オススメ?ダメダメ? 推理小説(ミステリ)について読書管理や感想を書いていく書評サイトです。 はじめての方はこちらからどうぞ。 サイトの要望はこちらからどうぞ。
2026年度雑誌ランキング
会員機能
その他
テスト稼働中自由に遊んでみてください!
【神津慶次朗】
【この小説が収録されている参考書籍】
【この小説が載っている参考書籍】
鬼に捧げる夜想曲の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです
平均点7.00pt
絞込み:
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
鬼に捧げる夜想曲の感想
同時受賞の「密室の鎮魂歌」はプロットは面白いけど肝心のトリック部分が拍子抜けするぐらいのもので、読み終わった後はすぐに忘れ去る内容だった。この本も著者が19歳という若さでの受賞なので一抹の不安はあったが内容的に興味があったので読んでみた。孤島、独特の風習、そして密室とそそる材料は揃っている。料理の腕はどうかと期待しながら読み進む。探偵が披露した推理が真犯人を欺くためのものであり、本当の真相はそのあと明かされるという筋書きは目新しくはないけれど、密室のトリックを打ち破るためにはその方法が有効であるとする探偵のやり方は理解できる。時代背景に合った硬い文章で書かれているが著者の年齢からすると苦労した事と思う。その硬い文章も物語の雰囲気作りに役立っており、登場人物たちの描写や会話などもしっかり描かれていて物語世界を構築している。肝心の犯行動機がイマイチ良く分からない点が致命的と思うが全体的に年齢を越えた力量を見せてくれた作品だと思う。さて、二作目三作目と書き続けられるのだろうか、職業作家として書く気があるのか不明だけれどこの一冊だけでも世に残せたことは彼にとっては有意義なことでしょう。
同時受賞の「密室の鎮魂歌」はプロットは面白いけど肝心のトリック部分が拍子抜けするぐらいのもので、読み終わった後はすぐに忘れ去る内容だった。この本も著者が19歳という若さでの受賞なので一抹の不安はあったが
内容的に興味があったので読んでみた。孤島、独特の風習、そして密室とそそる材料は揃っている。料理の腕はどうかと期待しながら読み進む。探偵が披露した推理が真犯人を欺くためのものであり、本当の真相はそのあと
明かされるという筋書きは目新しくはないけれど、密室のトリックを打ち破るためにはその方法が有効であるとする探偵のやり方は理解できる。時代背景に合った硬い文章で書かれているが著者の年齢からすると苦労した
事と思う。その硬い文章も物語の雰囲気作りに役立っており、登場人物たちの描写や会話などもしっかり描かれていて物語世界を構築している。肝心の犯行動機がイマイチ良く分からない点が致命的と思うが全体的に年齢を
越えた力量を見せてくれた作品だと思う。さて、二作目三作目と書き続けられるのだろうか、職業作家として書く気があるのか不明だけれどこの一冊だけでも世に残せたことは彼にとっては有意義なことでしょう。