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希望の糸



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【この小説が収録されている参考書籍】
希望の糸
希望の糸 (講談社文庫)

希望の糸の評価: 7.00/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(8pt)

希望の糸の感想

おもしろかったです。デリケートな問題がテーマになってますが、結末は上手く感動に落とし込めていると思います。
やはり東野作品、読みやすいですよね、そこも良かった。

kmak
0RVCT7SX
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

希望の糸の感想

夫婦の形はさまざまですが、「鎹」といわれる子どもの存在とは…母は命をかけて子を産み愛おしむ、父は血縁を頼りに愛を育む。一方でその子自らの存在意義を確信する基盤は父母でしかない。
家族、夫婦、親子の関係を我が身に照らし合わせしみじみとかんがえさせられました。親子を繋ぐ糸は強靭なのか脆いのか…それすらもそれぞれなのですね。
登場する4人の女性のそれぞれの生き樣には感慨深いものがありました。東野圭吾氏の女性の心情の機微を捉える力に脱帽ものです。
家族や夫婦の問題を考えたい方たちには、オススメしたい作品です。


はつえ
L7BVQMDY
No.2:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

良くも悪くも予想を裏切らない

刑事・加賀シリーズの新作というか、従弟の松宮刑事を主役にしたスピンオフ作品。シリーズの持ち味を裏切らない、現代人情ミステリーである。
一人でカフェを経営していた50代の女性が殺害された。松宮刑事が捜査を進める中で浮かび上がってきた容疑者は、カフェの常連客の男性・汐見、被害者の元夫・綿貫など、数人いたのだが、犯行を決定付ける証拠が見つからなかった。そんな中、松宮の調べをヒントにした加賀刑事が犯人に接触し、自白を引き出したのだった。事件は一件落着と思われたのだが、割り切れない思いをかかえた松宮が独自に周辺調査を進めると、解き明かされたのは家族の絆とは何かに苦悩する普通の人々の出口のない葛藤だった。
あっさりと犯人が判明してしまうため、犯人探しミステリーとしては物足りないが、物語のメインテーマは現代版人情話で、その点では成功している作品である。登場人物が善人ばかりなので、気楽に読み進めることができ、読後感もいい。
シリーズのファンはもちろん、軽めのミステリー、人情ものファンにオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

読みやすい1冊

著者の作品というのは、いつもながら読みやすいですね。
抵抗なくすーと読んでいけます。
犯人探しがメインストーリーではないので、この人が犯人では、というのは割と容易に推測出来ました。また、実際、何の捻りも無くあっけなく解決しました。
本書は親子の在り方が、メインなので、まさしくタイトルにある糸がキーワードなんです。
だからこれで良かったんでしょう。
その分、少し軽いという印象が抜けきらず、この点数になりました。
もう少し重厚さが感じられたら良かったと思いました。

マッチマッチ
L6YVSIUN

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