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何者



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【この小説が収録されている参考書籍】
何者
何者 (新潮文庫)

何者の評価: 5.80/10点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.80pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(10pt)

批判されているかのような恥ずかしさ

この作品を読んでどれほど共感したことか、現実をここまで緻密に捉えているのは凄すぎます。主人公の拓人の心理描写が精密機械のごとく、実際の大学生活や就職活動、そして周囲の人々を捉えています。わかるわ〜と只々共感するばかりでした。それを文章にしてしまえるのが本当に凄いとそう思わずにはいられません。まるで朝井リョウ氏が大学生活や就職活動はたまたは人間社会の生みの親であるかのような笑。

反対の言い方をすると、フィクションとしての面白さは皆無とも言えます。事実は小説よりも奇なり、と言いますがこの作品は現実よりも現実な気がします。心躍る物語の世界へ飛び込める訳ではないのに、ハマってしまいます。

この小説はかなり毒があるというか棘があるというか、誰が読んでも心にチクリと刺さると思います、本当にカッコいい人以外は。

陰気な私は地球を回さない
L1K3MG03

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