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13階段



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【この小説が収録されている参考書籍】
13階段
13階段 (講談社文庫)
13階段 (文春文庫)

13階段の評価: 8.75/10点 レビュー 44件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.75pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全10件 1~10 1/1ページ
No.10:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

13階段の感想


▼以下、ネタバレ感想

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マー君
S2HJR096
No.9:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

人はなぜ死刑求めるのか?

著者のデビュー長編で、2001年の江戸川乱歩賞受賞作。死刑制度という重いテーマを一級のエンターテイメントに仕上げた傑作ミステリーである。
死刑執行のトラウマを抱える刑務官・南郷は、冤罪の可能性がある死刑囚・樹原を救うための調査を高額の報酬で依頼されたのを機に早期退職し、傷害致死罪で服役後に出所したばかりの青年・三上を助手にして調査を開始した。再調査の手がかりになるのは、犯行時の記憶を失っていた樹原が思い出した「階段を上った」という根拠が無い記憶だけ。二人は、当時の関係者から話を聞き、犯行現場周辺を掘り返して調べるのだが、冤罪の証拠を見つけることはできなかった。一方、樹原の死刑執行命令書は役所の手続きの階段を踏み、執行の時間は刻々と迫っていた。南郷と三上の調査は、死刑執行に間に合うのだろうか・・・。
誰が、何故、どうやってという謎解きに、タイムリミットのサスペンスが加わって非常に読み応えがある。当然のこととして人の命を奪う業務を背負わされた刑務官、傷害致死の前科を持つ青年という異色の探偵役を設定したことで、罪と罰、法の正義と私怨、応報と更生という重いテーマがストーリーに無理無く取り入れられ、物語に厚みを増している。「誰が死刑囚を救う調査を依頼したのか」という、構成の肝になる部分がやや強引すぎる気がするが、作品全体から見れば大した問題ではない。
ジャンルを選ばず、幅広いミステリーファンにオススメできる。

iisan
927253Y1
No.8:7人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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13階段の感想

とても高評価な本だと知り、またいろんな方から「面白いよ!」と教えてもらい、積読本を漁ることに。

「お迎えだ。」という死神の言葉と、それに対する死の恐怖を目の前にした人間の描写から始まる。
簡単に言うと、実は冤罪ではないのか?と疑われた死刑確定囚の人間を前科のある・三上と刑務官・南郷、この2人の男を中心に周りの人間と真実を暴いていく話。

自分にとっては(たまたま)タイムリーな話題であった"死刑制度"という社会的問題が扱われており、とても重たいテーマとなっている。
死刑制度について詳しく知らなくても、私たちはこれを読み深く死刑制度や法務省と世間の違い、刑務所での生活など考えさせられたのではないだろうか。

登場人物一人ひとりが個性を持っており、これは誰だと把握しやすい。
またとても読みやすく面白かった。
高評価を得ている点はおそらく、作者の参考文献の量などによるリアルさと文の読みやすさ、そして、続きが読みたい(真実が知りたい)と思わせる力ではないだろうか。

ただ、個人的には期待しすぎたかな、という点も。
しかし、本当に面白くはあった。高評価を得ている理由は納得できる。

一度はやはり死刑制度や法律について考える機会があっても良いかもしれない。
手にとってみることをおすすめする。


▼以下、ネタバレ感想

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りゅかさん
DSQDHULA
No.7:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

タイトルがいいです

構成がしっかりしていて読みやすいですが、結末があまりにも偶然すぎてしらけてしまいました。

わたろう
0BCEGGR4
No.6:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

最後に意外な結末が!!!

刑務官と、仮釈放で出所したばかりの青年との異色のコンビが、明日にでも執行されるのではないかと怯える死刑囚の冤罪を晴らすべく奮闘する。
最後のあたりは、めまぐるしい展開の連続なので、読む側は頭脳をフル回転させないと追いついていけない。スピード感があり、一気に読ませる作品である。
作品中、死刑執行の場面が非常に具体的で生々しく、吉村昭の短編「休暇」(筑摩書房「蛍」収録)を想い起させた。

machikanezushi
IICYGJ9C
No.5:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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13階段の感想

作者の取材力・描写力に脱帽です。

Ralph
YYNH4PU8
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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13階段の感想

死刑制度について勉強になりました。最後になるにしたがい引き込まれてしまいました。

axel
RNCIKKBG
No.3:1人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

13階段の感想

犯罪被害者、加害者、どこに真実があって、何が真実なのか。
死刑制度を軸に、登場人物の様々な思惑が交差した内容で、最後まで読み応えがありました。

chiiiisim
22ZP2D8P
No.2:6人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

秀逸!ミステリとしては最高でした

ほかのレビューでもありますが、実に完成度が高いです!相当作者が温めてきた作品だと感じます。
死刑制度についてはこの本を読めば詳しくなれるほどです(笑)
ミステリ色が強く、また精巧なストーリーは真保裕一に似た印象を持ちました。エンターテイメントよりの作品が好きな方には読みにくいかも。
実際、一気読みはできなかった作品です。ストーリーになかなか溶け込むことができなかった。ただ、最初の入りとクライマックスはドキドキしました。


nissi
RFWQ06JW
No.1:3人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

13階段の感想

乱歩賞受賞の処女作とは思えない素晴らしい完成度だと思います。
死刑制度についての理解も深まり読み応え十分で面白かった。

▼以下、ネタバレ感想

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jom
GUZPXBJJ

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