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聖母の深き淵



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【この小説が収録されている参考書籍】
聖母(マドンナ)の深き淵 (角川文庫)

聖母の深き淵の評価: 9.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点9.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

心に突き刺す生・性。

この小説を読んだのは実は2回目で、やはり面白いし警察小説であるが恋愛小説でもあり、この時代の弱い女性・子育て主婦の立場を訴えている。RIKOシリ-ズは元々、性別を超えた恋愛の形がキ-ワ-ドとしてあり、今作でも単純な形ではなく複雑な要因の中で存在させている。(そのひとつの形が小説「聖なる黒夜」として存在しており、これもとんでもない傑作で10点評価を付けてます。)

この小説はとても単純な表現で表せない。登場人物もヤクザ、薬漬けの売春婦、被害者主婦と関係を持つ刑事、不倫で未婚の母の主人公だったり。ただ人の本質、欲望・ねたみ・性・叫びが描かれていてが描写で理解できない部分もあると思う。それでも、乗り越えるだけの超越した登場人物やスト-リ-展開は他に類を見ない。

それと書かれた時代背景もあるとは思うが、著者の母性に関する子育ては女だけの事ではないという叫びが聞こえた。

タカタソン
HU0OGV5Q

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