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ファントム・ピークス
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ファントム・ピークスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.45pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全37件 1~20 1/2ページ
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10年以上前に本屋で見つけて内容も分からずに買って一晩で読み切りました。 元々熊は恐怖の対象でしたが、この小説を読んだ以降は動物園の熊舎も近寄れなくなりました。 いるはずもないものに襲われる恐怖や、日常生活が突然奪われる恐怖が凄いです。 姪っ子に貸したら帰ってこなくなったので再度購入しました。 | ||||
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とても読みやすい。一冊通じて緊張感を持って読み終えた。 登場人物それぞれの個性がよく出ていて、しかもみんないい人で感情移入しやすかった。 しかしファントムの正体?にはいささかガッカリした。もっと純粋なミステリーものかと思っていたので。 そして山を愛する人の小説は問題提起したがるため説教くさいなぁと思う。 凛子さんみたいな人は非常に苦手です。 作者がお亡くなりになっていることを知ってショック。もっと色々書いて欲しかったな。 | ||||
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ハリウッド映画が好きだったという著者の起承転結は明解です。夜に読み始め、続きは山の中の沢横にシートを敷いて読みました。結構おもしろくて、山中で映画を見ているような気分を堪能しました。「・・・したまえ」みたいな会話文がちょっと堅いけど、楽しめます。 | ||||
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上高地を経由せず東京から日帰りで北アルプス、蝶ヶ岳、常念岳に登れるちょっとマニアックなルート。安曇野堀金から烏川林道を辿り大平原を通り登山口、三股までの林道・・・ここが舞台。行った事のある方なら情景、状況が手に取る様に解るかと思います。恐怖はゆっくりと結末は加速度的に訪れます。単なるのホラー小説ではなく社会派の一面もあり、読み応えありました。 | ||||
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数日で完読。この作者の本は初めて読みましたが、流暢な漢字使いと、登場人物の思考や会話に違和感がなく、流れるように読むことができました。 ありきたりなサスペンス体で読むので、あら?となりますが、それも作者のワザなのでしょう。 他の作品も読んでみたくなりました。 | ||||
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とにかく読んでいくうちに引き込まれて数日で読み終わりました。 登場するヒグマの怪獣感は否めませんが、これまで動物園など飼育されたものしか見ていないのでそう感じるのであって実際野生のヒグマの狂暴性は近いものがあるのかもしれません。 | ||||
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昔、カナダ映画でグリズリーという映画を見たがそれを彷彿とさせる作品。映像と違い、文字でここまで緊張感ある場面を描く作者の力量に驚き。前半の犯人の分からぬ緊迫感。中盤の惨劇。正体が分かった後の人間と野獣との壮絶な戦い。ミステリー小説とはやや毛色は異なるが十分エンターテイメントに富んでいて楽しめた。 | ||||
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気配の作り方はじつにうまい。 いったい何が危険の中心なのか、そのことが、うまく抑えながら 正体をあらわすとその凶暴さが過激なほど。 周平という淡々としたオトコ。 たぶん 主人公は著者のイメージしている自分の姿なのだろう。 森の近くにある田舎で、仲むつまじく生活していた。 夫婦に 突然やってきた不幸。失踪 そして 発見。 でも なぜ そうなったのか? そのことが、つねに アタマの中にある。そして 森林をめぐる。 動物学者の 凛子 と森で出会い。すこしづつ 正体に せまっていく。 フィールドワーク そして 豊富な知識。自然と人間との共生。 動物たちの生活圏が どんどん狭くなっていく。 そこで起こる 悲劇。人間の無責任な行動が、悲劇を拡大する。 過去に実際にあった題材を いかにして 物語に 編集するのかという意味では 優れていた。 緊張したシーンは じつに 表現力の豊かさがあり感服した。 おもしろかったし、映像が浮かぶような描写も うまい。 いやー。スリル満点でした。 | ||||
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早く先を読みたい、そんな気持ちにさせられた久々の面白い本だった。 | ||||
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物語 中盤弱あたりまでは、鬼が出るか蛇が出るか 犯人は、何なのだ?ドキドキハラハラと、一気に読み進めたが、女の子 TVあたりで わかってきた。その時点で 銀四郎さん《文中でも 筆者引用の 吉村 昭氏 熊嵐》タイプが登場するば、良いのだが そんな人はいなくて 犯人?は これでもかこれでもかと、悲惨な殺掠を繰り返す。「みんなモタモタしすぎ イライラする」と読み進めていくが。「それには、こんな訳が あったんだ」と展開するのだが。。 近い将来 人はドンドン減少し 過疎化も進み 山は膨れ 荒れ 崩れ 動物のパラダイスになる日がくるのかも。 | ||||
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恐怖とミステリーがない交ぜになって、心に残る一冊です。何度か読み直しました。 | ||||
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オカルト風のタイトルに反して、直球も直球の猛獣パニック小説であります。 序盤改行が少なくて読み進めるのにひと苦労でしたが、なじんでしまえばもう一気読み。緊密な描写と畳みかけるような展開で読者を退屈させません。 やけに説明的なセリフまわしや、暗示的な描写の積み重ねで盛り上げていく手法がまさに映像的・・・と思ったら、著者は映画畑の人だったのですね。 余分なドラマを排して異常事態に物語を絞ったのはお見事ですが、反面、多くの登場人物たちがそれぞれ自分たちの役割をきっちり務めるものの、そこから踏み出すことがないのが物足らないところ。特に陽一くんと愛犬リキの途中退場がもったいない。 また、キャンプ場の炎上がピークで、その後の暴れぶりが中途半端な印象なのが気になるところ。死者がもっと続出してもおかしくないと思えるのですが、もしかすると「三毛別熊害事件」の犠牲者数を越してしまってはいけないというような配慮が働いたのでしょうか。 | ||||
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ワクワクしました。 あっという間に読んでしまいました。引き込まれます。 | ||||
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出張中の電車の中で一気に読めました。メッセージもわかりやすくて良かったです(もののけ姫っぽい)。安曇野周辺は自分は昔よく訪れた場所なので、山の雰囲気も身近に感じ、はまりました。 昨今、外来生物問題がクローズアップされていますが、これもそんなカテゴリーと言えるのではないでしょうか。恐怖の中心となる生物はあれですが、昔のアメリカ映画で同じよう話がありましたね。確かジョーズのヒットに便乗して作られた一連の動物パニックものです。 今の技術なら即、映画化できそうですが、実在する生物のパニックものという点は売りにならないので、メッセージ性のある思慮深い脚本、魅力的な俳優陣、長野の現地ロケによる徹底したリアリティを揃える必要がありそうです。キングコングやグエムル、恐竜のような嘘の生物を使ったパニックものより現実的でずっとこわいし、かといって動物園から逃げたライオンみたいな陳腐な設定ではないので、映像のリアリティが凄ければ、映画も結構いけると思います。 | ||||
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常念岳・蝶ヶ岳の登山口周辺が舞台となっており、描写が非常に正確・具体的で、登山で訪れたことがある人なら、一層リアリティを感じ、楽しんで読めるだろう。そうでない人でも、巧みなストーリー運びに読み終わるまで楽しめることは間違いない。ひとつだけ難をいえば、怪物を舞台に出現させるネタづくり(あまり書くとネタバレになる)が少し弱かったかも。もっと多くの傑作を残せたであろう、早世が惜しまれる作家だ。 | ||||
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「宮部みゆき絶賛」の文字につられて読んでみました。 てっきり、ミステリーなんだと思ってたんですけど。 パニック・エンターテインメントだということでございます。 ちょっとでもネタばれしちゃうと、つまらない本なのであまり書けませんが。 一人の女性が、山で謎の失踪することから始まる話です。 彼女の旦那さんが、その真相を探るために、調べながら生活してるんですが。 数年経ち、新たな失踪者が現れ、パニックになっていくのでございます。 映画監督の黒沢清さんが解説を書いておられます。 そこにもある通り、映画を見ているように展開されていく小説です。 しかし、これを実際に映画にするとなると、ちょっと難しい気もします。 全体で300ページちょっとだし、所々で難しい言葉が使われているものの、読みやすい本だと思いまう。 これから秋になりますから。読書の秋ですからね。 ネタバレが難しいので、読んでみてくださいませ。 | ||||
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小説前半で、謎の失踪が相次ぐ部分では、まだ見ぬモンスターへの恐怖が盛り上げられ、先を読み進めたくなる。作者のストーリーテラーとしての力量が感じられる。 一方、殺戮者の正体が明らかになった後の展開は、読者にとって予測可能で、思わぬ波乱ということは感じなかった。ただし、モンスターを仕留める場面は、活字による描写であるにもかかわらず、ハラハラして手に汗握る。 故人である著者は、元映画プロデューサーとのこと。本作の後半は、映像化したら非常に迫力ある面白い絵になるのだろうなと感じた。 | ||||
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テンポの良いストーリーと善良なる人々が出てくる本。 こういうヒグマパニック物だと、 「もう駄目だ!!ヒグマが来た。まだ後ろに人がいるけど、ドアを閉めろォォォ」 「開けてくれ!!早く。早く!・・・うわーーーー」 「バリバリ、ガリガリリ」 など、人間の醜悪さを強調したものが多いような気がします。 が、この作品はあくまでも「ヒグマの恐怖」のみで勝負している所に好感がもてました。 だからこそ、読了感も、割と爽やかなのでしょう。 エンタメ小説として、最高です。 | ||||
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久しぶりに面白い作品でした。 スピード感もあり、次々と進んで読みきってしまいました。 残念なのは、この作者が亡くなっているので、次回作が読めない事ですね。 | ||||
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宮部みゆき氏絶賛という帯にひかれて購入しました。 ネタバレにならぬよう詳細は控えますが、長野県安曇野を舞台に次々と起こる女性の行方不明事件、その真相に迫ろうとするときに次々と起こる惨劇、情景が目に浮かぶような見事な描写と、読む者に恐怖と緊張感を持続させる見事な筆致で、手に汗を握りながら一気読みでした。 賛否両論のようですが、私には非常に面白い作品でした。もう作者は亡くなられているようで、それが極めて残念です。 | ||||
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