築21年の三階建て一軒家を購入し、一階部分を店舗用に改築。

ほどいてつないで私はもう一度踏み出せる。

本屋大賞ノミネート作、待望の文庫化！ 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。

町田そのこ 2021年本屋大賞受賞後第1作目は、すれ違う母と娘の物語。 小学1年の時の夏休み、母と二人で旅をした。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。

「あんたは、俺から花をもらってくれるのか」 虫も殺せぬ優男、結婚詐欺師……？ 77歳で孤独死した老人の、誰も知らない波瀾に満ちた意外な人生とは？ 『52ヘルツのクジラたち』町田そのこの新作は、一人の男と美しい花を巡る物語。

大学を中退し、夜の街で客引きのバイトをしている優斗。

5階建ての新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。

『くもをさがす』の西加奈子が贈る、8つのラブレター。 この本を読んだあと、あなたは、きっと、自分の体を愛おしいと思う。

蝶が恋しい。蝶のことだけを考えながら生きていきたい。

東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。

あなたと生きる、その痛みごと。

小学生のとき、担任の先生と町の外からやって来た男が駆け落ちしたのを忘れられない主婦。

小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。

不倫する奴なんて馬鹿だと思っていた。ところが僕はその台詞を自分に対して発しなければならなくなる―。

藤子・F・不二雄を「先生」と呼び、その作品を愛する父が失踪して5年。

一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。

深瀬和久は平凡なサラリーマン。唯一の趣味は、美味しいコーヒーを淹れる事だ。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。

千葉県富津市の清掃会社に勤める町谷亜八(ハチ)は、過去に傷害事件を起こし執行猶予中の身だ。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

前代未聞「二児同時誘拐」の真相に至る「虚実」の迷宮！真実を追求する記者、現実を描写する画家。

雄町哲郎は京都の町中の地域病院で働く内科医である。

武器はチェロ。 潜入先は音楽教室。

――ほんの数回会った彼女が、人生の全部だった―― 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。

問題を起こし家裁に送られてきた少年を一定期間預かる制度ーー補導委託の引受を突然申し出た父・孝雄。

甘くてスパイシーで苦くてしょっぱい、人生の味わいを詰めこんだ17の物語。

「お探し物は、本ですか？仕事ですか？人生ですか？」。仕事や人生に行き詰まりを感じている５人が訪れた、町の小さな図書室。

「明日が怖いものではなく楽しみになったのは、あの日からだよ」 今でもふと思う。あの数年はなんだったのだろうかと。

武士が護るべきは、主君か、家族か。

十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。

静かな海辺の街で暮らす和佐泉は、日課の海岸散歩中に出会った男の風貌に思わず息を呑む。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

女にだけわかる、狂気。 過剰な嫉妬は、やがて強大な殺意へ…。

人生の節目に催される冠婚葬祭――冠は成年として認められる成人式を、婚は婚姻の誓約を結ぶ結婚式を、葬は死者の霊を弔う葬式を、祭は先祖の霊を祀る祭事を指します。

メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。

あなたの「耳が」推理する。「音」が導く真相に驚愕する。

ついに封印を解かれたのは、著者初の「ノワール小説集」。

うる波は、事故死した夫「鹿野くん」の幽霊と一緒に暮らしている。

認められたくて、必死だったあいつを、お前は笑えるの？　青山の占い師、80億円を動かすトレーダー、ロレックス・デイトナを巻く漫画家……。

母に教えてもらった「バーの味」、夫婦で行った憧れの上高地。

人間関係につまずき、ひとりぼっちを選んだイチコ。

祖母が守りたかったもの、それは? 瑞ノ瀬村に暮らす佳代、千代、三代の三姉妹は、美しい自然の中をかけまわり元気に暮らしていた。

ようこそ、心休まる「隠れ家」へ。

児童養護施設で育った元不良の翔太は先輩の誘いで「カタラ」という会員制バーの従業員になる。

ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。

いとや手芸用品店を営む木綿子は、35歳になった今も恋人がいたことがない。

川沿いの桜並木のそばに佇む喫茶店「マーブル・カフェ」。

大学の同級生だった麻矢、璃子、友梨香。三人はよく飲みに集まっては夫の愚痴を口にし、日頃の鬱憤を晴らしていた。

主人公・青山霜介が、ライバル・千瑛と湖山賞を競い合った展覧会から2年が経った。

林ちひろは、中学3年生。

誰もが容疑者。誰もが当事者。

クリスマス直前、居酒屋で〝サンタクロース消失事件〟について議論していた楓たちは、紳士然とした男性・我妻に声をかけられた。

死者が最期に遺す、赤い珠。それがもたらすのは、救いか、それとも苦しみか――。

カメラマンの新夏は啓久と交際5年。