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何者



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【この小説が収録されている参考書籍】
何者
何者 (新潮文庫)

何者の評価: 5.80/10点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(3pt)

何者の感想

んー、なんでしょう。
つまらないわけではないですが、物語に引き込ませる何かが足りてないような気がします。
登場人物一人一人クセがあってうまく仕上げられてはいるものの、最後の幕引きも、おそらくあれ以上は風呂敷を広げられなかったのだろうという印象です。
直木賞受賞ということでかなり期待していたのが裏目に出ました。

マビノギオン
ETOPY8N1
No.1:
(2pt)

何者の感想

著者初読み。
最近の重版帯コピーより『ラスト30ページ、物語があなたに襲い掛かる―― 。直木賞受賞作』。
なんといいますか、終盤の締め方と読後の感想が『そりゃそうだよ』でした。

登場する人物や行動にまったく共感ができなかったのが好みの理由の1つでした。
就職活動の志以前に、なんで大学に通っているの?という印象でした。目的も弱くなんとなく過ごしていて就職活動になり、うまくいかない。自分の葛藤や本音をSNSへ発散している様。それを見る第三者が意識高い系とみるか、陽キャ・陰キャとみるか、心の拗ねた気持ちを読まされる読書でした。

本書の同じ境遇の人たちが繋がりを大事にして比較や格差を曖昧にして皆一緒だね。一緒に頑張ろうね。みたいなのは村社会というか日本っぽいと言われる姿なのかなとも感じました。氷河期の人間ですが、ハングリーに自己を形成して勝ち取るような行動力が身近だったので一緒にがんばろうみたいな精神が共感できませんでした。一方、SNSが流行っている現代だからこそ繋がってしまう息苦しさや匿名を渇望しているという視点で本書を見ると面白いかもです。どちらにせよ心苦しい気持ちというか共感できないモヤモヤが募り好みに合わずです。その為この点数で。

私の持つ感想は終盤に登場する面接官に近いのだろうな。と思うのと、そういう人向けのキャラ配置をしてくる作者の毒っ気が面白いなと思いました。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0

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