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アルパートンの天使たち



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【この小説が収録されている参考書籍】
アルパートンの天使たち (集英社文庫)

アルパートンの天使たちの評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

謎解き? ホラー? ファンタジー? とにかく長過ぎる

デビュー作「ボビーのためにできること」がマニアックな評価を得たハレットの第二作。カルト教団の集団死事件の謎を二人の犯罪ノンフィクション作家が追求する物語を、前作同様、メールやチャット、取材時の音声ファイルの書き起こし、ニュース記事などで構成している。徹底して地の文がなく、主役や脇役の区別も曖昧で、それでもキャラクターを理解しがら読めるのは作者の優れた構成力と言える。だがいかんせん登場人物が多いし、エピソード、シーンの転換が目まぐるしいので読みづらい。しかも長い。文庫で750ページだが、350ページぐらいでちょうどいいんじゃないか。
物語の基本は殺人の謎解きだが、それ以上にノンフィクション作家の日常、競争心、プライドなどの周辺情報が多く、また事件の背景もホラーかファンタジーかサイコパスか、さまざまな要素が混ざりすぎてスッキリしない。
前作が気に入った人にしかオススメできない。

iisan
927253Y1

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