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ザリガニの鳴くところ



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【この小説が収録されている参考書籍】
ザリガニの鳴くところ
ザリガニの鳴くところ (ハヤカワ文庫NV)

ザリガニの鳴くところの評価: 8.40/10点 レビュー 5件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.40pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

最高です。

すべてが素晴らしい。

わたろう
0BCEGGR4
No.1:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

人間は孤独には生きられない

70歳になるベテラン野生動物学者の初めてのフィクションで、一年半以上、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストに載り続けているという大ヒット作品。ノース・カロライナ州の湿地の小屋にひとり残された少女の成長と残酷な事件の真相をリリカルに描いた、超一級のエンターテイメント作である。
1969年、ノース・カロライナ州の湿地で村人から愛されていた青年・チェイスの死体が発見され、周囲の目を避けながら湿地で一人で暮らしている変わり者の少女・カイアに疑惑の目が向けられる。捜査を進めた保安官は、次々にカイアの犯行を示唆する証拠や証言を入手した。果たして、真犯人はカイアなのか? という、フーダニットのミステリーが本筋。それと並行して、学校に通うことも無く、徹底的に村人たちとの接触を避けるカイアは、なぜ一人残され、どのように成長してきたのかという、少女の成長物語が重ねられている。さらに、鳥や獣、小動物、昆虫、植物など湿地を彩る色彩豊かな生き物たちを生き生きと描いた自然愛好小説の側面も見逃せない。つまり、犯人探しミステリー、少女の成長物語、自然愛好小説の3つのジャンルが、生きることと愛することの関係性の奥深さという1つのテーマで見事に結集された作品である。
読むほどに心にしみ込む詩情豊かなミステリーとして、ミステリーファンの枠を超えて広くオススメしたい。

iisan
927253Y1

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