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僕が君の名前を呼ぶから



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【この小説が収録されている参考書籍】
僕が君の名前を呼ぶから (ハヤカワ文庫JA JAオ 12-5)

僕が君の名前を呼ぶからの評価: 7.00/10点 レビュー 1件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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No.1:
(7pt)

僕が君の名前を呼ぶからの感想

『僕が愛したすべての君へ』/『君を愛したひとりの僕へ』のスピンオフ作品。
別の並行世界を描いた作品であり、SFやミステリ成分は特になく物語の補完的位置づけです。

3作品を通して一番印象に残り良かったポイントは、別の並行世界の幸せを描いた事だと思いました。
世の中にこの手の作品は豊富にありますが、これ系の愛読者には隠しテーマが存在します。それは並行世界の恋愛もの作品もしくは恋愛アドベンチャーゲームにおいて、選ばれなかった側はどうなるのかという事です。作品によっては選ばれなかった側の不幸を描いたり、メタ要素で読者やプレイヤーを悩ませる作品の方が世に多い中、全てをハッピーエンドのように描いているのは中々の特徴的な要素だと思いました。著者の優しさかと感じます。
小説2作品と映画も観てから本書を読みました。描かれなかった所を優しい雰囲気で補間された内容です。新たな展開というのは無いのでシリーズ作品が気に入った人向けの作品。本書だけや最初に読むのはオススメしません。
3作どれも面白く物語を堪能しました。良かったです。

egut
T4OQ1KM0

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