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鍵のかかる棺



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鍵のかかる棺の評価: 7.50/10点 レビュー 2件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.50pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(7pt)

やや時代を感じるが、傑作

森村誠一が1973年から74年にかけて週刊誌に連載した、著者得意のホテルものに分類される社会派ミステリーである。
超高層ホテルの若きホテルマン・山名は、密かに憧れていた女性客が殺されたことから、同期の佐々木と二人で事件の真相を探ろうとする。その謎を解く鍵になったのは、ホテル内で殺害された新聞記者が山名に極秘で託したネガフィルムだった。
女性殺害事件の謎解きを主軸に、ホテル内でのトップの権力争いが絡み、さまざまな登場人物が錯綜する複雑なミステリーであるが、同時に、当時としては珍しかった超高層ホテルの内幕を暴露した娯楽小説でもある。従って、現在の読者にはやや古臭く感じられるのは仕方ないが、支配する者と支配される者の関係、サービスを提供する側とされる側にある差別などに対する筆者の厳しい視線は、いささかも古びてはいない。
落ち着いたストーリー展開の社会派ミステリーファンにはオススメだ。

iisan
927253Y1
No.1:
(8pt)

鍵のかかる棺の感想

古さを全く感じさせない面白い小説。巨大ホテルを主に様々な事件が絡み合い、じわじわと迫り来る敵を欺きながらの駆け引き・・・などなど飽きさせない構成で読み手を引き寄せる手腕が見事。書かれている通りホテルの裏の顔がリアルかどうか分からないが、面白い反面怖い。

HUNTER×2
A4G4U3I8

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