つ年上のいとこで天衣無縫な”ルコ”との交流を描いた編。自分の意志と関係無く変わっていってしまう自分自身を受け入れられられない”ルコ”の心情は、多かれ少なかれ誰もが一度経験するものなのかも知れません。読後の余韻がとても切なくて、少し時間を置いたらまた初めから読み直したくなるような作品でした。 | ||||
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「このミステリーがすごい!2000年版」のベスト10に入った短編集。ミステリーとは少し違うような気がするが、不思議な話の数々です。「眠りの海」はある男性と、一人の少年の出会いの話。「祈灯」幽霊ちゃんというあだ名を持つ女性の話。高いところから夜の街を見下ろす時私は何を思うだろう、そんなことを思った話。「蝉の証」夏の暑い中うるさく鳴き続ける蝉を少し好きになれた話。「瑠璃」瑠璃色の目した瑠子という名の少女といとこの男の子の切ない恋の話。「彼の棲む場所」完璧な人物の中のもう一つの彼に出合った話。私はしいて言えば「祈灯」と「蝉の証」が好きです。どれも夏の終わりに読みたくなる、切なさともの悲しさを持った話です。映画やドラマでは決して表せない、小説でなければ味わえない透明感を持ったストーリーの数々です。 | ||||
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人は何かを捨てる時は決断をしたり覚悟を決めるが、失くす時は心の準備ができていない。そして多くの場合失ってはじめて、なくしたものの価値を知る。この本はそんなほろ苦い記憶を思い起こさせる。けれど軽快な文章が重く感じさせず、さらっと読める。『祈灯』『瑠璃』が良い。 | ||||
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もともと友人に薦められて読んだ本ですが、読んだ後に色々と考える作品です。久しぶりに味わった感覚でした。不思議な作品です。おすすめです。 | ||||
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とても綺麗でどこか切ない文章を書く人だなと思います。プラスこの人の書く登場人物の会話がとてもいいです。正直今一番注目している作家であり、最も好きな作家になりました。この作品がミステリと呼べるかは微妙なところだと思うけど全体に漂う読んでてどこかドキドキするような感じは、ミステリなのかなと思います。好きな作品は「眠りの海」と「瑠璃」「眠りの海」は切ないながらも、最後どこか救われたような気分になり読後感に浸りました。「瑠璃」は主人公の女の子になんとなく憧れを抱いてしまった。どこかわかる、という思いと納得してしまう切ない最後に涙でした。 | ||||
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スムーズな文体、時折入る効果的な描写。洗練された、という言葉が似合う小説。どちらかというと淡白な書き方で、小説を読みなれていない人にもお勧めできる。本格的ミステリーではないけれど、どこか暖かく感じられるような、もしかしたら身近にあるかもしれないと思うようなミステリーが魅力的。 | ||||
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「瑠璃」というお話が好きです。とても悲しい話なのだけど、失ってしまったものはキレイなんだなぁとしみじみ思います。平凡になってしまった自分に絶望し、消えてしまうけど、それによって主人公の記憶の中では、輝きを増したんだと思う。「死ぬ」ということの描き方がうまいと思う。 | ||||
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作品全体に流れる優しい透明感の中、哀しくなるほどせつない短編集。特に「蝉の証」の最後のシーンは思わず息が詰まるほど切なく悲しい。人は時に己の欲のため愚かな行為をする。それをどこまで許せるのか愛せるのか。「祈灯」のラストのように人の幸せを願える自分でいたい時、自分を見失いかけたり疲れた時に癒しとして教訓として読みたい本。ただし最後の作品はこの短編集には少し不似合いな感じもする。 | ||||
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作家は長編に強い人・短編に強い人様々ですが、本多さんは短編に強いようだ。私自身があまり短編を好きではなく長編の小説の方がすきなのですが、この短編はすごくよかったです。私のオススメは「瑠璃」。一人一人がすごく魅力的に描かれています。 | ||||
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けっこう、はまりました。短編集なので電車の中でいつも読んでいる私にとっては、とてもいい感じで読めました。読書があまり得意でない方でもすんなり読めるのでは?そのわりに奥が深いです。とくにこの小説の中の『蝉の証』というのは、30才ちょっと過ぎの作者がよく書けるものだなぁって感心しました。 | ||||
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抽象的な感想になってしまいますが、「人間」と「記憶」は切っても切れないものだと思います。その中で、記憶は人間を成長させたり、崩したりする。生きるってことは、そのすれすれのところをどう切り抜け、汲み取っていくのかってことなんだと、この本を読んだ後に思いました。この本はとても透明感があり、すんなり読めました。そして、透明感があるからこそ、違和感や空虚感がリアルに感じられました。 | ||||
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デリケートなテーマを扱っているわりに、文章が粗い。作者と同じ精神構造の人には同調できるけど、そうでない人まで夢中にさせる本ではないと思う。 | ||||
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この作者はきっと村上春樹が好きです。文章を見てもわかる通り、かなり影響を受けています。それが恥ずかしいほど伝わってきました。また、短編集であるがゆえか、展開の仕方が微妙に稚拙で、ひきこむ力がなかったです。ただ、『彼の棲む場所』という短編は、作者の心の中をぶちまけている場面が多く見られ、ある種の爽快な共感を少しだけ感じることができました。 | ||||
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ファンタジーだと思った。失われた時間や思い、命などについて、淡々と、少し幻想的に描いている。どの話も根底に「死」がある。死や死者との関わりを描いているので一瞬悲しみや切ない思いに駆られるけれど、それ以上にストーリーがあまりにも、時に強引なまでに都合よく進みすぎていて白けてしまった。辻褄を合わせすぎている印象だけが残る。しかし著者の想像力・表現力は確かなものだと思えたし、実力もあると思えたので、これからの作品に期待したい。 | ||||
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すごく切なくなりました。この不器用さ加減とか、文章がクサいのにそれが妙に馴染んでいる感じが学生時代にはない「大人の青春」っぽくていいです。何度読んでも、毎回違う様々な発見ができます。特に「瑠璃」が気に入ってます。切なすぎるッ! | ||||
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過去、現在の、どうしようもない想いを、ミステリー風に描いていく5編。犯人が、誰か?という話はなく、どんな事件だったか?が中心の話です。中には、少し甘すぎるものもありますが、ほどよく情緒的で、おしつけがましくなく、ほどよく抑えられて、それでなく、沁みてくる、絶妙な短編集です。記憶みたいに、心に残ります。はまります。読んだ後すぐ、同じ著者の別の本を買いました。 | ||||
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