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六人の赤ずきんは今夜食べられる



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【この小説が収録されている参考書籍】
六人の赤ずきんは今夜食べられる (ガガガ文庫)

六人の赤ずきんは今夜食べられるの評価: 7.00/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
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六人の赤ずきんは今夜食べられるの感想


赤ずきんをモチーフに未知の怪物から六人の少女を守り抜こうとする知略的パニックストーリーと少女の中の裏切り者を推理させるファンタジーミステリーを融合させた本作。 少女たちに割り振られた能力を駆使しての戦いとそれを用いた謎のロジック、その他細かく張られた伏線と疑心暗鬼を誘う展開はライトノベルとれ侮る勿れ。 なにより素晴らしいのが赤ずきん以外にもグリム童話のエッセンスをトリックや物語の演出に入れ込んでいる点で非常に作者の心意気を感じる一品になっている。

りーり
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No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

六人の赤ずきんは今夜食べられるの感想

獣により赤ずきんが食べられてしまうという童話モチーフのわかりやすさ。帯に書かれている裏切り者の存在による謎解き要素の仕掛けあり。タイトルとキャッチフレーズが分かりやすく、表紙のイラストも良い感じである為、書店で目に留まり衝動買いした1冊。なかなかの掘り出し物でした。

知能を持った獣に襲われる絶望感、赤ずきん達の秘薬による攻防がメインとなるお話。童話のモチーフを絡めた能力もの×パニックホラーの作品ですが、世界観の設定がしっかり錬られており、ただのドタバタではなくファンタジー的な要素も意味のある存在として示される後半は面白く読めました。裏切り者については、誰がどうやって何の為に?と言った疑問が面白さに繋がり魅力的でした。
ミステリとして見ると心もとないですが、この手の作品での活用としてはとても効果的でした。

難を言うと設定と展開を眺めている気持ちでした。誰かに感情移入やドキドキ感という刺激は無かったです。
キャラクターで印象に残ったのがツバキずきんぐらいで、他は能力の設定のみでキャラを感じさせなかったのが残念。多少チューリップのお姉さん感はありますが、あまりキャラクターの印象は残りませんでした。もう少し人を感じさせられると、護ってあげたくなり、獣から逃げなきゃという使命感が増すかと思いました。
物語の設定がとても面白い故、そんな事を思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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