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(短編集)

終末のフール



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【この小説が収録されている参考書籍】
終末のフール
終末のフール (集英社文庫)

終末のフールの評価: 7.25/10点 レビュー 12件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.25pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全5件 1~5 1/1ページ
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

殺伐とした世界観と、ほのぼのとした話のギャップに違和感

小惑星が地球に衝突し、あと三年で人類が滅亡する設定の世界観で、同じ団地に住む住人たちの生き方に焦点を当てた作品です。
八年後に人類が滅亡すると知らされ、人々はパニックに陥ります。ルールは破られ、生きていくために殺すことが日常となった世界ですが、滅亡まで三年とカウントダウンしていくと、人々は小康状態になります。滅亡までの余生の過ごしたが各々異なっていて、おもしろかったです。同じ地域の住民がそれぞれの話で主人公となった短編集の形式なので、それそれの話に少し繋がりもありました。
全体に重くはなく、喜劇のような話が多いです。なので、気軽に読むことはできますが、その軽さが世界観と一致せず、違和感が拭えません。ほのぼのした話に、突如、『〇〇さんは見知らぬ人に襲われて死んだ』と、あっさり書かれていて、殺伐とした設定とギャップがあり残念でした。
加えて、この作品のメッセージ性も漠然としていて、求めていた作品と違いました。

bamboo
NU17PFML
No.4:
(6pt)

まあまあでした

循環してました。

わたろう
0BCEGGR4
No.3:
(5pt)

終末のフールの感想

たんたんと非日常の世界を描いているが、リアリティーが感じられる作品。
短編集でありながら、それぞれのつながりがもっとあれば良かったのに

▼以下、ネタバレ感想

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mick
M6JVTZ3L
No.2:
(6pt)

終末のフールの感想

あと8年で隕石が地球にぶつかって世界が滅亡する。その時人はどのような行動をするのかという主題での短篇集です。
ややベースの設定に無理があるような気がして読んでいましたが、それらを除けば一つ一つのお話は色々と考えさせられるところがありました。
ラストはややあっけなかった気がします。

フレディ
3M4Y9ZHL
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

終末のフールの感想

8年後に小惑星が衝突し地球は滅亡すると分かってから5年後の物語。
脆い人間達が淘汰されほぼ強い人間だけが残った世界。
パニックや混乱は余り描かれず、そんな情況下における達観した人間達が描かれます。
地球が滅亡するというスケールが大きいストーリー設定だが、仙台郊外の某マンション周辺が舞台として限られているという対比が面白く、何とも伊坂さんらしい作品。

「今日を生きることの意味を知る物語」
なる程なと思う。
この「終末」という世界観だからこそ「普通」が輝いて見えるんですね。

梁山泊
MTNH2G0O

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