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リッチ・ブラッド



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リッチ・ブラッド

リッチ・ブラッドの評価: 8.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
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No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

胸熱度は抑制され、サスペンスはアップした新シリーズ登場!

「プロフェッサー」シリーズ、「ボー・ヘインズ」シリーズに続く新シリーズの第一作。殺人の犯人とされた姉を救うために36歳の民事専門弁護士・リッチが初めての刑事裁判に挑戦するリーガル・サスペンスである。
ハイウェイ沿いに顔写真入りの看板を並べ立て「看板(ビルボード)弁護士」と揶揄されるジェイソン・リッチ。高収入を得ながらアルコール依存症に苦しみ、所属する法曹協会からリハビリ施設に強制入院させられた。90日間の入院を終えて退院した直後、しばらく疎遠だった姉・ジャナから「夫殺害の容疑をかけられている。弁護してもらいたい」という電話が来た。民事での示談が専門で法廷に立った経験もないリッチだったが、いきなり両親を失うことになりそうな二人の姪を思うと弁護を引き受けるしかなかった。状況証拠や関係者の証言は圧倒的に姉に不利でリッチ自身もジャナを信じきれなかったのだが、それでも事務所仲間たちの助けを借り、事件の真相を明らかにしていくのだった…。
圧倒的に不利な状況から逆転無罪を勝ち取るというR.ベイリーお得意の展開になるのだが、これまでの作品とは違って主人公の弁護士が人格高潔、信念強固ではなく、ちょっと頼りない。その分、リーガル・サスペンスの要素が強められ、より読みやすくエンタメ性が強い作品と言える。
「プロフェッサー」、「ボー・ヘインズ」のファンはもちろん、リーガルもののファンならきっと満足できる傑作としてオススメする。

iisan
927253Y1

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