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愛書家の死



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【この小説が収録されている参考書籍】
愛書家の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-10)

愛書家の死の評価: 3.71/5点 レビュー 7件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

愛書家の死

物語の大半は競馬場が舞台。読んでて不思議なのは、競馬関係者があちこち自由に行き来すること。億の金をかけた馬がすぐそこにいるのになーんか無防備すぎる気がするのですか。考えすぎかな。しかしこの作者は競馬にかなり詳しい。
愛書家の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-10)Amazon書評・レビュー:愛書家の死 (ハヤカワ・ミステリ文庫 タ 2-10)より
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No.6:
(3pt)

not bad

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No.5:
(3pt)

全く名前が同じ作家と勘違いした。

ジョン・ダニングというと「欧州殺人事件シリーズ」を書いたドイツ人作家を想像して購入。ちなみにドイツ人作家の方はコリン・ウィルソンに説得されて欧州の数少ない実録殺人事件全8巻を刊行中に亡くなられている。ホントは全10巻の予定だったらしいが日本では出版社が二転三転し装幀がコロコロ変り状態の良い古書が入手しにくい作家でもある。中身も非常に濃ゆくて欧州のミステリー作家諸子がネタ本にしているからファンは読んでみて欲しい。特に「女性殺人鬼」は色々な作品のネタになっている。
こちらのダニングは米国人で存命中。文体は昔のハード・ボイルド調でメリハリが利いて好ましい。展開も1950年代のハード・ボイルドモノに非常に近い。俗に言う「パルプマガジン」調にわざとしている。別に何かへのオマージュでもないようだし自分の好みの文体なのか?
個人的にはこっちのほうが好きである。
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No.4:
(3pt)

古本屋探偵クリフシリーズの異色作

待望の古本屋探偵クリフシリーズの最新作なのですが、あまり古本薀蓄はありません。児童書が少々。むしろ、競馬薀蓄。
楽しめますが、古本屋好きゆえに、このシリーズを読み始めた者にとってはいささか残念。「もう一度、警官になりたい」(579頁)はとてもがっかり。
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No.3:
(4pt)

米国版ディック・フランシス

ストイックな主人公、競馬界で働く人たちや競走馬、レースの活写、ほぼ閉鎖的な登場人物の中での血縁や過去の因縁。そしてその中に必ず存在する犯人など「競馬小説の父」ディック・フランシスの世界をアメリカに上手く移植したかの印象。

「古書」の部分は今回はそれほど大きな要素を占めておらず、主人公には最後に「警察官に戻りたい。」と独白させているのでシリーズは転換期を迎えているようだが、主人公とコンビを組む女性弁護士のキャラクターの立ち方が、ますます定着して来たシリーズものなのでぜひ今後もシチュエーションを変えてでも継続して欲しい。
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No.2:
(5pt)

読ませますっ!

今回は「児童書」です。
なじみのあるタイトルがたくさん出てきます。
こんな本の数々を、しかも初版を、子どもの頃から与えられるなんて、もうそれだけでダメ人間に育ちそうな気がするのは貧乏人のやっかみでしょうか(苦笑)? 図書館で借りて読め〜!!
冗談はさておき、今回の舞台となる「競馬」の世界の描き込みがすばらしい!!
私がいままで買ったのは天皇賞たった2回くらいという、ほとんどまったくなじみのない世界ですが、馬のいななきや体温まで感じとれるようなこまやかな描写には臨場感たっぷり。
つかのま、アイダホの広大な自然の中にタイムトリップさせてくれます。
失われた若さを惜しむように、よりいっそう行動派になっていく主人公に、もはやレースの旬を過ぎた老競走馬の哀しみがオーバーラップして見えたり・・・
すばらしいですよ〜  一気読みまちがいなし、ですよ〜
さらに、私が女性だから感じたのかもしれませんが、女性登場人物たちがそろって「男を見る目がない」のが笑えました。
次作も大いに期待しております。
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No.1:
(5pt)

古書探偵ものは前作で終了。今回は実質、新シリーズ第1作。

古書店主、ジェーンウェイを主人公を中心したシリーズ第4弾。

前作「災いの古書」は、
第'T作、第2作の書籍ミステリーものから、
ハードボイルドタッチに作風が変化しましたが、
今回の作風もその延長線にあります。

はっきり言って古書は出てきません。
ほんのおまけ程度。
代わりのテーマは競馬。
競馬場、厩舎、サラブレッド、芝生、馬丁、馬主。。。
カリフォルニアに舞台を移した競馬にまつわる情景描写は美しくて、
従来の密室型の事件展開に比べると、
テイストが大幅に変わっています。

更にジェーンウェイの言動も、ますますハードボイルド。
思い切りチャドラー風。
謎解きというより、乾いた会話、主人公の内面描写を楽しむ作品になっています。
文章がしっかりしていて、キャラクターもはっきりしているので、
小説としては上出来。面白いです。

次作もあるようです。
どうやら古書はネタ切れのようですから、
新シリーズの第1作として、本書を読むべきでしょう。
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