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アリアドネの弾丸
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アリアドネの弾丸の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.17pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全70件 41~60 3/4ページ
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最新MRI「コロンブスエッグ」を中心に取り巻く事件の物語。 ある日、1人の青年が死んだ。友野友一。彼は自然死と処理されそのまま風化されるものと思われた。 それから間もなく。とある日。 ある一発の銃声。田口・白鳥のコンビが銃声が聞こえた「コロンブスエッグ」の元へ駆けつけてみると、そこには刑事宇佐見、頭を「撃たれた」北山、そして拳銃を持った病院長高階。 壁には1発の銃弾。現場は「金属が5ガウスライン内に入るとMRIに吸着し事故が起こる」という特殊な空間。この条件下で唯一引き金を引くことが出来る人物、それは高階一人だった。 「ありえない」。田口・白鳥はこの完璧に構築されたアリバイを崩すべく、一発の銃弾を「アリアドネの糸」になぞり真実の出口へと向かう。 「アリアドネの糸」とは迷宮に置かれたテーセウスを助けるためにアリアドネから貰った糸を辿り、無事脱出した話から由来する。 揺らぐ東城大。衝撃の繋がり。ショスタコーヴィチが物語る真実。「アリアドネの弾丸」から導かれた答えとは。 物語は1章2章に分けられる。正直第1章の前置きは長い。事件の前触れを事細かに述べるには仕方ないかも知れないのだが、にしても長い。 だが第2章はかなり興奮すること間違いない。この2章こそが本題である。 一般的に普通に暮らす分には医学用語はあまり触れないため敬遠されるかもしれないが、それについて著書は分り易く説明している。かなり噛み砕いて説明されてるのでだれでも問題なく進められる。 作中ところどころニヤッとしてしまう表現がちらほら。作者海堂尊及び火喰い鳥白鳥圭輔、見事である。 総評してお勧めできる小説。最後辺りには小さなオチもついている。個人的にも満足の1冊。 (にしても偉そうなこと言ったなぁ俺・・・・) | ||||
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タイトルから最初、薬物輸送の話かと思ったが、全く予想が外れた。 話の構造や展開としては、昔(1970年代頃)に読んだアイザック・アシモフのSFを 想起させたが、一気に読んでしまったのは、後半、白鳥圭輔が2日間ほど徹夜して 打ち込んだ情熱に、引きずられてしまったからかもしれない。 | ||||
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タイトルから最初、薬物輸送の話かと思ったが、全く予想が外れた。 話の構造や展開としては、昔(1970年代頃)に読んだアイザック・アシモフのSFを 想起させた。一気に読んでしまったのは、後半、白鳥圭輔が2日間ほど徹夜して 打ち込んだ情熱に、引きずられてしまったからかもしれない。 | ||||
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本作は白鳥・田口シリーズの最新作であり、最近の著者の作品の中では最もミステリ色が強いものである。 相変わらず本シリーズのメインテーマはAIであるが、それをめぐる様々な思惑の渦の中で事件が起きる。意外性というよりも、ラストのたたみかける白鳥のセリフにある意味爽快感があり、ミステリというよりも医療問題提起のための小説といった趣がある。これは著者のほとんどの作品でも同様である。違うのは「ひかりの剣」くらいか? 本作もこれまでと同様に、他の作品に登場したさまざまなキャラクターが直接間接的に白鳥・田口に関係してくる。それが楽しくもあり、また登場したものの中途半端なままで終わっているキャラクターには次作以降での活躍を期待もするのである。したがって、できれば著者の他の作品、特に「螺鈿迷宮」と「極北クレイマー」は読んでおいて欲しい。もちろん未読でも本作の面白さは十分楽しめるのだが、あるキャラクターの繋がりは分かっていた方がより深く楽しめる。はたして単なる悪役で終わるのか?おそらく著者のことだから、再び医療問題とからめた展開で、問題提起の役割を振られるのだと思うが。 そこで心配なのが、この方式だと初めて登場したキャラクターに重要な役割が振られることになりがちである、という点だろう。本作でもなかなか重要な役回りのキャラクターが登場するのだが、はたして次作以降でも登場するのか、少々気になるところではある。 しかし、本作の白鳥、かっこいいじゃん!! | ||||
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本作は白鳥・田口シリーズの現時点での最新作であり、最近の著者の作品の中では、最もミステリ色が強い。 相変わらず本シリーズのメインテーマはAIであるが、それをめぐる様々な思惑の渦の中で事件が起きる。 意外性という点ではそれほどのことはないのだが、ラストのたたみかける白鳥のセリフは痛快である。 そして本作も、著者の他の作品と同様に、ミステリというよりも、医療問題提起のための作品といった趣がある。 本作の主テーマは、著者の非小説作品、たとえば「死因不明社会」でも主張されている。 医療問題提起が強くないのは、「ひかりの剣」くらいか? あの作品は、しかし、若き日のジェネラルの登場という意味がある。 本作もこれまでの作品と同様に、他の作品に登場したさまざまなキャラクターが直接・間接的に、白鳥・田口に関係してくる。 敵でもあり、味方でもある。 それが楽しくもあり、また登場はしたが中途半端なままで出番が終わるキャラクターもいる。 彼らには、次作以降での活躍を期待するものである。 したがって、本書を読む前に、できれば著者の他の作品、特に「螺鈿迷宮」と「極北クレイマー」は読んでおいてほしい。 もちろん未読でも本作の面白さは十分楽しめるのだが、それらの作品を読んでおくと、あるキャラクターの繋がりが分かる。 その方が、本作をより深く楽しめるし、作品間の繋がりも理解しやすい。 あのキャラが、はたして単なる悪役のままでいるのか? それとも、また違った関与の仕方で登場するのか? 楽しみである。 おそらく著者のことだから、再び医療問題とからめた展開で、問題提起の役割を振られるのだと思う。 そこで心配なのが、この方式だと、初登場キャラに重要な役割が振られることになりがちである、という点だろう。 本作でも、なかなか重要な役回りのキャラクターが登場するのだが、はたして次作以降でも登場するのか、少々気になるところではある。 しかし、本作の白鳥、かっこいいじゃん!! | ||||
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このシリーズが好きで一作目から読んでいますが今回はチームバチスタ以来、久々にミステリーものに戻った気がします。序盤は大きな展開はありませんが、個性豊かなキャラクターたちの会話のおかげで、すらすらと読み進めれます。中盤からクライマックスにかけては、怒涛の展開で一気に我々読者を引っ張っていってくれます。最後に続編に含みをもたせる「俺たちの戦いはまだまだ続くぜ」的な終わり方、個人的には嫌いじゃないです。次回作も楽しみにしております海堂先生。 | ||||
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最近の海堂作品の中では、とても読みやすく読書スピードの遅い私も一気読みできました。 …しかし、読後感は“なんだかなー”って。 白鳥、田口のキャラは確かに今回非常に立ってますが、、前半に出てきた南雲・小百合は一体なんだったのか。(次回作への布石かな??彦根も中途半端さが残りますし(^^;))ここがシリーズ物の難しさなんですかね。 他にもモヤモヤした箇所は多々ありますが、このシリーズを読んでいる方ならまぁまぁ楽しめる作品だと思います。 | ||||
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最近の海堂作品の中では、とても読みやすく読書スピードの遅い私も一気読みできました。 …しかし、読後感は“なんだかなー”って。 白鳥、田口のキャラは確かに今回非常に立ってますが、、前半に出てきた南雲・小百合は一体なんだったのか。(次回作への布石かな??彦根も中途半端さが残りますし(^^;))ここがシリーズ物の難しさなんですかね。 他にもモヤモヤした箇所は多々ありますが、このシリーズを読んでいる方ならまぁまぁ楽しめる作品だと思います。 | ||||
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バチスタから読み始め、海堂作品は全部読んでます。最初は純粋なミステリーとして読んでいましたが、最近の海堂作品は、AIに関しての海堂さん自信の主張が多く入ってしまい、ミステリーなんだか医療ドキュメントなんだか混同する事があります(笑)。本作品も例外ではなく、従来作品よりもエーアイセンター設立に向けての様々な妨害工作が絡んでいる事がテーマとなっているため、正直言って僕は前半部分では苦痛に感じながら読み進めました。後半に至ってのタイムリミットが迫るなか、白鳥が犯人を追い込むシーンなどは前半を吹き飛ばすような爽快さがあるが、正直言って、そんな事のために病院内で人を殺すか?という根本的疑問がつきまとってしまいました。正直言って、著者は自己主張とミステリーという小説を切り離して描くべきだと思う。 | ||||
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久々に厚労省技官、白鳥圭輔氏の活躍に満足しました.今回も過去キャラたちが多数出演し、お話に花を添えています.自分たちの都合のいいように証拠を改ざんする日本の司法、警察は独裁国家のそれとかわりありません.白鳥ほどの頭脳も立場もない我々はかんたんに犯罪者にされてしまいます。AIは犯罪捜査の証拠としても、用いられていくでしょう。しかし、データはいくらでも改ざん可能です。捜査を理由に警察のみが証拠を独占するおそろしさをこの小説は訴えています.捜査を理由に証拠を隠蔽する体質は今すぐ変えるべきです。裁判員制度(これもいいかげんでひどい制度)などでお茶を濁しているのでは信頼の回復は難しいでしょう。犯罪のトリックがやや無理矢理だったのが残念ですが、十分に楽しめる作品になっています. | ||||
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バチスタから読み始め、海堂作品は全部読んでます。最初は純粋なミステリーとして読んでいましたが、最近の海堂作品は、AIに関しての海堂さん自信の主張が多く入ってしまい、ミステリーなんだか医療ドキュメントなんだか混同する事があります(笑)。 本作品も例外ではなく、従来作品よりもエーアイセンター設立に向けての様々な妨害工作が絡んでいる事がテーマとなっているため、正直言って僕は前半部分では苦痛に感じながら読み進めました。 後半に至ってのタイムリミットが迫るなか、白鳥が犯人を追い込むシーンなどは前半を吹き飛ばすような爽快さがあるが、正直言って、そんな事のために病院内で人を殺すか?という根本的疑問がつきまとってしまいました。 正直言って、著者は自己主張とミステリーという小説を切り離して描くべきだと思う。 | ||||
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久々に厚労省技官、白鳥圭輔氏の活躍に満足しました.今回も過去キャラたちが多数出演し、お話に花を添えています.自分たちの都合のいいように証拠を改ざんする日本の司法、警察は独裁国家のそれとかわりありません.白鳥ほどの頭脳も立場もない我々はかんたんに犯罪者にされてしまいます。AIは犯罪捜査の証拠としても、用いられていくでしょう。しかし、データはいくらでも改ざん可能です。捜査を理由に警察のみが証拠を独占するおそろしさをこの小説は訴えています.捜査を理由に証拠を隠蔽する体質は今すぐ変えるべきです。裁判員制度(これもいいかげんでひどい制度)などでお茶を濁しているのでは信頼の回復は難しいでしょう。犯罪のトリックがやや無理矢理だったのが残念ですが、十分に楽しめる作品になっています. | ||||
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海堂作品にしては、イマイチとしか言いようがないです。次回作に期待ということで……。 | ||||
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海堂作品にしては、イマイチとしか言いようがないです。 次回作に期待ということで……。 | ||||
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田口・白鳥コンビのシリーズは全部読んでいます。 他の海堂尊作品もだいたい読んでいます。 今回は、ミステリーとしても純粋に面白いし、分かりやすい。 医療の描写もさすがです。 新しい作品が発表されるたびに世界が広がっていきますね。次回作も楽しみに待っています! | ||||
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田口・白鳥コンビのシリーズは全部読んでいます。 他の海堂尊作品もだいたい読んでいます。 今回は、ミステリーとしても純粋に面白いし、分かりやすい。 医療の描写もさすがです。 新しい作品が発表されるたびに世界が広がっていきますね。 次回作も楽しみに待っています! | ||||
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通称コロンブスエッグと呼ばれる縦型MRIの撮像室で、死体が発見される。事故死か?不審死か? さまざまな人間の思惑が入り乱れる中、今度は元警察庁刑事局局長がコロンブスエッグの前で 死んでいた・・・。そして、彼を射殺した容疑が、東城大学医学部付属病院院長の高階にかけられた。 おなじみのコンビ田口と白鳥は、高階の無実を証明できるのか?そして事件の真相とは!? 72時間という限られた時間内に、高階院長の無実を証明しなければならない。しかし高階は眠った ままで、事情を聞くどころか面会さえ許されない状況だ。乏しい状況証拠の中から、田口と白鳥は 真実を見つけ出すことができるのか?全体的にかなりよく練られたストーリーだと思う。北川局長の 死因も、MRIを熟知した作者だからこそ描けるのだと思う。司法側と医療側の対立。解剖か画像 診断か?現実にある問題も巧みに織り込まれていて、少々理屈っぽくも感じるが、なかなか興味深い 内容になっている。途中、冗長的な部分があり読んでいて中だるみしてしまったが、全体的には よくまとめられた作品だと思う。 | ||||
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通称コロンブスエッグと呼ばれる縦型MRIの撮像室で、死体が発見される。事故死か?不審死か? さまざまな人間の思惑が入り乱れる中、今度は元警察庁刑事局局長がコロンブスエッグの前で 死んでいた・・・。そして、彼を射殺した容疑が、東城大学医学部付属病院院長の高階にかけられた。 おなじみのコンビ田口と白鳥は、高階の無実を証明できるのか?そして事件の真相とは!? 72時間という限られた時間内に、高階院長の無実を証明しなければならない。しかし高階は眠った ままで、事情を聞くどころか面会さえ許されない状況だ。乏しい状況証拠の中から、田口と白鳥は 真実を見つけ出すことができるのか?全体的にかなりよく練られたストーリーだと思う。北川局長の 死因も、MRIを熟知した作者だからこそ描けるのだと思う。司法側と医療側の対立。解剖か画像 診断か?現実にある問題も巧みに織り込まれていて、少々理屈っぽくも感じるが、なかなか興味深い 内容になっている。途中、冗長的な部分があり読んでいて中だるみしてしまったが、全体的には よくまとめられた作品だと思う。 | ||||
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これまでのシリーズのなかで一番推理小説としての性質が強い作品。 一方で、これまでと同様に「死亡時画像診断」が一つのキーワードになります。 テンポがよく、登場人物が多いことに少し戸惑いつつも、一気読みしました。 | ||||
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これまでのシリーズのなかで一番推理小説としての性質が強い作品。 一方で、これまでと同様に「死亡時画像診断」が一つのキーワードになります。 テンポがよく、登場人物が多いことに少し戸惑いつつも、一気読みしました。 | ||||
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