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リカーシブル
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.71pt |
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過去のこと、未来のことを、何故か弟が知っている。 | ||||
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いろいろなピースがひとつになると何が起きていたかハッキリと解る。それまでが謎めいていて非日常の世界になる。ハルカにとって弟のサトルの予言めいた話は町の民話にあるタマナヒメの物語と重なり次第に新しい町の隠された部分に興味を抱く。導入部分から読者を引っ張る作者の巧さでつい読み耽ってしまう。いろいろな謎が答えを出すまでのハルカとサトルの生活を描いたところもすんなりと胸の内に入り二人の行動を親しみを持った眼でみてしまう。おどろおどろしたミステリではないもののこんな物語も米澤穂信らしく好感の持てる内容で楽しく読み終えることが出来た。コージーミステリーであるが面白い物語になっている。母親の最後の方の現実的な態度も甘くない世の中を示すスパイスの役割なんでしょう。 | ||||
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この町はどこかおかしい。血の繋がらない姉弟が「ママ」に連れられてその町に来たとき、弟はなぜか予知能力に開花し、不穏な出来事を次々当てていく。そして、その裏には町に昔から伝わるタマナヒメ伝説があるらしく・・・。ミステリ的には収束しきれない謎も残ったし(わざとでしょうが)、あの大がかりなネタ自体は良かったんですがやや肩透かしだったかな?でも、物語的には中1の主人公ハルカが何もかもに裏切られながらも最初は疎ましがっていた泣き虫の血の繋がらない弟サトルとある意味本物の姉弟以上の絆を深めていく様が心地よかった! | ||||
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