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ニッポニアニッポン
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ニッポニアニッポンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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さらにこじらせた主人公による、パラニューク的(あるいは「12モンキーズ」的)環境テロリズムの不幸な結合。 | ||||
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主人公の壊れていきかたが、スコセッシの『タクシードライバー』に似ていると思った。 ロバート・デ・ニーロほどの魅力は、主人公にはないけれど。 少年の内面の描き方はステレオタイプで新鮮味がない。 トキと天皇制と絡めて描くのも、安易過ぎる。 もう少しひねって欲しかった。 最後のシーンに向かっていく描写にはエネルギーを感じられたし、 一気に読めた。そこは評価したい。 やたら難解な漢字がでてくるのは読みにくいし(パソコンで書くと簡単に変換してくれるからって、やりすぎな感じだ)、 作者の知的コンプレックスが見えてくる様で、 見苦しかった。 | ||||
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う~ん、なんて言うのかな。まとまってるし、上手いといえば上手いんだけど、ただそれだけ、ということになっちゃいますね。残念なことに。この作品、素材が物凄くいいんですよ。読者を引き込めるし、読んでる間でも私なんか期待に胸を膨らませてましたから。だけど、結局は「えっ、それで終わり?」となってしまって、すこしガックリ。あと、素材と世界観がどう考えても笑いの方向に持っていけるのに、その方面に意識をさほど向けていないようであり、その点でも残念です。私などはついつい「このアイデアを筒井康隆に渡せば何倍も面白い作品をかくんだけどなぁ」と思ったぐらいです。犯罪者をテーマに据えた作品は古今東西沢山あるわけで、例を出すならドストエフスキーの『罪と罰』だとか三島由紀夫の『金閣寺』があります。しかし、どう考えてもこれらの「歴史的」な傑作の次元にはたどりついていない。そうでないならば、筒井康隆のように「笑い」の側面を追求するなどの特別なオプションが必要になる。そうでなければ、とてもとても☆五つはつけれねぇな。だからこの時点で☆四つが限度。しかも、ラストが無駄。たかだか一頁ほどだけど、読者の今日を削ぐ事をしてはいけません。作為が見え透いていて気が滅入ります。これで☆一つ減点。注目すべき作家の一人であることは間違いないのですが。 | ||||
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