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(短編集)
MISSING
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MISSINGの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
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勤務していていた女子高の司書の先生から30数年前に勧められて買ったのを今の今までの積ん読で、もはや積んですらいなかったものをコロナ禍の断捨離で見つけて読みました。 内容については題名の通りに登場人物が近しい人を失った人であったり、近しい人を失ったと語る人であったりと、つまり喪失の物語を集めた短編集ですが、身近な人や、身近な人の身近な人の多くが少なからず亡くなった、還暦を目前に控えた現在では、おそらく若い頃に読んだのであれば得られたであろう感興が何割も削がれている感じがしました。 | ||||
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著者のデビュー作品含む短編集。日常を描きながら日常から少し離れたミステリー。 穏やかであったり突然であったり、死との関わりを多く表現。そこから何を感じるかはそれぞれだが、普段はあまり意識しない心の裏側に触れるような気持ちになった。 | ||||
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デビュー作「祈りの海」を含め、死にまつわる作品5編が収録された短編集。 ミステリタッチだが、それほど謎めいてはおらず、胸があつくなるほどのせつなさを感じることはない。死をテーマにしているものの、きれい事だけで終わらせていないのは、著者の作品ならではだろう。 作品の中では、年上の従姉との交流を描いた「瑠璃」が好み。男女の成長に伴う心の変遷が、ノスタルジックな感慨を呼び起こす。 『MOMENT』から入った読者としては、物足りなさはぬぐえないが、引き続き読み続けていきたい作家さんではある。 | ||||
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祈灯 精神異常者のふりをして生きていることはどういう感情からだったのか、主人公の妹の心情や過去についても興味深い話だった。 蝉の証 死の恐怖と忘れ去られると言う恐怖、年を取ってくるとそんな風に考えるのだろうかと思った。でも死ぬとかは別として自分の体験、経験を残しておきたいと言う気持ちはある。 彼の棲む場所 誰かを殺したいと思って、殺さなくても死んでしまったとき、ラッキーだとは思わずに、もっと早く殺しておけば良かったと言う感情が理解できない。そんなに深く人を憎んだことがない。 | ||||
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村上春樹の文体に似ているという書評を見て読んでみました。 確かに無機質で透明感のある感じは通じるものがあるとは思いました。 そして読み物としてなかなか面白かったです。 しかし、村上の短編に比べると読んだ後もあまり沁みるものがない。 この違いは何なのか。ストーリー性を重視するか、登場人物に焦点を当てて掘り下げる、 言い換えれば人間の本質に迫っているからこそ、村上の短編は心に沁みるのかもしれません。 | ||||
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「眠りの海」「祈灯」「蝉の証」「瑠璃」「彼の棲む場所」を収録した短編集です。それぞれ“死”がテーマとして扱われています。その“死”の前提として罪の意識に苛まれた描写が描いています。更に、罪に対する実際の罰とは異なった認識の罰によって煩悶している様子が散見されます。「一本道を逸れようと思ったら、落とし穴以上の障害が待っていることも覚悟しなくちゃいけない。」 | ||||
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内容はそれぞれに山場もあり、引き込まれますが、全ての作品がどこか人間の世の哀しさを背負っており、読み終えると寂しくなります。この作家の短編を読むなら、最近の哀しさが前面に出ていない「MOMENT」を薦めたい。作家の原点を知る上では、参考になる作品ではある。 | ||||
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文章の書き方が綺麗で、不思議な空間に引き込まれる。が、これは面白かった話とそうでないのとに分かれていてるため評価は少し下げた。「眠りの海」と「彼の棲む場所」は、正直やっぱこういうオチかって感じで驚きもしなかった。でも、「祈灯」「蝉の証」は好き。どこか静かに景色を眺めて街の光や、蝉の声に耳を澄ませたくなる。切なくって終わり方も良かった。「瑠璃」は…ちょっと死を美化しすぎな気もするけど、何かを失いながら人は生きていき、取り戻すためにはあまりにも…という痛みが伝わってきた。全体的には良かったと思う。 | ||||
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5作の短編集で4作目の「瑠璃」が良かった。「必ず人は大人になる」失うものあれば得るものもある、ただその現実に向き合えるか。簡単なことをシンプルに突きつけられてその難しさを知った。良かったら私のHPもご覧になってください。 | ||||
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どの話も不思議な雰囲気を漂わせている。発想は面白いと思った。しかし、表現がわざとらしかったり、乏しかったりしていて、読んでいてのめりこむような感じにはならなかった。内容も、もう少し深みのある方がよかったと思う。全体的にたいくつな印象だった。 | ||||
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読んだ後に、「切ないなぁ~」と感じる短編集ではないかと思う。不器用な人々の人間模様。ミステリーというよりはそういう感じだ。好きな人は、ものすごく好きになる本だと思う。私はおもしろかった。 | ||||
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