世界が終わる灯
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著者2作目の長編。2011年刊行ですが、7年経つのに文庫オチの気配がないのでamazonで購入。 ニュージーランドの観光寝台列車で発生する殺人事件の顛末。メインの登場人物はデビュー作『太陽が死んだ夜』に引き続き、バーニイとジュリアンの美少女コンビなのですが、彼女たちはワトソン役ではあっても、名探偵役はまわってこないのですね。ちょっと奇妙なシリーズ2作目。南半球のニュージーランドといえども冬になると雪が降るのね、と目からウロコ。 「オリエント急行」で「そして誰もいなくなった」といった感のクラシックなプロットに、背景として実話の「ムルロア環礁核実験」「レインボー・ウォーリア号事件」を取り込んだアプローチが秀逸。派手なパフォーマンスに走る環境保護団体の矛盾をえぐっているのも(刊行当時の)タイムリーな話題だったといえるでしょうか。 一方で事件の真相には実行の困難さが目立って残念。犯人はどれだけ働き者なのですか。 終盤は登場人物たちによる「正義とは何か」という問答が展開されて、読者はおいてけぼりなのであります。 とってもキュートなカバーイラストから心温まるお話を期待するとぎゃふんとなりますのでその点は御注意を。 | ||||
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太陽が死んだ夜のジュリアンとバーニィ。 大学進学を前に二人はニュージーランドの山間を走る豪華寝台列車の旅行に出発した。 オリエント急行を思わせる旅に心弾む二人だったが…。 鍵のかかった客室に出現した首なし死体。 次々と消えていく乗員。 残された数少ない乗客たち。 そしてジュリアンを残して消えてしまったバーニィ。 果たして、真相は…。 いきなりある人物の詩から始まったのには、思わずニヤリとさせられました。 もしかすると今後も登場するかもしれない探偵も興味深い存在です。 今後もこのシリーズを読んでみたいので☆4つ。 次回は、彼女の復活(登場)を望みます! | ||||
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