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奇面館の殺人



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奇面館の殺人の評価: 7.48/10点 レビュー 23件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点7.48pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全4件 1~4 1/1ページ
No.4:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奇面館の殺人 感想

いつもながら綾辻先生の作品楽しませて貰いました。
ただ・・最後のエピローグは必要なかったのでは?

anotokinoinoki
4B79947F
No.3:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

奇面館の殺人の感想

ある日、ミステリ作家の鹿谷門美は怪奇幻想系の新人作家・日向京助から呼び出された。
日向のもとに奇面舘主人・影山逸史から招待状が届いたのだ。
参加の謝礼金は200万円。
駆け出しの新人作家にとっては魅力的だが、日向は突発性難聴で体調不良だった。
そこで、日向は自身と似ている鹿谷に、“日向京助”として参加してほしいと打診した。
鹿谷は当初断るつもりだったが、何と奇面舘はかの“中村青司”の舘だった。
鹿谷は“日向京助”として集いに参加した。
当日は季節外れの大雪で舘は孤立した。
集いは主人も客人も鍵つきの仮面をつけるという奇妙なものだった。
鹿谷は舘や仮面に興味を惹かれながらも、“日向京助”として無事集いを終えた。
しかし、その夜人知れず血みどろの惨劇が起きた。
翌日発見された死体は頭部と両手の指が切断されていた。
主人・客人ともに仮面があるため、本人かわからない。
被害者・犯人は誰なのか。
今回の舘はどんな仕掛けがあるのか。
鹿谷は真相を探るー・・・

綾辻氏自身があとがき等で語るように、原点回帰的作品です。
舞台は舘シリーズお馴染み“中村青司”の舘“奇面舘”。
同じく舘シリーズお馴染みいわく付きの代物や奇妙で儀式的な集い。
そしてミステリお馴染みの雪の山荘。
舘シリーズらしい妖しく魅力的な要素が盛り沢山です。
こてこてっぷりにワクワクします。
これらの要素は伏線であり、ミスリードでもあり、作中上手く活かされています。
綾辻氏らしくお得意の叙述トリックも舘の仕掛けもあります。
ただ、初期作に比べたら“驚き”は少ないかもしれません。
そのため、“驚き”重視の人には物足りないかもしれません。
しかし、その代わりといっては何ですが、伏線はしっかり提示されていて、割合フェアだと思います。
ミステリらしいミステリであり、舘シリーズらしい舘シリーズです。
そのため、個人的にはとてと面白かったです。
一応次回作が最後の舘シリーズとのことなので、名残惜しみつつ、楽しみにしています。

▼以下、ネタバレ感想

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あんみつ
QVSFG7MB
No.2:4人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

奇面館の殺人の感想

「館」シリーズ第9作目にあたる本作品だが、この「奇面館の殺人」もどこをどうとっても「推理小説」である。ひとつの事実が真実に至る道しるべであると同時に、ミスリードの役目をも併せ持つ非常に手の込んだ内容で、「吹雪の山荘」で起きた殺人事件の犯人を指摘する鹿谷門実の推理には圧倒される。いろいろなファクターがすべて合理的に示される彼の推理。ひとつひとつの事柄が全部意味のある仕掛けであり、真実の絵を完成させるピースであるわけで全く持って感心する以外に無い。ただ一点、読後の印象は少し軽いと云う事。それはオドロオドロした連続殺人ではない所為なのだろうか。ともあれ質を落とすことなく「館」シリーズをここまで書き続けられる綾辻行人氏に拍手を送りたい。読了2013年2月17日。

ニコラス刑事
25MT9OHA
No.1:2人の方が「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]  ネタバレを表示する

奇面館の殺人の感想

昔からの館シリーズのファンも納得できうる持ち味を発揮出来ていたのがさすがである。
古さを感じるとの声もあるが、10数年たった現在でも新本格の味を楽しめた事に嬉しく思う。

Ariroba78
5M53WTS6

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