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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全110件 61~80 4/6ページ
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サイコパスの日常、淡々と障害物をあの手この手で排除し 学校内でのイニシアティブを握っていく英語教師… 上巻の鼻歌混じりに社会から逸脱した行為をクレバーにこなす蓮見に引きこまれましたが、 下巻の学校内ハンティングで興ざめしてしまいました、残念 物語をうまく畳んでくれることを願いつつ読み進めましたが、 最後は完全に設定と状況が乖離している気がしてならなかった 読了後は、天才?この男が?といった印象 小気味よいフレーズは良かったので、あんなリズムで淡々と暗躍するサイコパスの 学校生活をもっと読みたかった。 ただ、あんなに無茶苦茶な状況でも最後まで読めたのは、さすがの力量だと思います そこだけはExcellent! | ||||
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主人公が人間の枠を越えた精神分析のプロってのは天才だからって理由でなんとなく納得できるけど、生徒の設定は理解できない。主人公と同じぐらい顔の表情からいろんなことを推理して腹を探るのが異様だし、言葉使いも変。高校生が警察のことを「しょせんお堅い役所仕事」とか学校で自殺した場合の災害保険がどうなど言う訳ないです。そこが、残念な点です。逆に言うとそこさえ変わってたら、星4つ以上は評価してました。 | ||||
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貴志さんの作品は「黒い家」や「クリムゾンの迷宮」を過去に面白く読ましてもらった記憶があったので今回の作品も期待していたのですが、思ったより怖くなかったし、設定も緻密さに欠けると感じました。 特に主人公の蓮実が美彌を殺害し屋上から出た所を他の女子生徒に目撃され、その子も殺害。 これではマズい!と『木を隠すなら森の中』の理論で教室の生徒全員を虐殺しようとする流れはとてもじゃないけどIQが高い超インテリのやる事とは思えなかった。 (だいたい一夜で30人以上も殺害し、その罪を全て美術の久米先生に押しつけようという思考事体が稚劣) 殺し方も猟銃で無感情に乱射するだけ。 失礼ながらターミネーター1を思い起こしてしまいました。 文体自体は非常にスラスラ読みやすかったし、上巻を読んでる時点では「これからどうなるの?」とワクワク感もあり楽しめたので★3つとします。 | ||||
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全体、高校を舞台にしているためか、文章が軽く読みやすい。 内容はかなりグロテスクな展開ではあるが、サイコホラー的なラストシーンへと 一気に引き込まれてしまった。 丁度このレビューを書きながら、まさかこのストーリーを映画化なんてしないよね と思ってチェックしてみたら何と映画化されることになっているでは… 映像的な衝撃度はあるかも知れない(多分映画化されたら見るかも)。 しかし、この作品は読んで怖さを味わうという楽しみ方が正解だと思う。 | ||||
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はじめはいい人のように見えた主人公がだんだんとんでもない悪党だと判ってくるのがじわりじわりとした恐怖でその筆力はすごいです。しかし、教え子に手を出すのはリスクが高すぎるし、すぐに人を殺すという解決方法はけして合理的ではなく、高い知能を持っているという設定と矛盾するし、アメリカの大学院に行って投資銀行で働いていたような上昇志向の強い人間が、高校教師になるというのは現実的でない。 | ||||
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頭の良いサイコ教師が邪魔な存在を次々消していくが…といったストーリーだけど前半は冗長、後半はバトルロワイアル風味で斬新さに欠ける印象。 著者の本を読むのは10年ぶりくらいで「新世界より」とまとめて読んだのですが作品としては世界観が作りこまれている「新世界」のほうが面白いかと、年月補正がかかっているかも知れないがサイコを感じるなら「黒い家」のほうが俄然面白いし、ストーリーを楽しみたいなら「クリムゾンの迷宮」が一番で昔の作品のほうが面白い気がします。過去の本のせいか著者はバリバリのホラー作家のイメージが強いので、こういった中途半端な悪人よりは極悪非道の人間を描いて欲しいです。 そういえば過去に著作が何作か映画化されていましたが、最近映像化されたという話を余り聞かないですね、「クリムゾン」なんかは映画にピッタリな内容だと思うし、その他の作品も2時間弱の尺でまとめるには丁度いい内容ばかりですから何かされないものですかね。 | ||||
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貴志祐介の本は、「クリムゾンの迷宮」が一番好きかな。 「悪の教典」、まあ読みやすいし、貴志さんの他の作品が好きなら読んで損はないと思う。 ただ、他の方も書いている通り、頭脳明晰、天才的な犯罪者のはずの主人公の詰めの甘さ、行き当たりばったりな行動に、あまり魅力を感じられなかったな…よく今まで捕まらなかったなってくらい回想シーン等の犯行も粗い気がする。 うやむやになってしまった伏線もあって、なんとなく消化不良。特に生き残ったカラスの「ムニン」は、終盤絶対に主人公に復讐すると思って、再登場を期待してたら、主人公の幻覚にだけ登場って… また、最後に追加されてる「秘密」はともかく、「アクノキョウテン」は、完全に蛇足。 | ||||
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下巻の駆け足感半端ないですね こういうジャンルは嫌いじゃないものの あまりにも主人公の心変わり(もう一人の自分)?してからの狂気さになんだコイツわ…(笑)と思いました 後味悪かったです。 | ||||
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「新世界より」は長かった。 未来小説では、ある程度世界観を共有しなければいけないので、仕方ないのですが。 この作品も長い。 ノヴェルスで一冊になったと聞いて購入を決めましたが、分厚すぎて電車じゃ読めません。 (もともと貴志さんの作品は、流し読みすると意味不明になりやすいので、移動中に読むのには向きませんから。) いまどきの高校生の生活を枚数を割いて描写しようとして、結局リアリティが欠如してしまった感じです。 それでも読み切らせるのは作家としての筆力なのでしょうが、もちっと削ぎ落としても作品としては成り立つはず。 それも筆力だと思います。 徹底して主人公の「蓮見」視点から書き込んで良かったのでは? このミステリーがすごい!! も何だか定番化しちゃいましたね。 | ||||
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この手のエグいストーリーにもほとんど驚かなくなったのは、私自身が鈍感になってしまったのか、書き手の筆力が衰えてしまったのだろうか。心拍数が変化することなく読み終えてしまった。10数年前に著者の黒い家を読んだ時の衝撃が忘れられない。いまの現実の社会はあまりにも異常すぎて、フィクションが追いついていないように感じる。それでも最後まで飽きることなく読ませるテクニックはさすが。 | ||||
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あの「黒い家」の圧倒的な恐さと構築力はどこに行っちゃたのだろう。 このミス1位ってことでめっちゃ期待したのに、ちょっとガッカリ。 一息に読み進めることは出来るが、面白いからというより、軽い読み物 として読みとばせたという感じ。あの殺し方のむちゃくちゃさは、題名は 忘れたが、昔読んだキングの作品に似ているように思う。確か、片田舎に住む主婦が エルビスプレスリーに夢中になって、その後、無差別殺人を行なう、という 内容だったように思うが、読後の印象が同んなじ。作者に尋ねてみたいなあ。 | ||||
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今更ながらではあるが、この夏休みに読んだ。 表紙のさし絵にもなっているカラスとのバトルから始まり、徐々に主人公の人間性が 明らかにされて行き、引き込まれるように上巻を読み終えた。 どんな展開、結論になるのだろうと期待して下巻を読み始めたが、最後のバトルへと 繋がる様子にはいささか興醒めというか、ちょっと違うのでは?という思いがあった のは事実である。 ミステリーというかハードボイルド小説を彷彿とさせる内容であった。 | ||||
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貴志さんの作品は基本的に好きだ。 でも、これは合わなかった。 どことなくラノベ風味で、リアリティがないように感じてしまった。 一番は、主人公がそれほど知的に思えないところ。 自分にとって、ここはすごく重要だ。 結局、主人公に魅力が感じられないから感情移入ができず、文字列を追っているような心境に陥ってしまった。 | ||||
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上巻はすっごくおもしろいんです。さーっと読めます。ライトノベルのように。 最初は普通に良心的な主人公が徐々にその本性を読者に見せつけていくまでは。 正直、上巻だけでもよかったと思います。 主人公蓮実の対抗馬となるであろう釣井教諭が蓮実に殺されたとき、えこんなにあっさり死ぬのか とがっかりしました。下巻まで引っ張ってほしかった。そして、蓮実が見事釣井教諭を打ち負かし、 学校に楽園を作る。的な展開を期待していました。このような展開を頭に思い浮かべている時点で、 私は既にこの悪の経典という本に悪を植え付けられているのかもしれませんが(笑) 下巻の展開もありだとは思いますが、正直単なる肉弾戦になっているのが残念でなりません。 突っ込みをいろいろと入れたくなりますが、そのときに、今言っている自分はまさに悪ではないか とまた思ったり。もし作者がそのことを狙っているのであれば、間違いなく術中にはまりましたね。 読んでみても悪くないかもしれませんが、悪くない、というだけです。 | ||||
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最近寝食を忘れて読んだ長編があまりなかったのでそういう意味では読みかけたら読まずにはいられない傑作かと。なんで読んでしまったかというととにかく結末まで行かないと気持ち悪くて寝つきが悪く、実生活に影響しそうだったから。でも、気持ち悪いものを読ませるのに900ページは大すぎ。 後半の尻つぼみ感も否めません。助かる生徒のトリックもすぐわかっちゃうし、殺戮場面はバトルロワイヤルより落ちる気もします。言われてみれば動機が安易。でも、虐殺を書きたくて伏線を張ってたんだと思います。 ただ、救いのない小説なので、メンタルへの悪影響が大きい。人生の哲学とか、生きるための理由とかそういうのは全く含まれてはいないので、ただただ気持ち悪くなる小説です。主人公に感情移入できないのでカタルシスがない。でも、6時間近くぶっ通しで読ますだけの勢いはあります。死体マニア以外はお勧めできない。 | ||||
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期待値が高かっただけに肩透かしでした。 読み物として読んで損したとは思いませんが、上下800Pとか必要でしょうか? 惨劇の割にあまり怖くないんですよね。ゾッとしなんです。なんでだろ。 同じく学校、教室ものなら折原一の沈黙の教室の方が圧倒的に面白いです。 辛口になりましたが、その年のベストミステリーに選ばれたりしてるので期待しすぎました。 | ||||
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普通の小説としては、買って失敗という程でもないが、貴志祐介となると正直残念。 新世界より、はもちろん、クリムゾンの迷宮にしろ黒い家にしろ長短関係なく 世界観を構築させその中にぐいぐい引き込むストーリー展開、 キャラクターの個性が魅力的で、新世界なんかは読み終えた後は放心状態だったが 悪の教典では、それはない。もちろん、そこらへんのミステリー小説の中ではおもしろい方だと思うが、 それは、ただ貴志祐介の書き方のうまさがあるからであって、想像力を深く刺激される感じはなかったし、 読後感も"まーまーおもしろかったかな。さ、次、何読も"って感じでした。こういう時もあるか、とは思う。 | ||||
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つまらなくはなかったが、これで感想文をかけと言われたら頭を抱える。印象の薄い作品、狂気のつめが甘いと言うか、過去の作品の二番煎じ三番煎じのような恐怖の描き方。 学校というテーマも新鮮味がない上に、大人が読む読みものとしてものすごく物足りない。貴志作品の魅力である緻密さや溢れる知識にも欠けているように思う。 モーニンググローリーの輝きを求めてオアシスのニューアルバムを買ってはガッカリしているのと全く同じ状況。 今後も一縷の望みを抱いて読み進めては行くけれど… | ||||
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校舎の屋上で授業をサボる 気に入らない教師に鉄槌を下す 高校時代に誰もが空想する”悪の教典” それを冷徹な悪意を持った大人が実行に移すと、こうなる。 どうしたら止まるんだこの化物?どう収束するんだこのストーリー!? | ||||
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後輩に面白いから読んでみてくれと本書を渡され、はじめてこの作家の作品を読んでみた。 天才的な頭脳を持つ教師が、実は共感する能力を持たない殺人鬼でその本性が次第に明らかになっていく。 話は面白いので1日で分厚い上下巻を読むことができた。 読み終わって何か新しい学びがあったかといわれると、うーん・・・て感じ。とにかく人が死んだなーという感想。 | ||||
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