■スポンサードリンク


ダンガンロンパ霧切 2



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)

ダンガンロンパ霧切 2の評価: 7.40/10点 レビュー 5件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.40pt

■スポンサードリンク


サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全3件 1~3 1/1ページ
No.3:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

本格×デスゲーム

スピンオフシリーズの第2弾。
前作に引き続きゲーム『ダンガンロンパシリーズ』の原典の予備知識は全く必要としませんが、前作は読んでいないと基本設定がよくわからない、前作のネタバレありなので、そっちを先に読んでください。

前作に引き続きライトな作風で読みやすいですが、事件のスケールは大幅にアップしていますね。

そして今作は前作に比べてデスゲーム要素が強くなり、雪のホテルに閉じ込められた招待客たちで、毎晩オークションを行い「探偵権≒犯人に殺されない権利」を落札するという特殊な状況設定がおもしろいです。
しかし、デスゲーム以前に紛れもない「本格」であり、密室トリックなど同作者の『アリス・ミラー城』を思い起こさせるのと同時に、デスゲームと本格ミステリの要素が見事に噛み合っている構成は米澤氏の『インシテミル』などに近いものがあると思いました。

いずれにせよクローズド・サークル好きにはたまらない作りとなっています。


▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

マリオネットK
UIU36MHZ
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ダンガンロンパ霧切 2の感想

これは好きな部類。90年代の新本格系のミステリを感じました。細かい矛盾は気にせず、閉ざされた空間で、探偵がいて、密室トリック、消失トリックなどの犯罪が行なわれて誰が犯人?という作品が好きなら当たります。この手のコテコテ作品が今の世は減ったので嬉しいです。

ゲームダンガンロンパのスピンオフ作品ですが、ダンガンロンパ自体は知らないでも問題ないです。
ただ前作を読んでないと、登場人物や犯罪者・探偵図書館などの設定が分かり辛い為、前作は読んだ方がよいです。

予め読者へ通知される本事件の主の題材は、『密室トリック』『消失トリック』『現金10億円』。
閉ざされたホテルに集められた10名にそれぞれ1億円づつ配布。
夕方にオークションが開催され、一番現金を積んだ者がその日の探偵権を獲得。
夜は各自部屋に待機しなければならず、犯人と探偵権を持つものが自由に行動できる。
犯人は夜に犯行を遂行する。探偵権を持つ者は殺されない。

デスゲーム作品のペナルティなどルールがある特殊設定、探偵権を得るためのオークションの心理戦、従来のミステリの密室・消失トリックなどなど、かなり面白い要素が豊富でした。
そして、それらがバラバラなエンタメ要素ではなく、上手く関連して事件を構成しているのが見事です。個々は見慣れていても使い方の複合技がとても巧妙です。

ゲームをしているのでより一層ですが、霧切の家庭や意外な一面を見せる素顔も魅力的でした。
ミステリ以外にも霧切&五月雨のペア探偵物語としても面白いですし、犯罪被害者救済委員会や探偵図書館の今後の展開も気になります。

続編が楽しみな作品です。

▼以下、ネタバレ感想

※ネタバレの感想はログイン後閲覧できます。[]ログインはこちら

egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ダンガンロンパ霧切 2の感想

絞殺痕から導き出されるハウダニット、さらにそこから導き出されるフーダニットはゲームのノベライズとは思えないほとのクオリティ。原作を知らない人でも北山作品として楽しめそう

ほっと
2XKXV6EI

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!