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水族館の殺人



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【この小説が収録されている参考書籍】
水族館の殺人
水族館の殺人 (創元推理文庫)

水族館の殺人の評価: 6.71/10点 レビュー 7件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.71pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

容疑者が多いが…

容疑者が多いのですが、分かりにくいということは無いです。本作も一作目に続き、時間と場所が密室を作り出すという内容ですね。
主人公の裏染天馬が一つ一つ謎を解いていくサマはスッキリします。

陰獣
Z0SROFAS
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

水族館の殺人の感想

館シリーズ?の第2段。
前作同様、1つの物的証拠に徹底的に拘っての論理的消去法推理。
あくまでもロジックという姿勢は好感が持てるし、リーダビリティの高さも相まって好きだという人は多いだろう。

今作は、表紙の絵にもあるようにモップとバケツ。
事件発生現場が水族館という特殊な場所であるため、犯人の取った行動にも必然性という意味で納得できるものになっています。
別の可能性に対する推理抜けといった点でも前作のような粗さもなく、かなり進化しているように感じました。

難点を上げるとしたら容疑者の数が多いことか。
最後にあの動機を持ってくるのなら、もう少し容疑者の数を減らして、キャラの掘り下げをしたら良かったのではないかとも思います。
それとシリーズ化を意識しているのだろうが、事件と無関係な枝葉の話が多過ぎたようにも思われます。
柚乃の卓球の試合そして天馬と強豪校主将との関係や天馬の家族の登場、そして父親との確執。
そして、新聞部のイケメン副部長らの新キャラに、前作の関係者まで登場してくる。
容疑者が多い割に冗長な部分が多く、肝心な部分の描き込みが浅い。
そのため、動機と殺害方法が異様なまでにアンバランスに感じてしまいました。
でもまぁ続編が出たら是非読みたい。
という意味でもシリーズ化には成功しているのかなって思います。

梁山泊
MTNH2G0O
No.2:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

水族館の殺人の感想

2作目も満足。シリーズが楽しみになりました。

前作ファンの期待に答えるロジカルな推理が健在。前作は1本の傘。今作はモップとバケツの手がかりから真相を導き出していく思考錯誤は楽しいです。
警察が高校生に事件捜査を頼ったり、アニメオタクな探偵など、読者を選ぶ要素がありますが、私は金田一少年の事件簿系統の学園かつ本格物はとても好物なのでハマります。

11人の容疑者から犯人を特定していく流れについても、前作同様に推理の過程が丁寧。
○○だから、数人一気に除外という荒削りな消去法はなく、1人1人丁寧に論理的に除外されていきます。
犯人が絞り込まれていく過程は読んでいて大興奮でした。

ただ正直な所、事件やトリックなど特出して印象に残るものではありませんでした。また、分単位で事件を検証する所に、そんなに正確な時間をみんな意識して行動しないよなぁ、と感じたり、本当にこれが唯一の解なのか?と思えたりとするのですが、
そんな細かい事は気にせず、なんか推理している様子が単純に楽しいと思える作品なのが好みです。

2作目だから水車館をもじった水族館についても、言葉だけではなく、ちゃんと水族館ならではの事件・動機であり、とても考えられていて面白かったです。
また、製本の見返しや、しおりひもも水族館ぽく青に染めてあり、色々とこだわりを感じました。

次回作も楽しみです。

▼以下、ネタバレ感想

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egut
T4OQ1KM0
No.1:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

水族館の殺人の感想

裏染天馬シリーズ(あるいは青崎館)2作目。随所に放り込まれるサブカルチャーネタが笑える(分からないのもあるが)。今回はアリバイ崩しもの。これがパズラーと言う物だろうか。犯人を特定する最後の条件となった○○(文字数とは関係無し)には気付けなかったが読み返してみるとさりげなく提示されている。条件を1つ1つ積み上げて犯人を絞っていく過程は読んでいてわくわくさせられた。裏染自身の謎についても今回は少し触れられたのでシリーズを通して徐々に明かされていくと予想。

水生
89I2I7TQ

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