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シャトゥーン ヒグマの森
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シャトゥーン ヒグマの森の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全101件 21~40 2/6ページ
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間違いなく怖い。 とにかく暴力的に、いとも簡単に巨大クマに翻弄される人間たち。 最後はかなり息切れ気味で、現実感が薄れていたが、まあ楽しめると思います。 | ||||
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この本は木村盛武さんの「慟哭の谷・北海道三毛別史上最悪のヒグマ襲撃事件」の次に怖い本です! | ||||
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何だろう、この世界観は作者のことが気になる。心がある人間が書いている気がしないというか、淡々と食われていく人々の感情がなく、そこに怖さを感じた唯一の作品。 | ||||
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作者は熊の事件に関しては調べていると思うのですが、熊の生態についてもう少し掘り下げて欲しかったです。そして、流石に人間が脆すぎだと思いますし、残酷な描写の追い討ちは必要だったのかな?という疑問も残ります。 | ||||
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ヒグマの知られざる情報は面白いが、登場人物の行動で腑に落ちない点や、現実的ではないいくつかの展開に少し興ざめ。 七帝柔道や力道山は面白かったのだが。 | ||||
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兎に角、恐い。グロイ! ヒグマ最強! 北海道の厳しい寒さの描写が凄い。 | ||||
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倒して終わりです、後日談さえちゃんと書かれてれば4だったかな・・・? ストーリーそのものはアメリカの動物物のB級パニック映画って感じですが、キャラも皆掘り下げられてて死ぬには惜しい人物は多かった。 恐怖を引き立てるためか無残に死ぬキャラもいれば綺麗に死ぬキャラもいるのですが、勇猛に立ち向かって散った瀬戸は昭みたいに綺麗に死んで欲しかったかもしれない、あれではお骨も拾えない・・・ | ||||
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付け焼刃的な知識で小説を書くとこういう事になるんだ、と、いういい例かと思います。 まず、30cmも雪が積もっている所で車はスピンしません。抵抗が大きすぎてできません。 氷点下の北海道で霧雨は降りません。 一度退散した野生動物が直ぐに襲いなおす事はありえません。 あ~、これは映像化すると迫力あるだろうな、ヒグマじゃなくて未知の生物で映画にすればいいじゃね? そう思うともう怖く無かったです。 基本的にもっと勉強して欲しいです。 | ||||
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とにかく徹頭徹尾、登場人物に共感できなかった。特にヒロインの薫。研究者になることを道半ばで諦めたとはいえ、大学院で極地の野生動物について学んで本の執筆までした者とは思えないほどの浅薄さに、物語の序盤ではかなり苛立ってしまった。かと思えば終盤ではいきなり凄腕サバイバーになってるし。母親強えーな!! 笑 説明的なセリフや物語の流れに作者の意図がありありと表れてるようで、なんだか素直に読み進められない作品だと感じた。 | ||||
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久々にすごく夢中になれました。この本を読んでから羆のことをもっと知りたくなりいろんな熊の本を読みあさってます。この本に巡り会えて良かった。 | ||||
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ホラーやミステリーに興味はないのですが、表紙にヒグマが書かれているので手に取りました。 厳しい閉鎖環境下での大幅な行動制限、そのような状況で生身の人間では太刀打ち不可能な相手が人間を狙ってくる。 宇宙船ノストロモ号船内での"エイリアン"や、南極越冬基地内での"物体X"を例に挙げるまでもなく、クリーチャー物としては定番の舞台設定です。 本作の舞台は厳冬期の天塩にある大学研究林深部にある研究施設(山小屋)、そこへ夜半にヒグマが強襲。 ベタベタにお約束な舞台設定になっており、主人公が娘を連れたシングルマザーと言う段階で、ぼんやりと生き残るメンツも見えてきます。 この前段で早くも陳腐臭が強めですが、ページをめくるたびに表紙のヒグマに惹かれて本書を手にしたことを後悔します。 なぜなら、登場人物の多くは舞台となる大学研究林に関係した研究者や研究者崩れとその関係者ですが、 それでいながらヒグマや自然に関する知識があまりにお粗末でツッコミどころ満載の内容となっています。 本書の致命的難点は大きく二つです。 一つは"付け焼き刃的な知識で描かれた北海道の自然"。 もう一つは"無理のありすぎる人物の設定"です。 更にそれらに起因するのですが、リアリティを出そうと盛り込んだディテールの殆どが空振りになっていることです。 本書に書かれている北海道の自然や林業など森林環境に触れてきた実情を知るものからすると、 ああ娯楽小説なんだなあ、と、生暖かく見守ろうとは思うのですが。 読み進めるとイライラやモヤモヤが増して行くばかりです。 「(シマフクロウ)研究者の私たちでも一生に何度見ることができるか」 え?研究者でしょ?研究者であればフィールドにいる限り毎日のように見れるはずですが? 確かに北海道内でシマフクロウの羽数は140羽程度しかおりません。 しかしこの140羽という数字がミソなのです。 通常であればこの羽数、100や200と言った概数になるのが普通です、 そもそも飼育個体ではなく野生個体なのですから、追い切れるわけがない…普通はそう思います。 ところが、推定羽数はあくまで約140羽と言うバリバリに具体的な数値なのです。 これが何を意味するのかと言うと、北海道内に住まうシマフクロウは殆ど全てが研究者達の努力によって監視下にあると言うことです。 北海道内に生息しているシマフクロウには"○○流域のつがいは○○先生"と言ったような受け持ちが固定していることが殆どです。 ほぼ全羽について行動範囲やカップリング状況が把握されており、研究者の方はフィールドにいる限り何度でも見ることができるのです。 また、それにより研究者同士での情報交換は盛んです。 故に、民間の自称研究者(その実アマカメラマンでしかない場合が多いですが笑)であればともかく、 大学という研究機関に身を寄せているのであれば、何度も見ることは当たり前なので、そんなことをほざくことはあり得ません。 作中に"西"と言う密猟者が登場します。 現代日本に密漁者はともかく、銃を持った密猟者と言う時点で色々とおかしいのですが… なんでもフクロウの密猟をしているとかオカシナ設定です。 「ハリー・ポッター」でのシロフクロウブームは確かにありました、 そしてその際にシロフクロウの売値(現在は30~40万)は高騰していましたが、 それでも売値が100万を超えることはなかったように記憶しています。 売値でその程度と言うことは、市場原理で卸値はもっと安くなります。 さらにワイルド(捕獲した野生個体)となると、馴れにくい上、捕獲の際に傷があることも少なくなく、 特に野生の鳥類はシラミやダニがスゴイため、売り物にはなりにくいのです。 それも出所が怪しいと卸値はもっと下がります、正規流通には乗せられませんから。 儲けは非常に薄いのです、少なくとも法を犯してまでやることではありません。 更に、亜種エゾフクロウは亜種ホンドフクロウに比べて色が淡いとは言え、 あくまで比べれば薄い程度のレベルであり、シロフクロウの代わりになり得るような色合いとはとてもいえません、 確かにフクロウ自体そこそこ高価なのですが(種類にはよるが安くとも10万円以上) "シロフクロウもどき"としてエゾフクロウを密猟等というのは、ばかばかしいと言わざるを得ません。 その西が作中唯一銃を所持しているのですが、 バックショットではヒグマを倒せないのは確かなのですが、極限状態にあって一発も発砲しないというのはあまりに不自然です。 作中にて撃たない理由は、"致命傷にならない傷をつけても怒りを煽るだけ"とは言いますが、 じゃあ別の場面で目を抉るのはどうなんだ? 後半の薫や昭の行為の殆どが怒りを煽るだけで事態を悪化させているのです。 名前は出るけど登場しない夏目先生は"山から戻ってこないけど、熊に食われたかもしれない。"と言う非常に雑な扱いになっています。 知床の世界遺産地区などでは、そういう結論もアリかもしれませんが、 しかし本小説の舞台は大学研究林なのです、後半ブルが出てきますが、林業的要素を過分に含んだ研究も数多く行われています。 ただでさえ危険の多い林業ですが、作業の安全を維持できなければ研究は進まないのです。 そもそも研究が前提なので、大学の抱える研究林や演習林は保護されているアンタッチャブルな原生林的なものではなく、 その内部が基本的に殆どが監視下、もしくは管理下にあります。 これらの点から人を食ったかもしれないヒグマが放置されているような状況というのは基本的にあり得ないのです。 研究機関とあろうものが、人間一人いなくなったのに"かもしれない"と言うようなふわふわした結論は出しません。 しかもその大学の先生が行方不明なのです、山林を管理する物として、研究機関としてありえません。 人を食べた可能性のあるヒグマが生息する林内で研究なんてとても恐ろしく、先生はデータが集まらず、学生は論文が進みません。 そうなっては研究林としての意味がなくなるのです。 本作中に何度か凄惨なヒグマにより人間の惨殺現場の描写がありますが、 その描写通り、全く痕跡が残らないことは基本的にあり得ません。 血痕、肉片、毛髪等々必ず残ります、埋めて土饅頭にしても、全て食い尽くされたと想定しても、毛髪や骨片入りの糞ができます。 さらにはぎ取られた被服は残ります、特に靴は何十年も残る物ですから、 痕跡が全く見つからない=熊に食われた、と言う結論にはなり得ません。 また登場人物が、苫前三毛別のヒグマ事件では胎児が食べられたとか。 (胎児は妊婦からかき出されただけで、しばらくの間うごめいて生きていた。) レミングは過剰に増えると自殺するとか。 (過剰に増えることはあるが自殺はしない。) おおよそ研究者らしくなく都市伝説的な戯言をポンポン口にするのにはなんともゲンナリ。 登場人物が作者を超えることが出来ないのは確かなのですが、 あまりに自然科学に対する作者の水準が低いため、登場人物が肩書きの割に皆お粗末な人物になっています。 知識面のみならず思考も残念です。 西は、高橋の弾痕を主人公の薫に咎められて追い詰められますが、 "ヒグマは高橋を打ち倒すと即座にこちらへ向かってきたので咄嗟のことで撃った"と言えば、 十分通じる言い訳になると思うのですが、ぐうの音も出なくなり逆ギレするだけのバカです。 そんな登場人物のオツムのスペックはさておき、本書で際立つ"無理のありすぎる人物の設定"は主人公薫の娘、美々の耐久力です。 マイナス38度の環境下、飲まず食わずに近い状態で夜通し歩き通し、 厚着をしていたとは言え、ギンコに踏まれ、噛まれても浅い傷だけで済む。 作中随一の耐久性を誇り、攻撃力の無いターミネーターレベルです。 マイナス20度を下回ると、フル装備の大人でも厳しく、体温を奪われやすい子供では… 筆者にはもうヒグマのことや北海道の自然を少し調べるなり勉強してから書いてほしいものです。 ミステリーや娯楽と割り切って読む分には良いのかも知れませんが、 リアリティを出そうと盛り込んだ物が全て失笑物の余計なオプションにしかなり得ていません。 誤植か本人のミスかは定かでありませんが、 夢枕獏氏の"シュミレーション"も文筆業としてはかなり恥ずかしいですね。 この程度の小説を持ち上げている時点でだいぶ恥ずかしい気もします。 | ||||
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毎年、このような恐ろしい熊が雪山を徘徊しているのかと思うと、よくそのようなところに住もうと思ったなと感心しました。 | ||||
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パニック映画は大好きなのでこの作品もぜひ映画化してほしいものだ。 B級作品には十分の出来である。 ラストの必死に娘を護る母親の姿はエイリアン2で少女を守るシガニー・ウィーバーのようで エイリアンのヒグマバージョンを見ているようで楽しかったです。 頭の皮を剥がれながらも最期まで薫を守った男もアンドロイドなら助かったのにと思うと設定の変更が残念です。 | ||||
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羆嵐を読んだ後、すぐにこちらを読んでトラウマ状態になりました。 怖過ぎます… | ||||
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羆が強く凶暴なのはわかりますが自動車がバラバラ?に近く解体されるような描写にオーバーな印象を受けます。 悪路で車が横転する場面も出てきますが自然道を実際に走っている経験から、そんなに飛ばしたのか?と不自然に感じます。 危機的状況のおぜん立てももう少し自然に描いてほしいです。 | ||||
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手に汗握る展開。幽霊も怖いが野生の動物もリアルで怖いですね。 | ||||
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良かった点 ・ヒグマの怖さが伝わってきました。ちょっと誇張し過ぎじゃね?とも思いましたが、実際は分かりません。 悪かった点 ・文章がただ見たままの情景を淡々と書き連ねている感じで、小説というよりドキュメンタリーを読んでるようでした。 ・ゆえに物語のドラマ性も薄いです。ひたすらヒグマの怖さを説明するだけで終わってしまった印象を受けました。 総評 ・後半でネズミの肉を生で食べたりとサバイバルするシーンが一番面白かったです。 まあ動物に襲われる小説が好きなら、読んで損したとは思わないんじゃないでしょうか。 | ||||
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この筆者は、羆のことを知らないのだと思います。 かる~いホラーをお望みの方は、時間つぶしにどうぞ。 | ||||
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大正4年の三毛別羆事件(留萌管内苫前町)を題材にした小説「羆嵐」を現代版に焼き直し、アメリカのホラー映画「グリズリー」と足して2で割ったようなB級ホラー小説。 悪い夢を見そうである。 特に最後の、主人公(ヒロイン)がブルドーザで巨大ヒグマとデスマッチを繰り広げるシーンは「グリズリー」の最終場面を髣髴とさせる(あちらはブルドーザでなくヘリコプター)が、まず、こんな戦いはありえない。 ブルドーザの機種を特定していないのが益々嘘っぽい。 中型ブルドーザの重量は約20t、仮に最も小型のポピュラーなコマツD20系でも約4tと巨大ヒグマの10倍。小型ブルドーザでも、ヒグマと闘牛場でバトルをやれば99:1の確率で勝てる(自分がひっくり返らない限り)だろうし、動物愛護協会から非難轟々は間違いない。 その他、細部の批判は他のレビュアーの多くが指摘するところであり省略するが、私はときどき山仕事やバードウオッチングでクマが出そうな山に入ることがあるので、気のついたことを幾つか追加させて頂く。 p.51「ヒグマとツキノワグマの最大の違いは・・・圧倒的な体格差である。 ツキノワグマ 最大60〜70Kg ヒグマ最大400〜450Kg」とあるが、ツキノワグマの体重は明らかに違う。日本産ツキノワグマは最大150Kgが定説。 動物図鑑から書き写すとき、マレーグマとでも間違えただろう。 もっとも、本題のヒグマ(亜種エゾヒグマ)についていえば最大級は確かに400Kgに達する。私は北海道内の某動物園や、クマ牧場で400Kg級の個体を何度か見たことがあるが、実際、禍々しい雰囲気を発散していた。 絶対、フィールドで出くわしたくない相手である。 本書の中で、脇役(悪役)の密猟者・西が「バードショットだから効かない」と、小屋に人食い熊が侵入して仲間を攫ったときですら絶対発砲しない・・・というのもおかし過ぎる。 散弾のパターンが広がる前の至近距離なら鳥撃ち用散弾だって効果はある筈だ。 そもそも、殺るか殺られるかの極限状態で撃たない選択肢はありえない。 北海道でヒグマによる人身被害といえば、殆どが山菜取りの年配者である。 つい3日前の平成26年10月11日にも、千歳市で59歳の男性がキノコ取り中、クマに襲われ、自力で追い払ったが重傷を負った(生命に別状なし)と報道されている。 どうやって追い払ったのかといえば、「棒(木の枝)と鋏で対抗」したのだそうである。 今年9月末には、網走支庁の滝上町で散歩中の人がヒグマに体当たりされ転倒している(北海道の広報資料より)。 噛まれても殺されてもいない。『転倒』ですよ。 数ヶ月前にも、道内で山菜取りの2人連れを襲ったヒグマを、60代男性が鉈で殴りつけて追い払ったことが報道されていた。 そう簡単に、人間がヒグマに捕食されるわけではないのだ。 近年、北海道でヒグマに殺された例は、怪我の何分の一かであり、鉈や鎌などで立ち向かい追い払ったほうがずっと多いのである。 ただ、どういうわけかヒグマ撃退スプレーで追い払った話は聞かない。 これは、山菜取りをする人たち=郡部の比較的高齢者層が主体=への普及度の問題だろう。 あるいは、スプレーを所持していても鉢合わせした瞬間襲われたり、潜んでいるクマが後ろから襲ってきて始めて気がついたため、スプレーを取り出す時間がなかったケースが多いのかもしれない。 とはいえ、ここ数年来のヒグマ出没頻度と出没場所の多様化は異常である。 なにせ約200万人の世界的大都市の一つ、札幌市の(やや郊外ではあるが)住宅地でも、頻繁なヒグマ出没に脅かされている。 実際、私自身も同僚も、近年、道北・道東の1級国道で、真昼間、ヒグマに遭遇している。 国道をトットコトットコ、私のクルマに走り寄ってきた小熊・・・と見たのは、近づいてみると推定体重150Kgほどの、それなりに成長したヒグマであった(ツキノワグマとすれば最大級)。 幸い、私がそのとき運転していたのは大きなクルマ(自重3t以上)だったので、『ここはイエローストーン公園じゃないんだがな・・・。窓ガラスにクマパンチは勘弁してくれ。』と、呆れながらクラクションをビービーならしたら、渋々といった態で薮の中へ走り込んでいったが、自転車かオートバイに乗っていたとしたら、今頃、呑気にこんなレビューは書いていられなかったかも知れない。 以来、私は山仕事やバードウオッチングでフィールドに入るときは、常に鉈とクマ撃退スプレーを携帯している。 そして、『クマ出没注意』の看板があるところには近づかない(少なくとも、それ以上、奥に入らない)。 クマの足跡や糞を発見したら一目散にクルマに逃げ帰り、人里へ向かうことにしている。 本書の本質はノンフィクション風のホラー小説であり、余り真に受ける必要はないが、ヒグマが危険な動物であること自体は確かであり、ここ数年来、ヒグマが以前と違って人間の存在を余り意に介さなくなり、平然と近づいてくるようになったので、ヒグマの「実効危険度」は10数年前に比べて一桁も二桁も大きくなっている。 北海道を自転車やオートバイで旅行しようというかたがたには、鉈とクマ撃退スプレーの携帯を、お勧めする。 | ||||
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「七帝柔道記」「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」のいずれもが傑作だったため、物凄い期待をして読みました。 読後感は「あれ?」 ネタバレになるので詳細は語りませんが、残酷なことを詳細に描写したからといって「残酷」「恐ろしい」とは感じないのではないでしょうか? 「羆嵐に匹敵する」との惹句は、いささか過大評価だと思います。 次回作品に期待します。 | ||||
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