■スポンサードリンク
朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
朝顔はまだ咲かない
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
朝顔はまだ咲かないの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いじめがもとで、ひきこもりになってしまったハイティーンの少女が主人公。 母はクラブづとめ、父は亡くなっています。うちの中でなら、動き回れるし、ネットで食材もとりよせ、忙しい母のために料理をし、家事万端をこなし、「専業主婦」としての自分に、すこしアイデンティティを見つけられるようになりました。 この小夏の世界に、外から風を運んでくるひとりきりの女友達、秋との日々が、透明にしっとりと描かれています。 物語は複数の小さな「日常のミステリ」から成っていますが、そこに力点があるというのではなく、謎は「起承転結」の「転」の部分をかるく後押しするような役割です。 朝顔がいつのまにかアイビーにすりかえられているという「タイトル」のメインストーリーを読んだときには、小夏の推理があまりにデリケートすぎる、凝りすぎている、ありえない? と、一日ほど本を置いてしまいました。 謎解きとしては、リアルじゃない、と思えました。 でもまた、ふうっと読みたくなって本に戻りました。 謎以外の、小夏、秋、そのボーイフレンドや、双子たち、優しく見守る母、などの日常がしっかりと確立していて、物語世界の手ざわりにリアル感があって、離れがたかったのです。そして二度目に読みかえすと、朝顔をめぐる家族の謎も、その中にしっくり溶けこんで感じられました。 自立へ向かって少しずつ歩んでゆく小夏の傷つきやすさと、ユーモラスな秋のサポート・・・ そのうちに小夏は、「世界」は好きだけれど「社会」が苦手だったんだ、と気づきつつ、みんなもそうなんだな、と納得してゆきます。 自分の気持ちと向きあいながらも、決して自己憐憫に陥らない、小夏のけなげさ、芯のある生き方が気持ちよいです。 ミステリではなく透明な青春小説として、心に残る一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
私の中だけでしょうか?創元社の本はまずまちがいがない。 高校の頃いじめにあってから、高校中退。そこからひきこもりになる。しかし、かといって私たちがイメージしてるようなひきこもりとはちょっと違う気がする。 なんというか、行動的なひきこもり? 家事もちゃんとするし、料理もする。ただ、外に出られないというだけ。 そのなかで一人の親友が持ってくる外とのつながりだけがすべてだったが、そこから、いろいろな事件もあり、立ち直ろうと葛藤する姿がけなげです。またその親友のキャラクターもなんだか、ほほえましい。 そして、小夏が話す知識の大半がネットからの情報。ってのがちょっとおもしろかった。笑 そして、ひきこもりについてかなりネットで調べて、いろいろ自分の意見を持っているところもなんだか笑ってしまう。 甘酸っぱい小さな恋もあったり、親への気遣いなども、心温まる。 ちなみに、普通の青春小説?のようですが、"創元推理文庫"なので何ページかだけ事件を推理する部分があります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
高校時代のいじめなどが原因で引きこもりになった19歳の主人公と親友の秋などをとりまく「日常の謎」系の連作集です。 主人公が怖いと感じている「世の中」、大人の私でも怖いことがあるなとおもいつつ読みました。 主人公が「引きこもり」をやっていることの葛藤や、主人公の気持ちが少しづつ「外の世界」に向かっていくところにとても共感しつつ読みました。 このお話は、「いじめ」「引きこもり」という思いテーマを扱っていながらも、さくさく読めてとても読後感がさわやかです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
19歳のあたし、小夏は、高校中退後引きこもり生活を送っている。 銀座でお店をやっているママと二人暮し、ネット通販による買い物に家計の管理など それなりに家では役に立っているし、親友の活発な女の子・秋もしょっちゅう 呼ばなくても遊びに来てくれるのでそれなりににぎやかな日々。 ある日、秋が通りすがりの男にナンパされたことが発端で事件が…? 柴田よしきの作品を語るときの「軽い」という形容は、けなし言葉ではない。 軽妙洒脱の「軽」というか、ポップで読みやすくて、そよ風みたいに気持ちがいい。 そういう意味で、心地よく軽やかな本作も、軽くてカワイイお話だった。 実際はもうさほど若くは無い作者が19歳になりきって一人称で書いているので、 ところどころ、なんとなくだけど、ちょっと言い回しとか強引かな?と思うところも あったけれど、それさえも、きっと、小夏も秋もちょっと古風でちゃんとした女の子 なんだろうな、と好意的に読めば辛くは無い。その懐かしい、少女小説の中の 女の子みたいな清潔感を持つ小夏と秋の魅力を損なうどころか、引き立てている。 事件の現場に行かずに、ある場所にいて、外からの情報やヒントを元に 事件を解決する、いわゆる「安楽椅子探偵もの」の変形バージョンともいえる本作、 ひきこもり探偵・小夏が、秋のほかにもある事件がきっかけで友達が できたり、親離れを決意したり…事件を通してヒロインが成長していく、 という、青春ミステリーの王道、後味爽やか、ちょっとしみじみ。 活発な秋、秋の彼氏、小夏に一目惚れする男の子、ママに接近してくる 謎の男、など、脇キャラも魅力的。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!