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レイニー・パークの音



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【この小説が収録されている参考書籍】
レイニー・パークの音
レイニー・パークの音 (講談社文庫)

レイニー・パークの音の評価: 9.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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No.1:
(9pt)

レイニー・パークの音の感想

明治後期の東京を舞台にしたミステリー。作者の乱歩賞受賞作である『三年坂 火の夢』と同じ高嶋何某が探偵として活躍する、シリーズ2作目になるのでしょうか。

探偵役を登場させる作品て、都合のいい展開を許容させてる設定のような気がしてあまり好きではないが、この作品に関しては、無いことはないが、あまり気にならなかった。それよりも、時代の空気や、ならではの人々の苦悩や、家族・友情・恋愛の繋がりが絡み合い、濃密で深みのある作品だったように思います。中盤までは話の進展にもどかしさを覚えますが、文章の配置や展開にも配慮されているので、数々の伏線が収束する終盤は一気に読んでしまいました。

構成力がモノをいう話のような感じなので、派手さはないのですが、じっくり読める方なら気に入って頂けると思います。

余談ですが、登場する秋輔くんはイイ味だしまくりです

カミーテル
MCFS6K6O

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