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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 1~20 1/6ページ
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生きたまま長時間捕食されるシーンが目立ちます。 その前に出血や激痛でショック死するのでは無いでしょうか。 あと、偏頭痛の描画が少しあります。 偏頭痛持ちのひとはこれを読むと貰い偏頭痛が起こるかもしれません。私は10年ぶりくらいに偏頭痛を起こしてしまいました。 | ||||
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羆系パニックホラー 北海道の自然に関する描写はかなりリアリティがあるが、羆の動向に関してはネットで熊による獣害事件記事を読み漁った人の知識域を出ないという印象で、この作者だからこその質感みたいなものは感じなかった 貶す意図ではないけど商業作品として書かれたものなんだなと言うのが文を通して伝わってくる 500円払った分の面白さは十分あったけど、読んでて本に飲まれてしまうような凄みはない エンタメ的 最後の自然と人間との関係性を総括した一文はかなり好きだ | ||||
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熊に対しては恐怖しか感じないので、熊に襲われる系のものはフィクション、ノンフィクション共によく読みます。 対応策としては出会わないことしかないので、北海道には行かないです。 熊に襲われる系の小説としては「ファントムピークス」の方が臨場感があって好きです。 こちらはなぜ小さな子供を連れて森奥深くの通信環境が全くない小屋で新年を迎えようと思ったかが不明ですが、寒さと飢えと恐怖でどんどん知人が餌食となっても心が冷え切っているのか、描写が淡々としています。 結論としては面白いですが、手負いの穴持たず、小熊付きという最悪な状況の熊とは会わないようにしようと誓いました。 | ||||
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ネタバレ注意。 フィンランド人のバーヤネンくんがギンコに引っ張られていくときの、「ノー!痛い!ヤメろ!」って台詞でしばらく腹抱えて笑いました。最初に日本語で叫んで、次に英語で叫んで、最後にフィンランド語で叫んだらしいです。 いやここ面白すぎるでしょコントか? そこはどう考えてもフィンランド語が先やろ。どんだけ日本に深く帰依しとんねん。しかもなんで次に英語やねん。ヒグマに襲われて最初に日本語でてくる外国人あまりにもおもろすぎる。 「ノー!痛い!ヤメろ!」って。 アニマルパニックですし、別に登場人物の掘り下げを深くしてほしかったわけじゃないんですけど、このあたりの描写で(なんかヘンじゃねーか……?)と思いながら読みました。結果として、やっぱりヘンでした。 個人的な意見としては、キャラクターがあまりにも記号的すぎる。前述のおもしろフィンランド人くん、行き過ぎた自然愛を持つ学者、子連れのダブル不倫女(作者の性癖出てそう)、妊婦、ヤなオッサン、優男。 食われるために用意されたメニューみたいなもんなんでしょうけど、なんか誰一人として血の通ってない感じがしました。会話も平面的というかなんというか。ヤなオッサンは本当にヤなオッサンなんですけど、それが嫌いな優男はもうひたすらオッサンにつっかかっていって、ケガして(しかもヒグマと遭遇したあとですよ。バカすぎでしょ?)、お前らは目が合ったら揉める中学生なのか?ってぐらいの沸点で何回も殴り合いのケンカしてみたり。このあたり自然発生的なイベントじゃなく、あくまでも作者の『そうしたいからそうしただけ』という作為が強く滲みすぎてて若干萎えました。いやいや子供いてんねん。外にはヒグマもいてんねん。大の大人同士がやっとる場合か?って。 最強を匂わせてた学者先生もオッサンに弱味握られてボンクラ状態で傍観してるし、どいつもこいつも使えない。まあでもほとんど喰われて死んでくれたんでよかったです。子供と犬だけがひたすらかわいそうだったな……。「おっ、食われた!よっしゃ!」って読者に思わせるためにあんな雑な造形にしてたのかな、と邪推してしまうような連中ばっかり。いやフィンランド人くんと妊婦さんは影が薄いだけでそんなことはないのか……。でも襲われた時のリアクションがあまりにも面白すぎたからな。ノー! あと「痛い!」「やめろ!」何回使うねん。どのキャラも言うんだもん。そりゃヒグマに襲われたら痛いしやめてほしいけど、そんなに言わないんじゃないかな? まあ俺ヒグマに襲われたことないんだけど……。この連発がまたギャグっぽくて、笑いを誘って力抜けるんですよね。読み終わってから思ったんですけど、これもしかしてギャグ小説だったのかな。 『人が死んだ森には人間が近寄らなくなるから、俺はヒグマに喰われて死ねたら嬉しいんだ』っていうのは好きでした。 行き過ぎた信仰って、結局は命を捧ぐところに帰結しますよね。馬鹿のひとつ覚えみたいですけど、やっぱり究極の愛情表現なのかなとも思います。まあシマフクロウの巣ひとつ如きでグループ全体の不和を見て見ぬふりして、結果として被害を招くようなボンクラ学者はやっぱ死んだほうがいいと思いますけどね。まあ死んだか。お前の肉、結局ヒグマには喰ってもらえなかったよな。最高に皮肉めいてて好きだったよ。 ページ数は多いですが、比喩表現や伏線が極端に少ない良くも悪くもスピーディな文体なので、すらすら読めると思います。小説を読み慣れている人だと、このあたりやっぱり物足りなく感じるかもしれない。旦那が目前で食われた妊婦の情動とか、お腹の中の赤ちゃんとか。自分の子供がヒグマに噛まれてもどこか傍観者じみた強い女だったり、結局とくに掘り下げられずに雑な自己犠牲を払ってみた優男だったり。とにかく細かい人間性や関係性は全無視でガンガン進みます。極限状況下ゆえのアパシーとか、どうにもそういう感じでもないんですよね。ヒグマ以外は記号と記号のコミュニケーションって感じで。 でもヒグマが人間を捕食するシーンでは明らかに筆が乗りまくっているのが分かるのも面白かったです。作者は喰う側のヒグマを本来の主人公として感じていて、喰われる側の境遇にはあんまり興味ないのかなとも思いました。 | ||||
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勢いがあって一気読みしました。 ヒグマの生態や身体能力の高さの描写もあり面白かったです。 ただ若干フィクションすぎるというか主人公や娘が優遇されている感がどうしてもしてしまう所もありました。 それでも熊と闘う小説といえば私は「デンデラ」が好きなのですが、デンデラ同様こちらも次々とページをめくってどうなるのかとハラハラする気持ちが味わえて良かったです。次回作は猿との事でそちらも読んでみたいと思いました。 | ||||
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そろそろ続編をお願いします。 | ||||
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リアルな描写に引き込まれ一気読み。家族で読みました。 | ||||
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マンガで途中まで読んでいてどうしようもない作品と分かった上で冷やかしのつもりで購入したので、つまらなくて腹が立つことはありませんでした。 が、それにしても主人公はじめ登場人物たちのキャラクターが浅すぎて全く感情移入できず、また、よく知る人間たちが目の前で何人も襲われているとは思えない言動など、小説としてお粗末過ぎる作品です。 作者が書きたかったのは残虐シーンだけだったのでは? ここから先はややネタバレを含むので注意です。 恩師が遺した言葉「自分の遺体をヒグマに喰わせてくれ」は有り得ない。 作中でも何回も「一度人間を食べたヒグマは人間を襲い続けるから必ず殺さなくてはいけない」という言葉が出てくるのに、このおじいさんは本当に研究者なんでしょうか。それとも自分が死んだ後はクマやフィールドがどうなってもよいとでも? この言葉に疑問を抱かなかった主人公の弟も研究者としてどうなんだろうと呆れました。 そんなわけで、ツッコミどころ満載な本を読んで暇潰しをしたいという人にだけおすすめします。 | ||||
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漫画版を先に読み、原作が読みたくなって購入しましたが、正解でした。「羆嵐」と比較して見劣りするという声もありますが、時代背景もまた、年代も違いますので、この作品は十分評価に値すると思います。 | ||||
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二流三流を読むと、余計な物・足りない物が見えて、一流の良さがわかると言いますが、その作品がまさにそうで、余計なものが多すぎ、大切な事も足りない。 フクロウ保護活動家・妊婦・小学生女子・女性アナウンサーが、何故か北海道の零下40度の山小屋で新年を迎えようとして、途中ヒグマに襲われた遺体を見て事故を起こしてるのに、悲鳴も上げず淡々と小屋に向かう。 被害が出始め、仲間がクマに食われてるのに、作者の取材ノートを延々と読まされてるような説明口調。 後半になって熊との戦いになると、突然『エイリアン2』のリプリーのようなバトル調。 自分の小学生の娘が2度もクマに噛まれ瀕死なのに、駆け寄りもせず男性活動家とクマ論議。そんな母親います? 読み始めたので、最後まで読みましたが・・まぁ漫画のブロットレベル。500円でも高いかな。 このレベルで受賞と言うなら、日本の小説はいよいよ衰退して当然かな。 | ||||
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蛇足としか思えない濡れ場もあったが、展開が読めず、1人また1人と殺られていく様は怖かった。殺してから食べるのではなく、生かしたまま、顔や体の肉をゆっくり食べていくのですね。プーさんが可愛く思えなくなった。 | ||||
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パニック小説の傑作です。一度読んだら20年は内容を忘れずにいられるほどインパクトが強い。熊害の凄惨な描写も秀逸です。熊は怖い。一生出会いたくない動物ナンバーワン。 | ||||
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YouTubeで内容読んで読みたくなった本、リサショップで探すのは大変だか、タイトルだけで届くから楽だね。 | ||||
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北海道の寒さも、雪の恐怖も、熊も全部怖いけど 人間が自然界の結界を壊したことによっての被害が怖い あとヒグマの執念深さ?初めて知りました。 | ||||
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怖かったぁ~ ミステリーというよりは、動物パニックもの。 北海道生まれなので、羆の恐ろしさは、本州の方よりは知ってたつもりですが、やっぱり怖い。 吉村昭の名作「羆嵐」の重厚さ、骨の髄から冷え切るような怖さに比べれば、ややエンターテイメント性が勝ちすぎですが、まあ、楽しめるパニック作品。 気になったのは、登場人物達の言動に矛盾が多々あること。羆の習性を知ってて、そんな事する?ある意味自業自得じゃね? かなりの怪我をしてるのに、アドレナリン出すぎしゃない?というくらい、活動して羆と戦ってる。スーパーマン(ウーマン)なのか? 作者は、特に食べられる人間側の心理描写をかなり丁寧に書いていて、恐ろしいですよ。 絶対に冬の北海道の森には入りたくなくなります。夏もね。 | ||||
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「銃剣道に力を入れるのは軍国主義だ」と意味不明なレッテル貼りをする無知蒙昧な人間らしく羆に対する無知も甚だしい。 この作者のことも作品のことも嫌いだ。 | ||||
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他の方も書かれていますが、羆嵐を読まれた流れでこれを読まれるなら、はっきり言ってオススメしたくありません。 最初こそ展開が気になるのですが、読み進むにつれて、肝心の羆に対する知識に違和感しかわいてきません。 専門家でなくても、羆の生態や獣害事件の事を少しでも調べた事があればわかる、ある習性があるのですが、それは完全に無視。 羆がまるでどこかのクリーチャー。 B級ホラーを貫くならそれもよかったかもしれませんが、それすら中途半端。 街灯すらとどかない森の中にいるのに、暗闇に対する恐怖感もまるで知らないような描写。 あんまりです。 | ||||
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エンターテイメントとしては楽しかった。増田氏の作品では一番楽しめた。 パニック小説を読みたい人にはかなりオススメ。 ただ、著者の他の本とは異なり、読後、何も残らない。 人間のエゴや環境破壊に対する憤り、みたいなテーマを下敷きにしているので、野生への畏怖を読者に感じさせられれば作者の完全勝利だと思うんだけど、私がこんな書き方してる時点で、そこは失敗している。 ぶっちゃけると会話文の使い方が上手くない。登場人物にテーマをあざとく語らせて、ものすごく白けた。 熊に襲われてる時にそもそも環境破壊がどうのこうのとか話すか? 登場人物はドキュメンタリー番組見てるんじゃないんだから。 サバイバルの描写、特に小動物を食べようとして吐き出すところなど、リアリティを感じさせるもので、丹念に取材をしたであろうことが分かるので薄っぺらなテーマを捨てて書かなかったことが、非常にもったいない。 恐らく増田氏は本質的に記者であって、創作者ではないんだろうな、と感じた。 ともあれ秋の夜長を過ごすには充分過ぎるクォリティ。 ヒグマはライオンより強いとか、男の子の胸を熱くするような知識も散りばめられており、また主人公母娘の生命力がホラー作品のお約束だが、バケモノ。漫画的魅力に溢れている。 深く考えさせるような文学ではないが繰り返すように、エンターテイメントとしては、かなり楽しめるので、オススメです。 | ||||
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羆嵐を面白く読み終えたものの、当時の入植者の貧しさ、冬の北海道の寒さ、羆に対する無力さに胸が重くなった方。 そんな方にオススメします。 この作品では恐ろしいヒグマが冒頭からすぐ大暴れし、人間喰いまくり施設壊しまくりますが、所詮フィクションです、そうこなくちゃ。対抗するヒロインも負けちゃいません。銃も持たずに反撃しまくり逃げまくる。雪山を逃げ木に登り、ケガだって気にしない。互角だ。これまたフィクションなんだから、ここはそうこなくちゃね。 わくわくしながら読み終えました。 満足です。 「ヒグマは滅茶苦茶しつこい」このことだけは、本当によく理解出来た…。笑 「このヒグマを子熊時代に飼っていた」「ヒグマは子熊連れ」この2点が明らかになった時、うわお涙頂戴展開になるのかと不安になりましたが(「ギンコを狂わせたのは私達人間なのよ!!ごめんなさいギンコ!!」みたいなオチかなと…) そうはならずにほっとしました。 | ||||
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物語より出てくる人たちの言動に、序盤のころから違和感を感じ お話に集中できませんでした。 ヒグマに襲われた人の悲惨な死体を見たばかりなのに あまりにも呑気に、まるで散歩しているかのように会話しながら雪道を歩いていくところ。。。 すぐそばに人食いヒグマがいるかもしれないのに、まったく恐怖感がないのが不自然です。 小屋に着いても、見たばかりの恐ろしい被害に対して あまりにも無関心で、「じゃあコーヒーでも飲みましょう」とか 犬の毛をブラッシングして・・・なんて! 人を食べたばかりのヒグマがすぐ近くにいるっていうのに、 みんな怖くないの?!緊張感のない、へんな会話ばかりして。。。 吉村昭さんの「熊撃ち」や米田一彦さんの「熊が人を襲うとき」 あと三毛別羆事件の話を読んだばかりだったので この物語の初め100ページ辺りまでの ヒグマに対しての人々の呑気さにちょっと興ざめでした。 | ||||
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