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リスの窒息
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リスの窒息の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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毎回独特の前提条件をフレームとして論理が展開する作風で有名な石持氏が。今回は誘拐サスペンスに挑戦した一作。この種の誘拐ものとしては東野圭吾氏の「ゲームの名は誘拐」が有名だが、それと同じく狂言誘拐もののコンゲーム小説。 が、そこは石持氏、東野氏とか普通の作家ならこうは書かないだろうというユニークな設定で、まず主人公の女子中学生が極悪。さらに氏独特の物語上の制約で脅迫されている側が警察に通報できないという点が本書の最大のポイント。その一点の論理を軸にスリリングな双方の駆け引きが描かれており、一気に読ませるのはさすが。登場人物の誰にも共感できない感じだが、コンゲーム的には読者が第三者的位置に置かれる方がもっとも楽しめると思うのでそれも出来を下げてはいない。 タイトルの意味するところもラストで明かされ、隅々にまで仕掛けの施された秀作コンゲーム小説となっている。 | ||||
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追い詰められて あらすじ 秋津新聞社投稿課に届いた一通のメールと添付ファイル。 送られてきたのは誘拐の脅迫文と、拘束された少女の写真だった。 見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか? 前代未聞の要求に、記者と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。 感想 個人的な意見ですが、 石持さんの得意分野の一つに『操り』があると思います。 ドラマ化された『扉は閉ざされたまま』もトリックではなしに いかに周りの人間の思考を誘導するか、 犯人側の手筋を描いた作品でした。 誘拐ものは、犯人側が脅迫相手を手の平で転がし 大金をせしめようとする話なわけで、 そう言う意味では石持さんの得意フィールド。 今作は、作者が満を持して誘拐に挑んだ作品と言えそうです。 今作の面白いところは警察が登場しないところ。 警察が登場しないことで、 「警察相手にこんな策が通じるか」のつっこみを予防し より無茶の効いたぶっ飛んだ作品にしあがっています。 考えてみれば警察の介入を防ぐという作風は デビュー時からのもので、石持さん以外書き得ないであろう とても独自の作品なのは間違いありません。 普通じゃない誘拐ものが読みたいならきっと好適なはず。 読んでからの一言 犯人像がリアリティ重視とかではなくホラーに近くて不気味 | ||||
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追い詰められて あらすじ 秋津新聞社投稿課に届いた一通のメールと添付ファイル。 送られてきたのは誘拐の脅迫文と、拘束された少女の写真だった。 見ず知らずの少女を救うため、新聞社は身代金を支払うべきなのか? 前代未聞の要求に、記者と犯人との息をもつかせぬ攻防が始まる。 感想 個人的な意見ですが、 石持さんの得意分野の一つに『操り』があると思います。 ドラマ化された『扉は閉ざされたまま』もトリックではなしに いかに周りの人間の思考を誘導するか、 犯人側の手筋を描いた作品でした。 誘拐ものは、犯人側が脅迫相手を手の平で転がし 大金をせしめようとする話なわけで、 そう言う意味では石持さんの得意フィールド。 今作は、作者が満を持して誘拐に挑んだ作品と言えそうです。 今作の面白いところは警察が登場しないところ。 警察が登場しないことで、 「警察相手にこんな策が通じるか」のつっこみを予防し より無茶の効いたぶっ飛んだ作品にしあがっています。 考えてみれば警察の介入を防ぐという作風は デビュー時からのもので、石持さん以外書き得ないであろう とても独自の作品なのは間違いありません。 普通じゃない誘拐ものが読みたいならきっと好適なはず。 読んでからの一言 犯人像がリアリティ重視とかではなくホラーに近くて不気味 | ||||
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