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暗闇神事 猿神の舞い



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暗闇神事 猿神の舞いの評価: 5.00/10点 レビュー 1件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt

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サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(5pt)

おどろおどろしさは薄れヒロインは暴走する

歌舞伎を生業とする一族とその周辺で起こる殺人事件の話。朱雀はほとんど動かず出番も少なく柏木と馬場の話から事件を解決する。このシリーズ特有のおどろおどろしさや禍々しさが前6作よりも薄い。そのせいか読んでいてドキドキ感があまりなかった。

ストーリーよりもこの作品で特筆すべきはヒロイン律子の言動の酷さであろう。例を挙げるなら、
・柏木に女友達との繁華街デートについてきてもらうために電話をする時の態度や言葉が人にものを頼むそれではない。
・4作目、5作目で命知らずな行動をとり朱雀に怒られ続けてきたのにまたもやいかがわしいことに首を突っ込んだり突っ込もうとしたりする。(そのせいで柏木にやや引かれたり女友達にキレられたりしている)
・嫁ぎ先の不気味さに怖気付く女友達に結婚が嫌ならやめることもできる、と無責任なことを言う、(女友達=綾乃は普通の家の娘ではなく歌舞伎の家系の娘であり結婚相手が親戚なのでそんなことをしたらとんでもないことになるのだが…)
また朱雀の美貌の表現は感をおうごとにすごくなっていくのに律子の容貌に対する表現はどんどん普通っぽくなっていき、6作目7作目ではかつて多くの男性を魅了したはずの美人だということがわかる描写がなくなっている。多分著者はあんまり律子に思い入れがないんだと思う。

というか7作品目まで来て主人公と敵キャラが一度しか顔を合わせていない上に敵キャラがほとんど姿を見せないってどうなんだ。20冊以上の長編になるんだろうか。

ヘッポコ屋敷嬢
XG82ACXM

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