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アヒルと鴨のコインロッカー



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アヒルと鴨のコインロッカーの評価: 6.85/10点 レビュー 26件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.85pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全12件 1~12 1/1ページ
No.12:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

??からハラハラドキドキ、最後は納得

本屋大賞を始め各種のミステリーランキングに入り、映画化もされた話題の作品。読み始めは「これがミステリー?」と疑問符だらけだが、最後にはきちんと伏線が回収されて納得できるユニークなミステリーである。
大学入学でアパートに引っ越してきた椎名は、最初に出会った隣人・河崎に「一緒に本屋を襲わないか」と誘われる。その目的は、1冊の広辞苑を奪い、隣室の外国人にプレゼントするためだという。優柔不断の塊りのような椎名は結局、河崎とともに書店を襲い、一冊の「広辞林」を奪うことになる。その2年前、同じ街のペットショップに勤める琴美は、同棲中のブータン人・ドルジと一緒に行方不明の黒柴犬を探しているうちに動物虐待犯たちのグループと遭遇し、トラブルに巻き込まれた・・・。
二つの物語が、どうつながっていくのか? その構成の奇抜さは、まさに伊坂幸太郎ワールド。訳の分からないエピソードたちが、1つのミステリーにきちんと収束していくところが恐ろしい。推理を重ねて謎を解くというのではなく、作者の手によって常識的な思考を振り回されるところに快感がある。ある種の不条理な世界である。
本格ミステリーではなく、アップテンポな風俗小説を読みたいという方にオススメする。

iisan
927253Y1
No.11:
(8pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

中盤のハラハラと終わった後のせつなさが心に残る作品だった。

conejo
ZYHEZN1P
No.10:
(8pt)

ブータンってとてもいいところなんでしょうね

伊坂幸太郎は正義感の強い人なのでしょう。一気に読み終えました。

わたろう
0BCEGGR4
No.9:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

私は思いっきり騙されました。でも、叙述トリックがこの小説の中心ではないように思います。それは1つの楽しみに過ぎず、ミステリーの仕掛けだけではなく、切なさや登場人物の心情を楽しめました。

謎を先出しにしてくれているので、結末を予想するとかではなく、どうしてそうなったか経緯を読ませる作品ではないでしょうか。現在と2年前を交互に読み進めていくに連れて、切なさに魅せられてしまいました。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03
No.8:
(8pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

タイトルがセンスある

mick
M6JVTZ3L
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

物語の半分ぐらいまで、なじめず途中でやめようかと
思った。やめないでよかった。
トリックがわかったからとか
おちがわかったとか
で 評価している人がいますが
そういうミステリーの話ではない気がします。

jethro tull
1MWR4UH4
No.6:
(8pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

!

▼以下、ネタバレ感想

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hiloaki
QC6TR8ZY
No.5:
(7pt)

優しさと切なさのコインロッカー


▼以下、ネタバレ感想

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アントンリブ
J9QWGWDO
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

見事にひっかけられた。気づきそうなところはあったのに(負け惜しみ)。過去と現在の交叉が徐々に小刻みになってくる演出も良かったです。真相は哀しい物でしたが、ラストは清々しく感じました。

水生
89I2I7TQ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

初伊坂作品。本屋の襲撃を持ちかけられた大学生の現在とペット連続殺傷事件を追う2年前の琴美の物語が、最後につながるミステリ仕立ての青春ストーリー。メイントリックはなんとなくこうじゃないかと予想していて、大体合っていたんですが、全体的にミステリというよりは、トリックがなければ一般文芸に近いのかなと感じました。

ジャム
RXFFIEA1
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アヒルと鴨のコインロッカーの感想

伊坂氏の作品としては、ミステリ色が強い上に、珍しくしっかり真相解明までします。
謎解きの部分にも面白い仕掛けがありますが、作品の主眼はその謎解きではないと思います。
この作品のキーパーソンは日本人とは異なる死生観を持つ一人の外国人です。
テーマは「死」ではないでしょうか。 少々重目のテーマです。
そのせいでしょうか、いつものような機知に富んだ会話やセリフが少なく、伊坂氏の作品の中では少々異質という印象を受けます。


▼以下、ネタバレ感想

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梁山泊
MTNH2G0O
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

魅力的な言葉が多い

驚いたと言う声を良く聞いていたのでどんな仕掛けの本かと思いましたが、
これはそこだけピックアップする1発ネタの本ではない印象でした。

個人的には多種多様な考え方や感情表現を感じる作品でした。

当たり前ですが、同じ人間でも様々な考え方や感情があります。
男と女、感情表現の高い人・低い人。正義と悪。日本人と外人。異性が好き、興味ない。など
多くの対比の要素を組み合わせた人々が登場します。
そんな人達の会話や考え方が面白く、読んでいて、あぁそんな考え方があるんだ。と感じました。

印象的なのがブータン人のドルジで、ブータン人は生まれ変わりを信じている。
なので輪廻転生の長い時の中で知り合えた人の幸せを願うし、
死を恐れないから活動も積極的になれる。こんな感覚はいいなぁ。と思います。

軽妙でいて深く心にひっかかる言葉を読んで楽しみましたが、
些細な事が現在と過去の何が起きたか先が気になる謎に絡んでくる作りも巧いです。

引っ越ししてきたばかりで状況が分からない椎名と共に、
読者の私は物語に翻弄された感じでした。

ペット殺しの嫌な感じや登場人物達の物語の結末に心沈むものがあったので
少し好みとは逸れて点数低いですが、作品は凄いと思ってます。

egut
T4OQ1KM0

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