邂逅の森

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評判

邂逅の森の評価:

4.65/5点 レビュー 147件。 S ランク

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平均点4.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全304件 241〜260 13/16ページ
No.64
(5pt)

圧倒的に骨太な名作

ものすごい驚くべきストーリー展開というわけでもないし、
血脇肉踊るサスペンスフルなシーンが連続するわけでもない。
それでも、ここに描かれた一人の男の人生を通して、自然とは、文化とは、
女とは、親子とは、命とは・・・いろんなことが深く胸に刻まれる本です。
マタギである主人公は、どちらかというと駄目な男だったりする。
身分違いの女への愛に溺れ、ある意味で転落し、そこから這い上がり、
また予想外の女と結ばれる。
それでもなお、昔の女への未練も残っている。そんな生々しい欲望
をきっちり書かれている。
そんな人間らしい主人公だからこそ、山に入って猟に臨むときに神々しいほどの
ストイックさに、胸を打たれました。
直木賞はともかく、山本周五郎賞にふさわしい力作だと思います。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.63
(5pt)

圧倒的に骨太な名作

ものすごい驚くべきストーリー展開というわけでもないし、
血脇肉踊るサスペンスフルなシーンが連続するわけでもない。
それでも、ここに描かれた一人の男の人生を通して、自然とは、文化とは、
女とは、親子とは、命とは・・・いろんなことが深く胸に刻まれる本です。
マタギである主人公は、どちらかというと駄目な男だったりする。
身分違いの女への愛に溺れ、ある意味で転落し、そこから這い上がり、
また予想外の女と結ばれる。
それでもなお、昔の女への未練も残っている。そんな生々しい欲望
をきっちり書かれている。
そんな人間らしい主人公だからこそ、山に入って猟に臨むときに神々しいほどの
ストイックさに、胸を打たれました。
直木賞はともかく、山本周五郎賞にふさわしい力作だと思います。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.62
(5pt)

人生を変えるきっかけになるかもしれない

マタギ「松橋富治」の物語です。
自然・獣と命懸けで対峙するマタギ・・・山の神様への畏怖・・・究極の状況に身をおくことで研ぎ澄まされる感覚。
富治を取り巻く女性の健気さ...。
自らが生きようとして生きていく姿、純粋さに息が詰まる程の感動を覚えると同時に、雑念だらけで自然への畏怖や感謝の気持ちすら忘れ、心の底から湧き上がる達成感も感じることのない自らの生活に思い至ってしまいました。
富治のように、「山の神様」に潮時なのか否か憂いなく聞けるように自らが生きようとして生きて行きたいと痛切に感じました。
何年か後に再び本書を読み、どう感じるか試してみたいと思います。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.61
(5pt)

人生を変えるきっかけになるかもしれない

マタギ「松橋富治」の物語です。
自然・獣と命懸けで対峙するマタギ・・・山の神様への畏怖・・・究極の状況に身をおくことで研ぎ澄まされる感覚。
富治を取り巻く女性の健気さ...。
自らが生きようとして生きていく姿、純粋さに息が詰まる程の感動を覚えると同時に、雑念だらけで自然への畏怖や感謝の気持ちすら忘れ、心の底から湧き上がる達成感も感じることのない自らの生活に思い至ってしまいました。
富治のように、「山の神様」に潮時なのか否か憂いなく聞けるように自らが生きようとして生きて行きたいと痛切に感じました。
何年か後に再び本書を読み、どう感じるか試してみたいと思います。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.60
(5pt)

重厚感のある小説でした

ワクワクやドキドキが有った訳じゃないんだけど、ずっしりと読み応えがありました。何が残ったかというと良く分かりません。感動したかどうかも分かりません。でも、生きることに頑張ろうと思いました。読んで良かったと素直に思いました。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.59
(5pt)

重厚感のある小説でした

ワクワクやドキドキが有った訳じゃないんだけど、ずっしりと読み応えがありました。何が残ったかというと良く分かりません。感動したかどうかも分かりません。でも、生きることに頑張ろうと思いました。読んで良かったと素直に思いました。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.58
(5pt)

人智を超えた自然の営みに神を感じた時代…

邂逅の森…
読み進めていくうちに考えさせられた。
現代の人間は、そして自分は、
本当に生き物としての本来の生を生きているのだろうか…?
厳しい大自然と生身のまま対峙し、
共存して生きたマタギのひとり、松橋富治…
ひとたび山に分け入れば、
紛れもなくそこには命のやり取りがあり、
知恵の限りを尽くして獲物と勝負する。
獲物を仕留めた時には思いっきり息を吸い込み、
「勝負!勝負!」と腹の底から声を発っし、
木霊する雄叫びにより仲間の漁師たちに宣言する。
それは最も高揚感の滾る瞬間であり、
同時に自分が手にかけた獣の死を見つめる時でもある。
獲物となる獣たちへの敬意と、
人智を超えた自然の営みに神を感じた時代…
季節が巡り、その変化から、
そして自らの内に宿る生き物としての衝動により、
今の瞬間をどう生きるべきかを感じ取っていた時代…
多分ボクには同じ生き方は出来ない…
でも、読み進めるうちに、
登場するマタギたちの生き方に想いをはせ、
何と生き生きとしているんだろう!!
心からそう感じ、意外なほど強く羨望を覚えた。
人間の作った人間の社会という身勝手なシステムに
余りにもどっぷりと浸かり、
生かされていることへの感謝や敬意を忘れがちなボクにとって
生きるって、なんだろう…?
人間として、生き物としての本来ってなんなのだろう…?
「邂逅の森」は、そんなことを考えさせてくれる、
強烈に迫ってくる一冊でした。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.57
(5pt)

人智を超えた自然の営みに神を感じた時代…

邂逅の森…
読み進めていくうちに考えさせられた。
現代の人間は、そして自分は、
本当に生き物としての本来の生を生きているのだろうか…?
厳しい大自然と生身のまま対峙し、
共存して生きたマタギのひとり、松橋富治…
ひとたび山に分け入れば、
紛れもなくそこには命のやり取りがあり、
知恵の限りを尽くして獲物と勝負する。
獲物を仕留めた時には思いっきり息を吸い込み、
「勝負!勝負!」と腹の底から声を発っし、
木霊する雄叫びにより仲間の漁師たちに宣言する。
それは最も高揚感の滾る瞬間であり、
同時に自分が手にかけた獣の死を見つめる時でもある。
獲物となる獣たちへの敬意と、
人智を超えた自然の営みに神を感じた時代…
季節が巡り、その変化から、
そして自らの内に宿る生き物としての衝動により、
今の瞬間をどう生きるべきかを感じ取っていた時代…
多分ボクには同じ生き方は出来ない…
でも、読み進めるうちに、
登場するマタギたちの生き方に想いをはせ、
何と生き生きとしているんだろう!!
心からそう感じ、意外なほど強く羨望を覚えた。
人間の作った人間の社会という身勝手なシステムに
余りにもどっぷりと浸かり、
生かされていることへの感謝や敬意を忘れがちなボクにとって
生きるって、なんだろう…?
人間として、生き物としての本来ってなんなのだろう…?
「邂逅の森」は、そんなことを考えさせてくれる、
強烈に迫ってくる一冊でした。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.56
(4pt)

自然への邂逅

 アミニズム、農耕民族、自然との共生。本書を通じて著者は何を伝えたかったのでしょう。良い小説は、時間と場所を共有できる。それが実感できる小説だったことは事実です。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.55
(4pt)

自然への邂逅

 アミニズム、農耕民族、自然との共生。本書を通じて著者は何を伝えたかったのでしょう。良い小説は、時間と場所を共有できる。それが実感できる小説だったことは事実です。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.54
(5pt)

男のなかの男の道!

この3年ぐらいの間に読んだ本のなかで ベスト3に入る感動本です。
人物や状況などの描写がものすごく濃厚でリアリティがあって、
獣の匂い、人の匂いがたちこめてくるような感じさえしてきました。
イクは富治に片思いだったけど当初は相手にしてもらえなくて、
富治はイクに同情しかもっていなかったのに、夫婦になって、
絆が深まっていく様子を読んで私は、
「恋が終わってからの夫婦がはぐくんでいく真実の愛ってこういうもの?」と思えて、
目を洗われた思いがしました。
夫婦のマンネリに悩む人たち全員に読んでほしいです。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.53
(5pt)

男のなかの男の道!

この3年ぐらいの間に読んだ本のなかで ベスト3に入る感動本です。
人物や状況などの描写がものすごく濃厚でリアリティがあって、
獣の匂い、人の匂いがたちこめてくるような感じさえしてきました。
イクは富治に片思いだったけど当初は相手にしてもらえなくて、
富治はイクに同情しかもっていなかったのに、夫婦になって、
絆が深まっていく様子を読んで私は、
「恋が終わってからの夫婦がはぐくんでいく真実の愛ってこういうもの?」と思えて、
目を洗われた思いがしました。
夫婦のマンネリに悩む人たち全員に読んでほしいです。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.52
(4pt)

よくも悪くも「普通に面白い」

マタギのいぶし銀な堂々巨編。
面白いです、安心して読めます。
ただ…それは裏を返すと予定調和なので冒険は無い。
いかにも直木賞を獲りそうな作品。
話の展開が、へミングウェイを彷彿とさせました。
ライオンの夢でも見てそうです、マタギだし熊か。
感動ポイントの奥さん、計算したたか女だな。
と思ったのは私だけでしょうか。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.51
(4pt)

よくも悪くも「普通に面白い」

マタギのいぶし銀な堂々巨編。
面白いです、安心して読めます。
ただ…それは裏を返すと予定調和なので冒険は無い。
いかにも直木賞を獲りそうな作品。
話の展開が、へミングウェイを彷彿とさせました。
ライオンの夢でも見てそうです、マタギだし熊か。
感動ポイントの奥さん、計算したたか女だな。
と思ったのは私だけでしょうか。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.50
(5pt)

申し分なし!

まるで息遣いが聞えてくるような、狩猟の場面。大自然の中で繰り広げられる人と獣たちの命の攻防。読んでいて、思わず息を呑みます。自然の大きさに比べたら、人の何とちっぽけなことか!しょせん、人も自然の一部でしかないと、思い知らされます。「マタギ」としての富治の人生、そしてその彼の壮絶な人生をも上回る、富治の妻イクの人生は、読む者に感動を与えます。富治の問いかけに対する「山の神」の答えは・・・。イクはすでにその答えを知っていたのかもしれません。場面、状況の描写、人間の心理描写、内容の面白さ、どれをとっても申し分のない作品でした。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.49
(5pt)

申し分なし!

まるで息遣いが聞えてくるような、狩猟の場面。大自然の中で繰り広げられる人と獣たちの命の攻防。読んでいて、思わず息を呑みます。自然の大きさに比べたら、人の何とちっぽけなことか!しょせん、人も自然の一部でしかないと、思い知らされます。「マタギ」としての富治の人生、そしてその彼の壮絶な人生をも上回る、富治の妻イクの人生は、読む者に感動を与えます。富治の問いかけに対する「山の神」の答えは・・・。イクはすでにその答えを知っていたのかもしれません。場面、状況の描写、人間の心理描写、内容の面白さ、どれをとっても申し分のない作品でした。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.48
(5pt)

重厚な外観に反して一気に読ませる傑作。おもしろいです!

最近の芥川、直木賞受賞作、全部読んでいるわけではないけど、 ちょっと違うなと感じていましたが、この作品は良かった。 ひさびさに傑作の予感が。 読んだことのない作家の長編はとっつきにくいものだけど、 この作品はそうではなかった。東北のマタギ(猟師)の世界を 描いて冒頭からぐいぐいと読者をひきつける。 マタギというハードな男の世界と、主人公富治の恋愛、波乱万丈の 人生が綾織のように展開される。方言と山のマタギ用語が飛び交う 大正初期の東北の貧しい村が舞台でありながら古臭さを感じさせないのは語り口(文体)が新鮮なせいか。 文学的に深い作品が読みたい、マタギという未知の世界への興味、 エンターテインメントとしての筋のおもしろさ、人生とは、生きる意味とは、と 欲張りな読者の欲求をすべて満たしてくれる作品。 富治が魅力的な男として描かれているのだが、最終章、 山のヌシとの一対一の対決はハードボイルドそのもの。しびれます。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.47
(5pt)

重厚な外観に反して一気に読ませる傑作。おもしろいです!

最近の芥川、直木賞受賞作、全部読んでいるわけではないけど、 ちょっと違うなと感じていましたが、この作品は良かった。 ひさびさに傑作の予感が。 読んだことのない作家の長編はとっつきにくいものだけど、 この作品はそうではなかった。東北のマタギ(猟師)の世界を 描いて冒頭からぐいぐいと読者をひきつける。 マタギというハードな男の世界と、主人公富治の恋愛、波乱万丈の 人生が綾織のように展開される。方言と山のマタギ用語が飛び交う 大正初期の東北の貧しい村が舞台でありながら古臭さを感じさせないのは語り口(文体)が新鮮なせいか。 文学的に深い作品が読みたい、マタギという未知の世界への興味、 エンターテインメントとしての筋のおもしろさ、人生とは、生きる意味とは、と 欲張りな読者の欲求をすべて満たしてくれる作品。 富治が魅力的な男として描かれているのだが、最終章、 山のヌシとの一対一の対決はハードボイルドそのもの。しびれます。
邂逅の森 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 邂逅の森 (文春文庫)より
4167724014
No.46
(5pt)

これは「旅のラゴス」だ

ここ数年に読んだ本では白石の「一瞬の光」に次ぐ感動作。邂逅を通じて主人公が成長していく過程は、まさに筒井の「旅のラゴス」に通じる(鉱山での生活などはそのもの)。「東北」と「熊の肝」に非常に興味が出てくる物語(「もののけ姫」ほど臭くありません)。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706
No.45
(5pt)

これは「旅のラゴス」だ

ここ数年に読んだ本では白石の「一瞬の光」に次ぐ感動作。邂逅を通じて主人公が成長していく過程は、まさに筒井の「旅のラゴス」に通じる(鉱山での生活などはそのもの)。「東北」と「熊の肝」に非常に興味が出てくる物語(「もののけ姫」ほど臭くありません)。
邂逅の森 Amazon書評・レビュー: 邂逅の森より
4163225706