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回廊封鎖



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【この小説が収録されている参考書籍】
回廊封鎖
回廊封鎖 (集英社文庫)

回廊封鎖の評価: 6.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点6.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(6pt)

売り文句に?

消費者金融で人生を狂わされた人々がグループを結成して、あくどい事業で大金を得てぬくぬくと暮らしている関係者に復讐を実行するという、まあ、何度か読んだことがあるようなストーリーだが、警察小説の名手・佐々木譲ならどう読ませるのか? かなり期待して読んだが、かなり期待外れ。「魂が震える、犯罪小説の最高峰」というのは、いくらセールストークとはいえ、納得しかねるオーバーな表現だと思った。
構成が破たんしているわけではないし、ストーリーが支離滅裂だったり都合がよすぎたりしているわけではないので、これが並の作家の作品なら「まあ、それなり」と思っただろうが、佐々木譲にしては全体の印象として薄い、底が浅い感じが否めなかった。犯人側も、被害者側も、捜査陣も作りこみが足りない、魅力的でないと評価せざるを得ない。特に、犯人グループのメンバーをもっと丁寧に描いていけば読み応えがあっただろうと思うだけに、う~ん、もったいない。

iisan
927253Y1

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