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リスの窒息
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リスの窒息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全15件 1~15 1/1ページ
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良くも悪くも石持節 ハラハラしたりドキドキしたりもせずに終了 狂言誘拐 この本を読んで、わかい娘のはいてる靴下を口に突っ込まれて窒息したいなぁと思いました。 | ||||
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毎回独特の前提条件をフレームとして論理が展開する作風で有名な石持氏が。今回は誘拐サスペンスに挑戦した一作。この種の誘拐ものとしては東野圭吾氏の「ゲームの名は誘拐」が有名だが、それと同じく狂言誘拐もののコンゲーム小説。 が、そこは石持氏、東野氏とか普通の作家ならこうは書かないだろうというユニークな設定で、まず主人公の女子中学生が極悪。さらに氏独特の物語上の制約で脅迫されている側が警察に通報できないという点が本書の最大のポイント。その一点の論理を軸にスリリングな双方の駆け引きが描かれており、一気に読ませるのはさすが。登場人物の誰にも共感できない感じだが、コンゲーム的には読者が第三者的位置に置かれる方がもっとも楽しめると思うのでそれも出来を下げてはいない。 タイトルの意味するところもラストで明かされ、隅々にまで仕掛けの施された秀作コンゲーム小説となっている。 | ||||
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著者の作品は、特に状況打開のためのロジックを登場人物たちが展開するところに妙がある。 本作も、誘拐犯からのメールを手がかりに、新聞社側が対応を協議していくところが面白い。 そして、必ずひとり、抜群に切れるキャラがいる。 本作の3分の2あたりまでの展開は、だから、非常にスリリングであり、またスピーディーだ。 とにかく先の展開が気になってしかたがない。 しかし、ラストの着地が残念なのもまた事実である。 この著者のことだから、さらにもうひとつひねりがあるんじゃないか、と思いつつ読んだ自分が悪いのかもしれない。 しかし、「あれ」が仕組まれていた事件だということにしても良かったはずだ。 あまりにも悪意が過ぎると考えたのだろうか。 でもフィクションだからね、いいんじゃないかな。 身代金の授受以降をもう少し工夫したら、誘拐ものミステリの傑作のひとつになっていたかもしれない。 エロもほどほどにあるしね。 そういう意味では、少々惜しい作品ではある。 | ||||
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新聞社の傷をえぐりだして、狂言誘拐を仕掛ける女子中学生。 過去の傷が開いて、女子中学生に翻弄される大人たち。 すごくおもしろかったんです! 馨や細川のキャラクタもよかったと思います。 栞の家族に起こった悲劇が、狂言誘拐の引き金となるため、どうしても新聞社内の話と中学生側の話がクロスせざるおえなかったのだと思います。 思うんですが……、中学生側の場面はないほうが楽しめたかなぁと思います。 | ||||
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すごい料理人が素晴らしい食材と調理器具を準備されたのに ご飯しか炊かなかった、というような印象。 かつて倫理を問われる事件を起こしたことのある新聞社に まったくゆかりのない女子中学生を誘拐したという脅迫メールが届く。 即警察に連絡しようとするが もう二度と新聞社の名を傷つける行為はできないという会社の体裁がそれを阻む、 というのがおおまかなあらすじ。 題材や展開は面白いし 著者の丁寧な描写や読みやすさや 相変わらず巧い謎解きは楽しいのだが どうも小粒に終わってしまった感がぬぐえない。 著者の作品はすべてとはいかず何点か読んでいるが もっとスケールの大きいものをどっしりと腰をすえて書いてみてほしい。 | ||||
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追い詰められて あらすじ 秋津新聞社投稿課に届いた一通のメールと添付ファイル。 送られてきたのは誘拐の脅迫文と、拘束された少女の写真だった。 見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか? 前代未聞の要求に、記者と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。 感想 個人的な意見ですが、 石持さんの得意分野の一つに『操り』があると思います。 ドラマ化された『扉は閉ざされたまま』もトリックではなしに いかに周りの人間の思考を誘導するか、 犯人側の手筋を描いた作品でした。 誘拐ものは、犯人側が脅迫相手を手の平で転がし 大金をせしめようとする話なわけで、 そう言う意味では石持さんの得意フィールド。 今作は、作者が満を持して誘拐に挑んだ作品と言えそうです。 今作の面白いところは警察が登場しないところ。 警察が登場しないことで、 「警察相手にこんな策が通じるか」のつっこみを予防し より無茶の効いたぶっ飛んだ作品にしあがっています。 考えてみれば警察の介入を防ぐという作風は デビュー時からのもので、石持さん以外書き得ないであろう とても独自の作品なのは間違いありません。 普通じゃない誘拐ものが読みたいならきっと好適なはず。 読んでからの一言 犯人像がリアリティ重視とかではなくホラーに近くて不気味 | ||||
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追い詰められて あらすじ 秋津新聞社投稿課に届いた一通のメールと添付ファイル。 送られてきたのは誘拐の脅迫文と、拘束された少女の写真だった。 見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか? 前代未聞の要求に、記者と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。 感想 個人的な意見ですが、 石持さんの得意分野の一つに『操り』があると思います。 ドラマ化された『扉は閉ざされたまま』もトリックではなしに いかに周りの人間の思考を誘導するか、 犯人側の手筋を描いた作品でした。 誘拐ものは、犯人側が脅迫相手を手の平で転がし 大金をせしめようとする話なわけで、 そう言う意味では石持さんの得意フィールド。 今作は、作者が満を持して誘拐に挑んだ作品と言えそうです。 今作の面白いところは警察が登場しないところ。 警察が登場しないことで、 「警察相手にこんな策が通じるか」のつっこみを予防し より無茶の効いたぶっ飛んだ作品にしあがっています。 考えてみれば警察の介入を防ぐという作風は デビュー時からのもので、石持さん以外書き得ないであろう とても独自の作品なのは間違いありません。 普通じゃない誘拐ものが読みたいならきっと好適なはず。 読んでからの一言 犯人像がリアリティ重視とかではなくホラーに近くて不気味 | ||||
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この作者の作品、いつも思うけど「不自然なことばかり」あり得ることばかりの物語を読みたいわけじゃないけれど毎日女子中学生と接している身には 「はぁ?」という内容でした。興味のある題材なので よんでみたのだけど ちょっとがっかり。サクサク読めるのはいいけれど。 | ||||
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この作者の作品、いつも思うけど「不自然なことばかり」 あり得ることばかりの物語を読みたいわけじゃないけれど 毎日女子中学生と接している身には 「はぁ?」という内容でした。 興味のある題材なので よんでみたのだけど ちょっとがっかり。 サクサク読めるのはいいけれど。 | ||||
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石持浅海氏はミステリー界期待の新星です。同郷ということでデビュー作から応援しています。作を追うごとに筆力がみるみる上がっていて、最近の作品はどれも読みやすい力作揃いです。初期の頃の鼻につくキャラクター設定が無くなったことと、会話に不自然さが無くなったことが非常に大きな形として現れていると思います。本作は、エリート女子中学生が大手新聞社を標的に企てた誘拐事件という、舞台設定としてはこれだけでかなり面白いといえます。石持氏がどう料理するか見物だったのですが、残念ながら私の期待を下回りました。リアリティに欠ける、この一言ですね。標的とされた新聞社の方はとてもリアリティがあるのですが、肝心の女子中学生がかなり絵空事です。また事件の発端となるもう一つの事件についての描写も丁寧さを欠いており、ますます絵空事に拍車がかかっています。もう一つ踏み込んでみるべきだったのか、いや、そもそもその事件は不要だったのではないか、とにかくプロットが弱いです。乱造することなく、しっかりした作品を時間をかけて書いて欲しいとファンとしては思います。 | ||||
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石持浅海氏はミステリー界期待の新星です。同郷ということでデビュー作から応援しています。作を追うごとに筆力がみるみる上がっていて、最近の作品はどれも読みやすい力作揃いです。初期の頃の鼻につくキャラクター設定が無くなったことと、会話に不自然さが無くなったことが非常に大きな形として現れていると思います。 本作は、エリート女子中学生が大手新聞社を標的に企てた誘拐事件という、舞台設定としてはこれだけでかなり面白いといえます。石持氏がどう料理するか見物だったのですが、残念ながら私の期待を下回りました。リアリティに欠ける、この一言ですね。標的とされた新聞社の方はとてもリアリティがあるのですが、肝心の女子中学生がかなり絵空事です。また事件の発端となるもう一つの事件についての描写も丁寧さを欠いており、ますます絵空事に拍車がかかっています。もう一つ踏み込んでみるべきだったのか、いや、そもそもその事件は不要だったのではないか、とにかくプロットが弱いです。 乱造することなく、しっかりした作品を時間をかけて書いて欲しいとファンとしては思います。 | ||||
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秋津新聞社の読者投稿宛に、メールで女子中学生誘拐の身代金を要求する事件が発生した。「警察に連絡したら人質を殺す」というのは犯人の常套句だが、秋津新聞社には過去に別の記事で自殺者を出していること、秋津新聞社に反抗心を燃やす週刊誌宛にも誘拐のメールが送られていることから、警察に連絡することは憚られる状況で、秋津新聞社はどのような対応をするのか。誘拐した子供の親ではなく新聞社に身代金を要求したり、犯人と新聞社のやりとりはメールのみだったり、秋津新聞社以外の週刊誌を巻き込むことにより警察への連絡を妨害したりと、奇抜なアイデアはおもしろかったと思う。ただ、色々盛り込んだのにそれが生かされずに終わってしまったのが残念だった。例えば、せっかく週刊誌を巻き込んだのに、登場するのは序盤のみで中盤以降は音沙汰がなかったり、過去の秋津新聞社の事件で、自殺者が元社会部の細川宛に送った手紙の内容が紹介されなかったり。もう少し事件を膨らませてほしかった。 | ||||
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秋津新聞社の読者投稿宛に、メールで女子中学生誘拐の身代金を要求する事件が発生した。「警察に連絡したら人質を殺す」というのは犯人の常套句だが、秋津新聞社には過去に別の記事で自殺者を出していること、秋津新聞社に反抗心を燃やす週刊誌宛にも誘拐のメールが送られていることから、警察に連絡することは憚られる状況で、秋津新聞社はどのような対応をするのか。 誘拐した子供の親ではなく新聞社に身代金を要求したり、犯人と新聞社のやりとりはメールのみだったり、秋津新聞社以外の週刊誌を巻き込むことにより警察への連絡を妨害したりと、奇抜なアイデアはおもしろかったと思う。 ただ、色々盛り込んだのにそれが生かされずに終わってしまったのが残念だった。例えば、せっかく週刊誌を巻き込んだのに、登場するのは序盤のみで中盤以降は音沙汰がなかったり、過去の秋津新聞社の事件で、自殺者が元社会部の細川宛に送った手紙の内容が紹介されなかったり。もう少し事件を膨らませてほしかった。 | ||||
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この作者の著書は初めて読みました。 名門中学に通う栞は、友人とともに狂言誘拐を企て、秋津新聞社に身代金を要求した。新聞社とは無関係な一般市民の命を救うために、身代金は払われるのか? 矢継ぎ早に送られてくる脅迫メールの内容はエスカレートし、やがて、見るに耐えない写真が添付され……。取材と報道という武器を奪われ、警察に通報できない状況で新聞社が下した決断とは? と言う内容紹介を読んだ限りでも実際ありえない設定です。 これほどフィクションらしい小説は近年珍しいかも知れないくらい想像を絶する出来事の連続です。 両親を亡くした直後に女子中学生がこれほど悪どい事を思いつくのはフィクションと言えども薄ら寒い… いくら親に対して良い感情を持っていなかったとしても大人相手にこれほどの悪事を働こうと考える感覚、そして隙はあるけれど綿密に練った計画性 恐ろしい話だけれどラストが気になって一気に読んでしまった。 途中、説明がくどい感もあったけれど丁寧な文章は読みやすかった。 予想通りのエンディングだったが、小説としてはまあまあ面白く読めました。 | ||||
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この作者の著書は初めて読みました。 名門中学に通う栞は、友人とともに狂言誘拐を企て、秋津新聞社に身代金を要求した。 新聞社とは無関係な一般市民の命を救うために、身代金は払われるのか? 矢継ぎ早に送られてくる脅迫メールの内容はエスカレートし、やがて、見るに耐えない写真が添付され……。 取材と報道という武器を奪われ、警察に通報できない状況で新聞社が下した決断とは? と言う内容紹介を読んだ限りでも実際ありえない設定です。 これほどフィクションらしい小説は近年珍しいかも知れないくらい想像を絶する出来事の連続です。 両親を亡くした直後に女子中学生がこれほど悪どい事を思いつくのはフィクションと言えども薄ら寒い… いくら親に対して良い感情を持っていなかったとしても大人相手にこれほどの悪事を働こうと考える感覚、 そして隙はあるけれど綿密に練った計画性 恐ろしい話だけれどラストが気になって一気に読んでしまった。 途中、説明がくどい感もあったけれど丁寧な文章は読みやすかった。 予想通りのエンディングだったが、小説としてはまあまあ面白く読めました。 | ||||
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