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白砂
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白砂の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.83pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全41件 21~40 2/3ページ
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人の命の重さを語る場面がありましたが、作者自体はそんなに命を重く思っていないのだな。と思わされた。 久々に途中で読むのやめたくなりました。 刑事の掛け合いは安く 謎解きもミステリーとは程遠く 二つの視点の描き方も、最近流行りですがわかりにくかった。 被害者はただ可哀想。 加害者に特殊な境遇と精神的な病のありがち重ね塗り。 感情移入はできなく、 涙腺崩壊の棚に本当に騙された。 時間が、、、勿体無いと思ってしまった、、。 新しい発見があるかもしれないと、なんとか最後まで読み続けましたが、僕には涙を出す場所も感動する場所も見受けられなかったです。 | ||||
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半分位でイヤな予感はしたのだが…帯に完璧にだまされた、近年稀に見る超駄作。 | ||||
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帯の文句につられ、ラストに期待しながら購入したが、読み終わった後は、「え?どこに泣くような箇所が?」と思いあ然とした。 別に謎解きの楽しさを求めて購入したわけではないから、犯人がわかりやすいという点については特に何とも思わなかった。 が、、、とにかく登場人物のキャラクターが全員チープ。 一人ひとりに「いかにも」な設定を与えようとしているが、どれも浅すぎて、誰にも感情移入できなければ魅力も感じなかった。 帯にあるようには泣けなかったからという理由でマイナスな評価をしているというわけではなく、単に面白いとはとても思えなかったのでこの評価。 殺人の動機や、登場人物たちの過去のあれこれなどについても、こちらもあまりにも設定がチープ。 でも、小説として評価しようとするからこうなってしまうわけで、テレビの二時間サスペンスなんかにしたら、意外と楽しめたりするのかもしれません。 | ||||
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本の帯に「あまりにも哀しく。美しいラストに涙腺崩壊!!」と書いていますが、 どこが?「哀しく。美しいラスト?」そんなのなかったよ? こんなくだらない本に、そんなありえない帯を付けて、余り本を読まない人が 間違って買って、「何この本!!」と失望して、どんどん本離れが進んで行く。 まさに出版業界の負の連鎖ですね。 「涙腺崩壊」は本が売れない、今の出版業界の人たちの心情でしょうね。 「あまりにも自己中心的な犯人、哀しすぎる被害者」これならわかる。 ミステリーとなっていますが、最初の50ページで犯人はわかるし話の概要は わかります。残りのページは矛盾だらけの各エピソード、最後は犯人の悪あがき。 犯人の動機、心情。被害者の母親。被害者の背景など書き切れていないので 全く感情移入が出来ず、ただ、だらだらと文字が書かれているだけの本です。 この本に興味がある方は、最初の50ページだけ読めば本の内容がわかります。 立ち読みで充分。お金を払う価値なしです。 | ||||
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本屋さんで、ラスト一章に涙腺崩壊!とあって、気になって読んでみた。 結果、一筋の涙も流れず。どこで?と見返したが全然分からなかったです。 なんか、雑に書かれてるイメージです。 今誰が喋ってるのかもよく分からない書き方な気がして、気が散った。 あと地方の人たちの方言が苦痛。再現にこだわったからか、意味が通じにくく筋を理解しづらい。筋を忘れさせるほど解読が必要な方言(しかも同じような地方出身ですが、あのシチュエーションであの方言は使わないだろうと)。不思議でした。 あと設定とか殺意とか、深みがなさすぎて、あっそうなんだ、で流せるものばかりだったのも泣けなかった原因かもしれない。 殺された理由と犯人の人柄を考えると今も意味がよく分からない。 刑事2人の掛け合いも、筋と関係ないし、部下の成長とかどうでもいい。 その辺りの描写にはイラつきました。 ファンの方にはすみません。 でも面白く感じられなかったです。 | ||||
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書店のベストセラーコーナーに、置いてあったので、購入して,読んでみたが、これが意外と面白かった、最後の展開には、少し驚かされた。 | ||||
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地方から上京してコンビニに勤めながら予備校に通い、倹しい生活を送る20歳の女性が殺された。捜査が進むにつれ、中年男性の影が浮かぶ。キーワードは骨。もう一つの章では、中年女性が交通事故で亡くなった夫の死を前に茫然とし、二人の経緯が語られる。これらがいつか交錯し、地味ではあるが、抒情性のあるミステリーに仕上がっている。 ただ突っ込みどころが多い。携帯すら持っていない倹しい生活を送る女性のアパートに固定電話が引かれているが、携帯の有無により物語の展開が大幅に変わるので、泣き所だったかもしれない。また、短歌大賞受賞作品が説明的すぎて当時の状況はこれで判るが、短歌そのものに魅力がなく、優秀賞に値しない。致命的なのは、犯行時間が奇跡的偶然に頼りすぎる。 ミステリーを重視するなら、何よりも整合性が欲しい。逆にミステリーを重視しないなら、二人の刑事の軽妙なやりとりは面白く、シリーズ化も考えてよいほど成功している。 | ||||
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骨子のネタバレありです。 それぞれのエピソードは魅力があります。ただ、書き方、それは無いんじゃないか…という感想です。 作者がアクタイオンの話を知って、エピソードを粘土のようにつけて小説にしたんですね。という、小説を読み進める上に邪魔なイメージが、突然立ち上がり、その後もダメ押しで浪のようにやって来ます。 視点がコロコロ替わるため、ミステリー劇場のあらすじを又聞きの又聞きで聞かされている印象を持ちました。俳優さんの魅力や情景が抜け落ちてしまっています。 人って酷いよね、悲しいよね、弱いよね、でも思い出も有るよねって、簡単に括ってしまうのは小説の仕事では無いような気がしているのですが…。 どんな人だって、幼くたって、成年だって、例え極悪人だってもっともがいて揺れて生きているんじゃないですかね。 そこが表現されていなくてステレオタイプの刑事の説明が繰り返される…。 作者は登場人物の中で誰か一人でも感情移入して書いた人はいたのかな…。少し登場人物に同情しながら読み進めました。 帯につられて久し振りに文庫本を買った、ひねくれた年寄りの個人的な感想です。 | ||||
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生い立ちのせいで薄幸な若い女性(高村小夜)が殺害され、同じ年頃の娘をもつゆえにより気の毒に思う刑事が、被害者の人間関係を軸に捜査を進める物語です。 小夜が作った、やはり薄幸の亡き母の一夜の恋を主題にした短歌が切なく、その二人があの世では一緒にと願う小夜の心が哀れです。 ただ、ミステリらしい驚きというのはあまり無くて、半ばくらいまで読み進むと概ねが分かりますので、そこから先はスピード感が足りないような、ネタに対して話が長いような気がしました。 帯にある涙腺云々のコピーは、例によって過大です。 | ||||
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いやすまない。正直レビューを書こうとは思わなかった。でもあまりにも褒めているものばかりだったのでちょっと書こうかなと思った。 単にのめりこめなかったからなのかは知らないが、多少ネタバレを含むかもしれませんのでご注意あれ。 まずのめりこめない一つとしてキーマンのひとりである吉崎のキャラクターにある。ガッチリとした体格で(ラガーマンだっけ?)やさしくて、メルへナー、人格者。 んーまあいいよ。ここまでは納得しましょう。想像するとキモイけどね。 自然を愛していて、建築家、で、将来は大きなビルを建てたい。 もうなんだかね決定的にずれている。そう感じるのは僕だけですか?建築家で自然を愛していて将来でかいビルを建てたい?具体的な違和感ではないのです、感覚的な違和感です。どうしてもでかいビルを建てる夢と自然を愛するという人間性に齟齬を感じざるおえない。 それを、こう言う人がいるかもね、ということで納得をしましょう、メルヘナーの部分があまりにもキモくて吐き気がしましたが、若気の至りということで最大限考慮いたしましょう。 でも、絶対にどうしても受け入れられない部分があるとすれば、やってはいけないことを彼はやっているのです。決してやってはいけないことを、若気の至りでは済まないようなことを! この部分を登場人物の誰もが突っ込まず、まるで美談のように語り継いでいるところにどうしても許せない違和感があります。 そのほかのキャラクターに対しても行動がいちいち、何で?何で?そんなことするの?ということを連発しているようにしか感じられないのです。登場人物たちのあまりに無責任な行動に吐き気がします。 そりゃ殺人事件も起こるわな。ってな感じで全く共感できず、とても同じ人間と思えない人たちが愛憎劇を繰り広げられても、汚物を見せつけられているようで気持ち悪いだけでした。 まぁ、ミステリー小説なんてそんなもんだよ。なんて悟ったこと言われたらそれまでのことですが・・・のめりこめたミステリー小説がいくらでもあったのになぜこの作品だけこんなにも不愉快なのでしょうか? 言葉がきついのは勘弁してください。でも、僕の読み終わったあとの虚脱感と徒労感を想像していただけたら少し許していただけるのではないでしょうか。 合う、合わないがある小説だということで、こういうふうにあわない人もいました、そういうことです。 | ||||
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慎ましやかな暮らしを送る二十歳の高村小夜が自宅アパートで殺害される。事件の真相は… 静かに切なさと哀しさが漂うミステリー。 今回は岩手県が登場しなかった… | ||||
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コンビニでアルバイトをしながら大学の学費を稼いでいた女性が殺害された。女性は殺害される直前に宅配便で遺骨を受け取っていた。遺骨が意味するものは何なのか。 物証を重視するのではなく、心を解き明かすことに重点を置いて捜査をする目黒刑事を中心に、小夜や好恵など登場人物たちの心情が丁寧に描かれていたと思う。本書では「遺骨」が一つの鍵となっているが、それを巡る展開もうまくつながっていた。 ただ、最後まで特に大きな山場もなく、気づいたら終わっていた感じだったので、個人的にはちょっと物足りなかった。 | ||||
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コンビニでアルバイトをしながら大学の学費を稼いでいた女性が殺害された。女性は殺害される直前に宅配便で遺骨を受け取っていた。遺骨が意味するものは何なのか。 物証を重視するのではなく、心を解き明かすことに重点を置いて捜査をする目黒刑事を中心に、小夜や好恵など登場人物たちの心情が丁寧に描かれていたと思う。本書では「遺骨」が一つの鍵となっているが、それを巡る展開もうまくつながっていた。 ただ、最後まで特に大きな山場もなく、気づいたら終わっていた感じだったので、個人的にはちょっと物足りなかった。 | ||||
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ストーリーに何の矛盾も感じず、登場人物にもみんな違和感がないのが素晴らしいと思いました。大切にしたいエピソードや、複線もあり、飽きさせません。一気に読んでしまいました。悲しい殺人事件なのですが、背景が素晴らしいので、ミステリーというカテゴリーだけではもったいないような作品です。 | ||||
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ストーリーに何の矛盾も感じず、登場人物にもみんな違和感が ないのが素晴らしいと思いました。 大切にしたいエピソードや、複線もあり、飽きさせません。 一気に読んでしまいました。 悲しい殺人事件なのですが、背景が素晴らしいので、 ミステリーというカテゴリーだけではもったいないような 作品です。 | ||||
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本屋で何となく興味をひいたので読んでみました。結果はVery Goodでした。ミステリー系はもともと好きなのですが、トリックがどうこうというよりも、動機とか人間関係とかの「事件の背景・事情」というものに関心がいく方なので、その点からも十分に楽しめるものでした。好恵という人物の心情にも、「周りと一緒に無邪気に楽しめない」「孤立」「自分の存在を認めてほしい」というようなところが自分と通じるところもあり、身につまされるような感じで読みました。これまで知らなかった作者でしたが、これからFollowしていきたいと思います。 | ||||
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本屋で何となく興味をひいたので読んでみました。結果はVery Goodでした。ミステリー系はもともと好きなのですが、トリックがどうこうというよりも、動機とか人間関係とかの「事件の背景・事情」というものに関心がいく方なので、その点からも十分に楽しめるものでした。好恵という人物の心情にも、「周りと一緒に無邪気に楽しめない」「孤立」「自分の存在を認めてほしい」というようなところが自分と通じるところもあり、身につまされるような感じで読みました。これまで知らなかった作者でしたが、これからFollowしていきたいと思います。 | ||||
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鏑木作品の、読後に漂う人間の機微が今回も感じられて、満足の一書です。 | ||||
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鏑木作品の、読後に漂う人間の機微が今回も感じられて、満足の一書です。 | ||||
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鏑木蓮さんの小説はほとんどハズレがない。数はまだまだ少ないけれど、とても楽しみにしている作家である。 白砂は、ミステリーという点から言えば、中盤には、人間関係が分かってしまうし、犯人も隠してはいない。ポイントはヒューマンドラマである。なぜ、起こってしまったか。どんな事情を抱えていたか。被害者、被害者の家族、犯人、犯人の家族、それぞれの事情を、世代の垣根を越えて調べていく。 犯行をデータからではなく、人にまつわる物語を紐解くことによって真実に迫る刑事。 年長の刑事と若い刑事との愛情のこもった軽いやり取りも楽しめた。 厳密な意味で悪い人はいないので、感情も沿わせやすい。読後感は決して悪くない小説だ。 | ||||
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