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グッド・ドーター



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グッド・ドーターの評価: 7.33/10点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.33pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

あまりにも込み入りすぎて、途中ペースダウンしちゃいました

「開かれた瞳孔」や「ハンティング」は面白かったのですが
この「グッドドーター」はそこまでの面白さはなく、ただただ話がややこしすぎて途中で興味断念しちゃいました。
話が複雑になればなるほど、本来のミステリーから外れていったような気がします。
ミステリーというよりも人間ドラマが近いのかも!?

今、あと二冊新作が出ているようですが、とりたてて早く読みたい!という気持ちにはなれないようです。


ももか
3UKDKR1P
No.2:
(7pt)

良かった。余韻が残る

なんともやるせない。余韻が残るいい作品

御福頂戴
1UFU3QOD
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

どれほど悲惨な経験も、人は乗り越えられる?

2017年に発表された、ノンシリーズ作品。父親のせいで凄惨な事件の被害者となり、ばらばらになった姉妹が、28年後に起きた銃乱射事件と父親の死をきっかけに新たな生き方を見つけていく、ミステリーであり家族の物語である。
ジョージア州の田舎町で暮らす反骨の弁護士・ラスティとその妻ガンマ、サムとチャーリー姉妹のクイン一家。白人女性を殺害したとして逮捕された黒人青年をラスティが無罪放免にさせたとして自宅に放火され引っ越したのだが、その数日後、ラスティが不在の家に二人組の男が侵入し、ガンマは殺害され、姉のサムは生き埋めにされ、妹のチャーリーは命からがら隣家に助けを求め生き延びるという事件に遭遇した。奇跡的に生き残ったもののサムは重い後遺症に悩まされ、事件の原因となった父親を許すことができずに家を出て家族との関係を断ち、成功した民事弁護士としてニューヨークで暮らしていた。一方のチャーリーは母と姉に対する罪悪感を抱えたまま成長し、父と同じ刑事弁護士として地元で暮らしていた。
事件から28年後、たまたま地元の中学校にいたチャーリーは17歳の少女が校長と8歳の少女を射殺するという事件に遭遇した。町中の反感を招いた少女を弁護するのはラスティしかおらず、当然のごとく弁護を引き受けたラスティだったが、何者かに襲われ瀕死の重傷を負った。父の危篤を知らされ、いやいや故郷に戻ったサムだったが、父・ラスティから自分の代理として弁護することを頼まれ、事件にかかわることになった。また、現場にいたチャーリーは警察が説明する事件の構図に違和感を覚え、サムと二人で真相を解明することになる。そして二人の追及は28年前の悲惨な事件につながってゆき、関係者全員が忘れよう、隠そうとしてきた秘密が明らかにされる・・・。
二つの事件の真相を解明していく謎解きミステリーとしても一級品だが、それ以上に、救いがない惨事によって引き裂かれた姉妹がそれぞれの父と母に対する思いをぶつけあい、再び家族として再生していくヒューマンドラマとして読み応えがある。目をつぶりたくなるような悲惨なシーンが多いものの、最後で救われるので読後感は悪くない。
ノンシリーズ作品でもあり、スローター・ファンに限らない幅広いジャンルのミステリー・ファンにおススメしたい。

iisan
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